インデックス > 「上等だぁ!」第1話〜14話 インデックス >上等だぁ!第一部第1話〜14話あらすじ
生来の猪突猛進、お祭り人生 バカをやったり騒いだり、時に迷い立ち止まる 歯をくいしばって、歩き出しても、こらえ切れずに涙を流す それでもこれはオレの人生だ! オレ自身で立ち向かっていくしかないんだ、 「上等だぁ!!」と心で叫びながら |
毎日がケンカ三昧、いたずら三昧の「気仙沼の悪童」東孝少年は11歳のある日、自分よりはるかに体の大きい不良中学生に“制裁”を加えられる。 大怪我を負った東少年だったが、「相手にこんなひどいケガをさせたのがお前の方じゃなくてよかった」と涙を流す母親の姿を見て自分のために胸を痛めてきた人がいることを知る。 中学生になり野球部に入るが、急に良い子になろうと周りの目を意識しすぎ、本番で実力を発揮できないまま卒業。防衛大のポスターに憧れ進学した大船渡工業高校を親に無断で中退、(当時殆どいなかった)中学浪人になる。小学校の悪ガキで基礎がない中学の殆どの教科を12月から3月までの3ヶ月の猛勉強で何とか詰め込み気仙沼高校に“優秀な!!”1年生として入学。調子に乗り文武両道を気取り、県下有数のレベルをもつ気仙沼柔道部へ入部、めきめきと力をつけていく。 二年生で主将となり、高校の三大大会(新人戦、総体、県体)の団体戦では準優勝を果たす。しかし、個人戦で感じた「どんなに柔道で力をつけても俺の才能では体格差のある人間を倒すことは難しい」と悩み柔道への情熱を失いはじめていた。 自分の進む道を決めかねる中で、「70年安保闘争は現代の明治維新だ」との日本史教師の言葉に、「東京に出て、時代の荒波に身を投じたい」という強い欲求が生まれる。その手段として自衛隊に入隊する(話が逆では??!!)。1年後、早稲田大学に入学を果たすが、目的だった70年安保闘争はほぼ収束しており、維新の志士の場はなくなっていた・・・・。そんな訳で、入学後は心から打ち込めるものが見つからないまま日々が過ぎていたが、高校時代のライバルの相撲、柔道界での活躍に刺激され、当時最強を謳われていた、空手の極真会館に入門を決意。東孝の武道人生が再開した。 長年に渡って鍛えてきた体を生かしたパワーあふれる組手で入門直後から先輩・同輩に一目おかれつつも、その奔放(能天気??)な性格が災いして一部の先輩から睨まれることもあったが、「極真の海外指導員になる!」という新たな夢を見出し、極真会館総本部の指導員として空手漬けの日々を送り始める。 入門3年目で第六回全日本大会で準優勝を果たし、念願の海外留学の切符を手に入れる。ついに憧れのアメリカの地を踏み感激する東青年。ところが遠征先でふとした気のゆるみから門限を大幅に遅刻してしまう。翌朝、道場に集められた一同に中村忠師範の“指導”が始まった・・・・。 |