大道塾｜東北各支部からのメッセージ

この度の大震災にあたり、全国の大道塾関係各位より頂きました、多大のご支援に衷心より御礼申し上げます。只今、様々な職務に忙殺されており御礼が遅れましたことを心よりお詫び申し上げます。

私は現在、宮城県名取市立閖上中学校に奉職しており、今回の津波で閖上地区は壊滅いたしました。学校が避難所となっていたため様々な面で大変でした。閖上地区の犠牲者は約1000名で、行方不明者が200名おります。在校生も14名が犠牲になりました。保護者を含めると33名が犠牲となりました。津波の翌日から学校を放棄し、名取市役所の6階に職員室を移し職務にあたっておりました。

現在は、市内の山手にある小学校に間借りをしております。私の関係する道場生に犠牲者はおりませんでしたが、家を流されたり親族を失った道場生もおります。幸い被害の多かった塩釜・多賀城で犠牲者が出なかったことが幸いでした。

なかなか稽古に来ようとする道場生は多くありませんが、街の中にある木町道場は割合多くの道場生がきています。塩釜支部はさすがにかなり道場生が減っています。記載したいことは数限りなくあり、きりがありません。また、機会を見てお便りしたいと思います。最後に被災にあわれた多くの東北の仲間と手を取り合って復興に携わりたいと思っています。東先生を始め大道塾の皆さんに感謝し、益々のご健勝を祈ってやみません。

塩釜・木町支部長　熱海　智

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更新日　2011.5.20