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2016 北斗旗全日本空道無差別選手権北海道地区予選
第42回(秋季)大道塾北海道地区交流試合

 平成28年9月4日、全国に先立って開催されました上記大会について北海道地区運営委員長に代わり大会総評執筆のお役目を預かりましたので、大会内容をここにご報告させて頂きます。 また一支部代表と致しましては、現在世界的大躍進を遂げている「空道」を根底から支えるため地区大会の完成度向上と北海道地区空道の拡充とに今後もより一層努めてまいりたいと思います。 今大会を無事終えることができたことを、塾長、事務局各位、北海道地区各支部長、審判団、関係者各位に御礼申し上げます。

大道塾札幌南支部 田中俊輔

今大会の参加者数は44名と北海道地区としては徐々にではあるが増加の傾向が見られる数字であった。
北斗旗予選では全日本王者野村幸汰(札幌西)が予選免除により不在の中、6名の選手が全国への切符を争った。軽・中量級中心のブロックからは中学まで帯広支部少年部で修業を積み高校卒業と同時に空道に復帰した安富北斗(札幌南)が少年部上がりならではの蹴り技を中心に試合を運び蛯子雄太(札幌南)らホープを抑えて決勝進出。重量級中心のブロックからは伝統派空手、柔道の経験を持つ星貴之(札幌南)がベテラン西村克之(北広島)らを抑えて決勝に進出した。決勝戦では星の勢いあるパンチラッシュからの投げ寝技というアグレッシブなスタイルを安富がテクニックでさばききれず延長戦の末僅差で星の勝利。他にも蛯子雄太、高木健(北広島)ら今後の躍進に期待が持てるポテンシャルの高い選手の出場も見られた。

一般交流試合では他競技の経験者が多く出そろい、北斗旗出場の足掛かりと言わんばかりの白熱した試合が展開された。優勝の辻航平(札幌西)、準優勝の石田鉄舟(札幌西)、また打撃系格闘技の経験を持つ池ヶ谷文彦(札幌西)や藤井貴康(札幌南)など打撃のみにおいては高いレベルにある選手が多く、今後北斗旗へのステップアップが期待される。

若い世代の参加が多く見られた今大会ではあったが、シニア交流試合ではベテラン水谷彰男(札幌西)が若手顔負けのアグレッシブなファイトで勝利をおさめた。

ジュニア交流試合U16では近年頭角を現す本田純平(紋別)が優勝。U13では今秋すでに全日本出場権を得ている小野寺玲奈(帯広)が貫録の優勝。U9では下は幼児年長から8歳までが参加し親御さんのサポートのもと空道人生の第一歩を踏み出した子も多かった。


試合結果

【北斗旗予選の部】

優勝   星 貴之(札幌南)
準優勝  安富 北斗(札幌南)

【一般交流試合の部】

優勝   辻 航平(札幌西)
準優勝  石田 鉄舟(札幌西)

【シニア交流試合の部】

優勝   水谷 彰男(札幌西)
準優勝  佐久間 健司(小樽)

【ジュニア交流試合 U9クラスA】

優勝   田口 心尋(札幌南)
準優勝  白井 飛翔(帯広)

【ジュニア交流試合 U9クラスB】

優勝   根本 來玖(帯広)
準優勝  延命 玲冴(帯広)

【ジュニア交流試合 U13・11の部】

優勝   小野寺 玲奈(帯広)
準優勝  延命 恭芽(帯広)

【ジュニア交流試合 U16・13の部】

優勝   本田 純平(紋別)
準優勝  根本 琉来(帯広)

【敢闘賞】

細川 旺雅(札幌南)
渡邉 武宏(札幌西)

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