支部長審査会写真/長谷部信(成田支部) 連続組手気合!選考中

211日(祝)、総本部道場にて支部長・指導員の昇段審査会が行われました。

午後から全国運営会議が開催されることもあり各地から蒼々たるメンバーが顔をそろえ、東塾長が準備体操、基本稽古の号令をかけられる中、道場は普段の審査会にも増して力強い気合いの声がこだましました。

また、現役の北斗旗選手が連続組手の相手として参加し、目慣らしの組手の時点から道場内はヒートアップしていました。

審査受験者の年齢によって組手人数は減算されますが、審査基準は一般部同様(あるいはそれ以上)のレベルとなっており、今回7名の受験者のうち合格点に達したのは3人だけという厳しい結果となりました。なお、本日の最年長は49歳の松原師範代(総本部)でした。

各受験者達の決死の表情は画像をご覧ください。 審査会画像




【東塾長コメント】

空道・大道塾の有段者審査は、受ければ合格するものはと言うものではない(※)。受験する者はその覚悟で日頃の稽古を十分にして臨んで貰いたい。また、指導する側に立つと監督責任上、怪我や事故などの防止のために、どうしても見るだけと言うことが多くなるので、本気でぶつかりあう感覚を鈍らせない為にも、審査を受ける受けないに関わらず、こうした機会に相手側としても参加し欲しい。大道塾の支部長・責任者は常日頃から体を動かすという意味で、いつまでも“現役”であって欲しい。指導者が常に修行を怠らず精進し技を磨を続けていくことが、その下で稽古をする者たちの励みや目標となり、ひいては空道の発展につながっていくと思う。

※「多人数組み手で、勝ちを1点、引き分けを0・5点で採点し、対戦人数の半分の点数(5人なら2・5点、6人なら3点)を取って審議(日頃の稽古日数、支部・道場への貢献度などを加味)、それ以上で始めて合格。


■昇段審査ルール
次の3種類のルールを連続組手で実施。30歳以上は次のA,B,Cの3種類のルールを連続組手で実施。組手の対戦者数は段位に関係なく、受験者の年齢に応じ決められます。30歳未満が10人、30歳以上は4歳刻みで1人ずつ対戦者数が減少します。
※30歳未満の場合@が90秒で3人、Aが60秒で2人、Bが5人という内訳になります。(Cの寝技は@に含まれています)。

ルール種類 時間 サポーター
@空道ルール(投げ・締め・関節まで) 60秒
A格闘空手ルール(投げ、極めまで) 60秒 スーパーセーフ、空道フィストガード又は指定バンテージ、空道レッグサポーター、ファウルカップ
B基本ルール 60秒 空道レッグサポーター、ファウルカップ
C寝技 45秒×2     


■受験者   組手順、敬称略 ( )内は支部名

飛永耕治(帯広支部)
遠藤英(長岡支部)
アククセイ・コノネンコ(東北本部)
松原隆一郎(総本部)
沼畑健司(木町支部)
菊地政彦(紋別道場)
佐藤忠行(盛岡支部)        以上7名

■コノネンコ支部長の審査
一例までに、審査会の中でも抜群の迫力(破壊力?)にあふれた組手をされていたアレクセイ・コノネンコ支部長の「目慣らし」の映像と、北斗旗大会では見ることの叶わなかった「夢の対戦カード」をご紹介します。

めならし
画像をクリックすると新たな画面が開き音声付映像が自動的に再生されます。

■連続組手対戦相手一覧 (組手順、敬省略)
格闘空手ルール 若月里木 ・ 平塚洋二郎 ・ 清水和磨
基本ルール 森直樹 ・ 寺園太 ・ 若月里木
寝技 稲垣拓一 ・ 藤松泰通 ・ 寺園太


2006/2/14記事作成