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「寮生をさせて頂くにあたって」

29期寮生 内田 淳一
内田 淳一

押忍、寮生にさせて頂き真に有り難うございます。

志願するに至った自分の気持ちとしましては、素直に言いますと中途半端にはなりたくないという一言に尽きます。勿論仕事をなくしたタイミングでというのもございますが、このまま通いで仕事とどっちつかずな状態で続けていても望むべく最低限の強さもえられないのではないかという心情に至った次第であります。

でも本当にやる人はいくら仕事やその他諸々障害があっても根性ややる気で乗り越えるかも知れません。 残念ながら自分にはなかなか思うようにそれが出来ず自己嫌悪な日々でした。正直申しますとそんな不安定な自分自身に嫌気がさした勢いというのも多少なりともあります。

自分の最大の目標は世界平和に貢献することであります。戦争・貧困・差別・格差それらを根絶する為の大きな動きの中のちいさなひとつの光として働くことであります。その為の具体的なビジョンはまだ描けていないのが、現状ですが武道もその大事な働きのひとつとして僭越ながら認識しております。あと絵や漫画を描く事も自分にとっては同じです。空道が打・投・極それぞれがバラバラに働いては空道になり得ないのと同じ様に、武道も漫画も世界の平和を願うことも全てはひとつに繋がってゆかねばならないことを強く意識しつつ、寮生生活を全うすることもその大切なひとつのピースとして、この三年間を生きてゆく次第であります。

押忍

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