渡辺慎二(浦和/北本/大宮西支部支部長)
11/3(木、祝)、浦和駒場体育館において「埼玉県交流大会」が行われました。
この大会は埼玉県下の5道場(大宮同好会、浦和支部、北本支部、大宮西支部、草加同好会:以上設立順)の交流と活性化を目的に昨年から行われているもので、今回が第2回の開催となります。大会形式としては通常のトーナメントではなく、ワンマッチ方式。たとえ一般部同士の試合であっても脛パッド着用とし、試合の勝ち負けよりも生徒に試合経験を積んでもらうことを主眼にしています。幸い、今年も5道場全てから選手の申し込みがありました。
今回初めて行われた少年部の試合を皮切りに、全14試合の熱戦、激戦が繰り広げられましたが、中でもラストの3試合は大変な盛り上がりを見せました。
第12試合は、小泉82kg vs 水落87kgの重量級対決。小泉が身長で-9cm、体重で-5kg、年齢で+15才のハンデ(?)をものともせずに真っ向勝負を仕掛けると、水落もこれに応戦。ベンチプレス130kgの怪力で相手を宙に廻し、両者やんやの喝采を浴びていました。
第13試合は、神奈川県大会BCチャンプの須田が試合開始直後より猛攻を仕掛け、あっという間に「効果」を奪取。ほぼ一方的な展開に勝負あったかと思われたところから、中島も粘って延長へ。その延長戦ではスタミナ切れを起こした須田に対し、逆に中島が猛攻を仕掛け、最後2分のタイムアップと同時に「効果」を奪い返して、劇的大逆転勝利。現役黒帯の意地を見せました(中島はこの勝利で大会MVPを獲得)。
最終第14試合に登場の吉田と塚田はそれぞれが元北斗旗出場者。パワー、スピード、テクニック、どれをとってもそれまでの試合とは一段上のレベルの攻防を展開し、見事にメインを締めくくってくれました。
大会後は「まだもの足りない」とする選手に見学応援者まで加わって、皆で合同稽古(マススパー)。更に交流と親睦を深めました。
最後になりますが、この大会を通じて充実した空道ライフを送ることができる人が一人でも多くいてくれるように、またこの大会を足がかりに全日本から世界の舞台へと羽ばたく選手を出せるように、これからも埼玉県下5道場、力を合わせてがんばって行きたいと思います。
押忍。
《第1試合:少年部ルール、1.5分,1分》
森田竜洋(草加、12、8級)×−○ 塚田裕也(浦和、11、6級)
※塚田に投げ決め有効1あり
《第2試合:格闘ルール、2分×2》
波多正俊(大宮、48、初段)○−× 藤好高弘(北本、34、5級)
※波多にパンチ効果1あり
《第3試合:基本ルール、1.5分×2》
小谷野智史(北本、19、無級)×−○ 佐々木佑介(大宮西、25、無級)
《第4試合:格闘ルール、1.5分×2》
曽根龍一(草加、35、8級)○−× 畠山秀一(大宮西、38、無級)
※曽根にパンチ効果1あり
《第5試合:空道ルール、2分×2》
中島秀昭(大宮、36、初段)○−× 本間淳一(大宮西、39、初段)
《第6試合:空道ルール、2分×2》
桜井武(草加、35、5級)○−× 藤田浩司(大宮西、46、7級)
※桜井にパンチ効果1あり
《第7試合:格闘ルール、2分×2》
金智範(大宮西、34、4級)×−○ 杉本広大(大宮西、32、3級)
※杉本にパンチ効果1あり
《第8試合:少年部ルール、1.5分,1分》
奥山友崇(草加、11、4級)○−× 塚田裕也(浦和、11、6級)
※奥山にハイキック有効1あり
《第9試合:空道ルール、1.5分×2》
田波猛志(草加、46、3級)○−× 戸倉隆太(大宮西、23、6級)
※田波に膝抑え決め効果1あり
《第10試合:空道ルール、1.5分×2》
三角純(浦和、33、1級)×−○ 大倉司(大宮西、46、3級)
《第11試合:空道ルール、1.5分×2 》
波多正俊(大宮、48、初段)○−× 石原透雄(大宮西、32、3級)
《第12試合:空道ルール、1.5分×2》
小泉晃一(草加、44、2級)×−○ 水落太郎(浦和、29、3級)
※水落に膝抑え決め効果1あり
《第13試合:空道ルール、2分×2》
中島秀昭(大宮、36、初段)○−× 須田雅嘉(大宮西、39、2級)
※双方にパンチ効果1ずつあり
《第14試合:空道ルール、1.5分×2》
吉田直樹(北本、41、1級)○−× 塚田栄治(浦和、46、初段)
※吉田に馬乗り決め効果1あり
更新日 2011.11.7