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コロンビア奮戦記
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7月12日

今朝は快晴です。昨日の休息のお陰で目覚めが良かったです。
溜めてしまった洗濯から始まり、今日は10時から稽古です。
9時半、マウリシオさんが宿舎に迎えに来てくれました。
最近、仕事が忙しくてなかなか道場に来れ無いにもかかわらず、こうやって時間のある時に迎えに来て下って本当に有り難いです。

道場に着きました。毎週土曜日の8時から色々と相談に乗って下さる山田さんの日本語のクラスがあります。 日本語のひらがな・カタカナ、簡単な挨拶、日本の歴史・文化などをここでは少年部の塾生に教えています。
大道塾の指導員を呼ぶために半年前から始めたらしいです。
実は道場訓も普段はスペイン語でしたが今では日本語で道場訓を行っています。
こんな所もコロンビア支部の大きな特徴です。カイセド支部長の日本、空道・大道塾に対するリスペクトを感じます。

少年部Aは9名参加。一般部のジョナタン(18歳・男子)が手伝ってくれました。
彼は日本への空道留学を希望している塾生の一人です。
基本を長めに、最後はミットで締めです。
やはり子供は朝は集中力が良いせいか、基本を長めにやっても堪えません。
特に5才のクララ(女子)にはびっくりしました。
いつも彼女は夕方からの稽古では疲れてしまって自分に休憩を求めてきます。
今日は大きな声を出して初めて最後まで頑張り抜きました!
特に嬉しかったのは、苦手だった中段のフックが今日は出来るようになった事です!

少年部Bは17名参加。基本、足払いの反復から実際に払いまで、首相撲の攻防。
今日は準備運動の号令をダビ(14歳・男子)とウィリ(13歳・男子)が自ら進んでやってくれました。
彼らも日本への空道短期留学を望む塾生です。
今日のこの3人は自分にいつも付いて色々聞いてきます。
自分はこんなコロンビア支部の塾生の自主性が大好きです。
彼らなりに覚えたのでしょう。今の日本でこちらの質問に答えられない子供が増えている中、自分の意見を持って実践しようとするなんて年齢関係なく尊敬に値します。

ボゴタでお世話になったガブリエルさんがカリに来られているとの事で14時過ぎに道場を出て食事をしに行きました。
ごく些細な事かも知れませんが異国の地で知り合えた人と再会できると、妙な嬉しさと感動があります。
2時間位だったでしょうかボゴタではああだった、こうだったとたわいも無い話で盛り上がり、その後宿舎で別れました。

シャワーを浴びパソコンに日記を打ち込んでいたらカイセド支部長から10分後に行くからちょっと付き合ってくれと連絡がありました。
どうやらカイセド支部長のお母様の誕生日フィエスタ(パーティ)があるそうです。
「今、ガブリエルが酔っ払って面白いから迎えに来た!」とゲラゲラ笑っています。(さっき別れたばかりなのにもう…笑)
家に入るとお母様のご友人達の中に、上機嫌なガブリエルさんが居ました!
とりあえず飲めと促され、こちらの強い酒を1杯ショットで…。
するとその中のちょっと大柄なご婦人が料理を進めてきました。
うまく言葉では説明できませんが自分よりもはるかに体の大きい75歳の方です。
さっき食べたばかりで満腹です。「満腹なら液体なら大丈夫でしょ!」と物凄い理屈でその強い酒を勧めてきます。
「1杯だけだから!」その言葉を信じショットで…。
…それからというもの「最後にもう1杯だけ!」と”最後”が何回も続き、後は皆さんの想像する通りです(苦笑)。
その巨大なご婦人のシャツには”55”とラインストーンであしらわれています。もう本当にゴジラに見えてきました(笑)。
カイセド支部長は自分が進められる度に「オース!オース!」と飲め飲めと言わんばかりにゲラゲラ笑っています。
確かにこちらの文化や習慣は日本と大きく異なりますが、全てを受け入れる事がこちらの人とうまくやれる秘訣ですが…。
「あなたここはコロンビアよ!どこに居ると思ってるの!」
…完全な脅しです。恐るべし巨大主婦・75歳。今後あまりフィエスタが無い事を祈ります!

お母様に(もちろん巨大主婦にも)ご挨拶を済ませ宿舎に戻りました。
今日はゆっくり出来ると思っていたのに…、またもや爆睡でした!押忍!

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