東京都立蒲田高等学校で空道の演武を行いました。
東京都立蒲田高等学校(大田区)では、昨年より「生活を楽しむコツを見つけよう」をテーマに一年生を対象として、外部から講師を迎えてスポーツ、日本の伝統・文化、教養文化・芸術、伝統芸能・大衆芸能などの体験授業を週一回行っております。
スポーツでは新しいスポーツとして、スリーオンスリー、スピードミントン、チアリーディング、ゴルフなどと共に、空道が取り入れられています。
去る4月19日、同校の創立30周年記念式典が行われ、学校長より1年を経た授業の成果を発表して欲しいとの依頼を受けました。当初は塾生の助手/応援なども、とも考えましたが、生徒に取っても良い経験になると思い、昨年度一年間、特に真剣に授業を受けた新二年生の生徒の中から四名を選び彼らだけで行うことにしました。
同じ体験授業の勇壮な和太鼓の演奏に続いて、空道の紹介になるようにと様々な演武を行いました。内容は、組手立ちからの基本稽古、移動稽古、二人で組んでのミット稽古といった授業内容の紹介。試し割りは授業では行いませんでしたが、通常の稽古を行うことによって可能になる技のひとつとして、杉板とバッドを使ったものを紹介しました。特に下段蹴りによるバッド折りの演武は、一度目は失敗しましたが二度目の挑戦で見事に成功して出席した来賓、教職員、生徒達から、大喝采を浴びました。
演武を行った生徒からも「やって良かった!」「また空道をやりたい!」という声を貰い感激しました。
この演武の成果か、翌週から始まった、新一年生の授業は定員一杯の20名の生徒が集まり開始する事が出来ました。やはり空道は紹介する場や機会さえあれば見る人たちの共感を呼ぶ、21世紀の武道だと確信しました。
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