仙台西支部は、道場の壁が壊れたのとパソコン、テレビが駄目になったり、書棚などが壊れたりで、完全な復旧までは時間がかかりましたが、震災10日後には稽古を再開致しました。
武道館など稽古場が避難所になり使用できない会場もありますが、送迎や公園での青空教室などで何とかやり繰りしております。
大分落ち着きましたが、道場生で被災した人間もおり、様々な影響はあります。まだまだ大変な状況が続きそうですが、海沿いの被災地の方々とは比べようもありませんし、震災には負けたくないという気持ちで頑張っております。
連休中もずっと震災と闘いたくて被災地におりましたが、感じたこと学んだことを子供達に伝え一緒に進んでいきたいと考えております。
より本質的な、より深いものを見つめ直しながら、より良いものを作り上げて行かなければ、亡くなった方々に申し訳が立たないと思っております。
友人も亡くなりました。美しい東北の自然や、文化や、ずっと続いて来た人々の営みが瓦礫だけになってしまっており、そこに立つと言葉もありません。ただ、それを見せられた我々にしか、感じられない思いや、出来ることやすべきことがあると信じて、道場には「がんばろう東北」を窓に掲げてます。
仙台西支部長 長田賢一
更新日 2011.5.21