北海道西支部支部長
菅原 英文
四月二日(日)東区体育館格技室にて、2017北斗旗全日本空道体力別選手権予選・第43回大道塾北海道地区交流試合が行われました。
札幌総本部設立22年の節目に相応しい、試合になったと思います。
毎年3月末、4月初旬に札幌で行われる試合、今年度は外遊等に多忙を極める東塾長に代わり、村上師範に足を運んで頂いての開催となりました。
今年は札幌では初の試みとなるジュニア団体戦も行われ、幅広い年齢層の試合を観戦できる機会となりました。
ジュニア最年少の選手は、試合形式ではなく特別ルールで勝敗を決め、グループ全体の二試合と合わせ、計四試合出場。
体力的に厳しく、試合前に泣く場面も見られましたが、いざ試合になると涙は消え、一生懸命取り組む姿が見られました。
その姿に体力以外の精神面が鍛えられていることが伝わり、空道のスピリッツが自然と身に付いている事に、私自身深い喜びを覚えました。
北斗旗、一般交流試合、シニア交流戦は例年と変わらない参加人数でした。
しかしその中でもシニア交流戦(基本の部)、シニア交流戦(空道の部)では欠場選手が出てしまい、試合が出来ず残念に感じております。
残念に感じるのは、試合に出たくとも躊躇う選手も少なからずいるからである。
特にシニアの部に関しては年齢層の幅が広いことも、躊躇いの理由の一つになるだろうと、
観戦している方を見て感じました。
今回の試合は一年前の開催時に比べ、レベルが非常に上がっていると感じました。
この流れで日々鍛錬すれば、おのずと次の大会も楽しみになると思われます。
今大会での一番の見所は、北斗旗の予選であろう。
今回私の道場にいるムエタイ出身の選手との一戦である。
私としては自分の支部にいる選手ついて語る趣味はないが、彼は十三年前スヤンオンイスタジアムの試合を最後に引退している。
しかし空道歴三ヵ月、その期間でルールを完全に把握していないにも関わらず、三戦中二勝したのは大きいと思う。
今彼は来年の体力別選手権に照準を合わせている。その時に今より成長している事を望む。
以前帯広の大会で、他のムエタイ出身の選手と戦った選手は、プロテクターの装着を希望した。怪我等のリスクを考えれば妥当の防御策であり、ムエタイの蹴りは対戦相手にそう思わせるだけある。
が、安富選手は違った。その精神だけでも称賛に値すると思われます。
最後になりましたが、選手をはじめ関係者の皆様、裏方として動いて下さった皆様、ご協力ありがとうございました。特に最後の二試合の主審を務めた、小松支部長に深く御礼を申し上げます。
今後一層空道発展の為、精進致しますので、宜しくお願い致します。
押忍!
更新日 2017.04.12