自分は８月１３、１４日、９月４日の３日間。強化合宿に参加をさせて頂きました。
　が、えらそうに高所より評させていただきますと、なんとなく覇気のなさ、頼りなさを感じました。他のコーチ陣からも酷評しか聞こえてきません。
　決定、当確の人も今一度性根を入れ直す必要があると思います。ぎりぎりでさまよっている候補生はおおいにもがいて頂きたい。
　合宿は残り数回あります。必ず出席して、皆で志気を高め、一丸となって本番まで駆け抜けてもらいたい。

　以下は自分の持論ですが・・・心・技・体。突き詰めれば突き詰めるほど、やはりここに行き着くものと思います。この正三角形がきれいに描かれなければ勝利にはつながらない。どれか一つ欠けても無理でしょう。
　選ばれた選手は、当然、技と体は充実しているはずだし、していないものはあと数日間の間に完成させるか、即刻辞退届けを出して消えてもらわねばなりません。つまりは、技と体が出来ていれば、後は心の部分を満たすのみ。そういう実力のある人間達が選ばれたのだと自分は信じています。
　自分はどこぞの浅草のお父さんのように、むやみやたらに気合い、精神論を説いるわけではありません。選手諸君がきれいな正三角形を描くのは、後は心の充実だと信じているからです。それは個々の修練で満たすのは当然ですが、活を入れる、盛り上げる、安心させて、その気にさせて、元気にさせて試合場に押し出してやる。それが本当のセコンドの役割だと思っています。２００５年第二回世界選手権に出られるのは、後にも先にも今回選ばれた選手達だけです。

　まだ若干の空きはあるようですが、誰がどう能書きをこいても、権利を獲得し、切符を手にしたのは君らです。過去に強い先輩方も多々おられましたが、いま一番旬で、いま一番強いのは今回選ばれた選手達です。君らは選ばれし者であることを自覚し、誇り高く１１月１３日まで走り抜けて下さい。精神的なケアは我々が担当します。途中で気持ちが折れそうになっても必ず元気にして返してやる。だから思い切り悔いの残らぬ試合をしてください。

　また次回の合宿で会いましょう。心と技と体で応援します。