UFCL主催 グラントロフィー2001

鼻からの多量の出血で稲田ピンチ

稲田 一転しての大逆転

小川は相手に投げられるが、うまく相手をコントロール

小川の激勝!

一方的な試合でTKOした土田

 

*写真提供・格闘技通信  なお、今大会の内容は格闘技通信5月10日発売号にも掲載されます。


7対7マッチは4対3で日本チームの勝利となりました。
まずはゴールデントロフィーのルールから、試合時間は5分1ラウンドで延長が3分。
スタイルは、素面にグローブ、独特の道着を着用。
効果的な打撃技に対しては1ポイント。ハイキックや後ろ回し蹴りなどの大技にたいしては3ポイント。ダウンをとったら5ポイント。なお、ダウンして5秒以内に立ち上がらなければKOとなります。
効果的な投げ技は3ポイント。一本クラスの投げ技には5ポイント。投げ技にも重点が置かれたルールとなっている。
試合内容は以下の通りです。(大道塾選手を中心に報告します)

小川選手 締め 一本勝ち
公開練習も偵察に来るほど小川を研究してきた様子で、打撃では対抗できないと試合内容も打撃ではなくタックルから入ってきた。小川もそれをいったん受け止めすかさず襟をとる。相手は組技の強い選手だったらしく、そこから強引に投げられてしまう。これで相手の投げポイントだ!しかし、落ち着いていた小川選手はその体勢から締めに入った。相手もフランスを代表している選手、そう簡単にタップはしない。が、抵抗もそこまでで、フランスの選手はそのまま落ちてしまった。開始から約30秒!素晴らしい日本選手の戦いにフランスの人々からは大「小川コール」が鳴りやまなかったほどだ!小川選手としては一つも打撃を出さなかったことに少し物足りない戦いでもあった。この有り余るパワーは仙台で発揮されることだろう

稲田選手 膝十字固め 一本勝ち
稲田選手は重量級エントリーだというのに、どうしてか80キロ代しかなく小川選手も心配だった様子。すぐに、その心配は的中する。相手の選手は稲田と比べてその差は歴然!かなりの巨漢選手だ!試合は序盤戦からフランスの巨漢選手がガンガン打ち込んでくる。稲田は顔を腫らせ、鼻血を出しながら何とか凌ぐ。後半になると相手も打ち疲れてきた。そこを見逃さず、稲田の膝蹴りが炸裂!相手は金的だとアピールするが、苦しいことが見え見えの様子。稲田が相手を崩したところにドンぴしゃで膝十字が決まりフランスの巨漢もあえなくタップ。序盤は小川選手ももうダメだと思う試合だっただけに、こんな大逆転の試合をするとは、やはり稲田。らしい面白い試合を十分に見せてくれた。

土田選手 TKO勝ち
7対7の前のオープニングマッチに登場した土田選手。彼は北斗旗でも強豪でならした選手である。この試合は序盤から一方的な試合となり、土田選手が何度もダウンを奪い、最後には相手が棄権するという形でTKO勝ちとなった。

【その他の試合】

桜井選手 判定勝ち
相手はかなり技の切れる選手。序盤は打撃で攻め込まれたが、相手は組技を嫌い常に場外際で戦い、逃げる展開となっていった。これが響いて桜井選手の判定勝ち。

和田選手 ヒールホールド 一本勝ち

須田選手 判定負け
初めはガンガン攻めていたが、途中で目に相手の指が入り、さらに相手の道着に足が絡まって膝を痛める。

後藤選手 判定負け
動きが悪かったようだ

楠選手 判定負け
相手はベルトをいくつも持っている国民的英雄の選手。ヒールホールドをねらえるチャンスもあったが他にいいところなく判定負け。


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