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コロンビア奮戦記
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9月8日

今朝も快晴です。稽古最後の日ですが気持ちは特にいつもと変わりません。
しかし日本に帰れると分かると時間が過ぎるのが長く感じるのは確かです。もう読み飽きたでしょうがいつものパターンで諸々用事を済まし“恒例”の散歩に出掛けました。これが日本と違って本当に気持ちが良いです。
30分も歩くと汗でTシャツが張り付いてきます。一旦、戻って一休み。

そしてジムに行きました。アルビオさんに「もう明日が最後だから…。」と挨拶をしました。
「寂しくなるな…。」 (アルビオさん、顔が笑ってますよ。)
全然寂しそうじゃありません(笑)。
カメラを借りられたので最後の稽古の写真に多少写りが良く見えるようにと散髪をしに“例”の床屋へ行きました。例の口調でビクトルが自分を舐める様に見て迎えてくれました。
散髪後、ビクトルが「記念に一緒に写真撮ろうよ〜ん!」と擦り寄って来ました。(何の記念なんだよ! くっ付くな!)頼んでも居ないのに置いてあるカメラを“恋人”ハビエルが勝手にいじってます。(やめてくれ!)カシャ♪時すでに遅しでした…。ところが、なんとこの1枚がコロンビア生活最後の写真になろうとは!!!そうです…、この1ショットでバッテリーが無くなりました。(あぁ、何て事だ・涙)
…色々と考えましたが最後にこの情けない顔を送ります。
隣りがビクトルです。写ってませんが彼の右手には剃刀が握られている事を付け加えておきます。

コロンビア生活最後の写真

その後、道場に向かいました。最終稽古の参加者は12名です。 やはり月曜日は集まりが悪く難しいです。
特別な事をする訳ではなく、いつも通り挨拶、準備運動、基本と進めていきました。
その後、各自コンビを組んでのミットをやりました。
休憩を挟んで、立ち膝の状態での顔面有りのマススパーをやり、その後マスクを付けライトコンタクトでのマススパー・基本ルールでのマススパーをやり終了しました。
カイセド支部長から記念品を頂き塾生に最後の挨拶をしました。
一人一人と握手を交わし、長いようで短かったコロンビア支部での稽古は無事終了しました。普通なら涙の一つも出そうな場面ですが毎日同じ顔を見てるとお互いにもう 見飽きています(笑)。あっさりとしたもんです(笑)。何てたって全員、笑顔ですから!

少し真面目に書き ますが、日本人は時として浪曲的に物事を考えますが、ここ南米ではそれが逆に命取りになります。舐められたら終わりです。情の掛けどころが違うと言いますか、感傷に浸る場面が大きく違います。軽く「じゃあな!またな!」位が丁度良いんです。これも文化の違いから来る感受性の違いなんでしょう。明るく道場を去りました。
スーパーの買い物の帰りとさほど変わりません(笑)。恐らくここでのピークはもっと前に知らず知らずの内に過ぎて居たんだと思います。押忍。

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