トルコ・ブルガリア遠征記

検問官より怖そう

帯広支部　佐々木です。7月11日〜18日まで、東先生、奥さん、藤松先輩とともにブルガリア、トルコ遠征に参加させていただきました。

11日
飛行機で12時間かけて、トルコ　イスタンブールへ。12時間も飛行機に乗るのは初めてだったので、なにかと不安でしたが無事にイスタンブールに到着。1泊してブルガリアへ。　ホテルの屋上で夕食。屋上から見えるブルーモスクはとても綺麗でした。時間がたつにつれてブルーモスクの横からでかい月が昇ってきて、時間を忘れて眺めていました。

12日
ブルガリア　ソフィアへ移動。空港ではディンコ支部長をはじめとするみなさんがお出迎え。車で今回のセミナーの行われる街へ移動。移動後、幹部達と一緒に稽古、審査を行いました。技術練習では立ち技から投げ、関節、絞めまで一通りしました。技術的には大雑把でしたがパンチや蹴りは当たれば効くし、絞め技などもめちゃくちゃでしたがパワーで無理やりもっていっていました。外人のパワーの凄さをみました。

13日
塾生や他団体の人たち約５０人とセミナーをしました。翌日に地元のテレビに先生が出られるのでデモンストレーションを撮ることになりました。自分はデモンストレーションとかしたことがないので、ほとんど藤松先輩に任せっぱなしでした。ああしたらこうとかそういう感じではなく、自然なながれでということで最後は藤松先輩のきめで終わるという流れで一応無事に終了。自分はぎくしゃくしていましたが、藤松先輩に最後をきっちりきめてもらったので画にはなっていたと思います。セミナーのほうは基本稽古から移動稽古、約束組手や投げ、関節、絞めなどを一通りしました。大人たちに混じって、小学生くらいの子供も一所懸命稽古をしていました。子供たちには空道を通して体を鍛えるだけではなく、同時に心も鍛えてもらいたいです。セミナー終了後は塾生だけで昇段審査。言葉が通じない分、身ぶり手ぶりで色々教えました。細かい部分など伝えるのに難しいことなど、たくさんありましたがこれも修行のひとつ、いい勉強になりました。こんなときにドラえもんの道具「ほんやくこんにゃく（※食べると外国語でも何でも自分のわかる言葉になる。）」があれば・・・。

塾生の動きをチェックする佐々木指導員

14日
午前中に先生が地元テレビに出演。話の間に昨日のデモンストレーションが流れていました。このテレビの反響はどうだったのでしょうか？先生が大使館へ訪問される前に日本食屋に行きました。久々の米は最高でした。いっしょにいったニキはうどんを3本ぐらい食べてやめていました。一応、「おいしい！」とは言っていました。先生が大使館に訪問されている間、近くのカフェでまったり。ニキに連れられ近所をうろちょろしたのち、ディンコ支部長の街へ移動。ついたころには夜でディンコ支部長の経営するレストランで夕食。少し街からはずれたとこにあるレストランで星がとてもきれいで驚きでした。ついでにディンコ支部長の奥さんが若くて驚きでした。夕食会には色々な人たちがいて楽しい夕食になりました。

	左がニキ
	左から２人目ディンコ支部長隣は自慢の若い奥さん！

15日
トルコに移動する前に、昨日の夕食会にきていた、おじいさんのワイン醸造所へ。ブルガリアのワインコンテストの金、銀、銅の独占したワインをいただきましたが、酒が飲めない自分には何がいいのかさっぱりわからず大変でした。先生たちは「おいしい！」と言っていたのでおいしいワインだったのだと思います。トルコへ車で移動。国境ではいろいろな検問でなんだかんだとスゴイ時間がかかりました。国境をこえてイスタンブールへ向かう途中、突然、大雨が降ってきました。車のワイパーを動かすと助手席側のワイパーが故障。雨はひどくなるいっぽうなのに大変だと思っていたら、今度はフロントガラスが曇ってだんだん見えなくなってきました。エアコンで見えるようにするのかと思っていたら、この車にはエアコンがない。ほとんど見えてないのに80〜100キロで爆走！事故ってしまうんじゃないかとひとりドキドキしている横で、藤松先輩は寝ていました。おそるべし世界チャンプ！！なんだかんだで無事にイスタンブールに到着。夕食は日本食屋に行きました。みんなに箸の使い方や、食べ方などを説明して楽しい夕食になりました。

	待ち時間がもったいないねー、 折角だから演武でもするか？
	演武！？ではなくサッカー

16日
トルコ側の人たちと大道塾　空道について説明。先生がパソコンで動画を見せるといっきに喰い付いてきました。セミナーの話などとんとんと進んでいました。翌日にテレビでデモンストレーションをとの話しに。

17日
帰りの飛行機が午後からなので、テレビは午前にとの話でしたが結局中止に。空港でディンコ支部長と別れて飛行機に、また12時間もかかるのかと思うとイヤになりました。
今回、この遠征に参加させていただき、たくさんのことを勉強させていただきました。国の歴史や宗教などによっていろいろな考え方があり、いろんなひとたちがいることがわかりました。（あたりまえの事なのですが・・・）自分が日本人でよかったなとも思いました。藤松先輩との話もいろいろと勉強になりました。そして、このような機会をあたえてくださった、東先生、奥さんには大感謝です。この経験をこれからの人生に生かして、日々修行に励んでいき、後輩たちにもこの感動を伝えていきたいと思います。押忍。