大会レポート 2017秋期 空道体力別西日本地区選手権大会 2017全日本空道ジュニア選手権 西日本予選 第58回大道塾 西日本地区交流試合 

2017秋期 空道体力別西日本地区選手権大会
2017全日本空道ジュニア選手権 西日本予選
第58回 大道塾 西日本地区交流試合

 

2017年9月24日 大阪府岸和田市総合体育館

岸和田支部  支部長 品野 圭司

 

9月24日(日)大阪府岸和田市総合体育館にて、2017秋期空道体力別西日本地区選手権大会・2017全日本空道ジュニア選手権西日本予選・第58回大道塾西日本地区交流試合 が開催されました。

一般部の西日本大会は、通常の予選ではなく秋に開催されるアジアカップへの出場権をかけた選手のアピールの場でもあり、全日本入賞者・世界大会日本代表選手らが出場する見応えのある試合が多く行われました。それぞれの階級で優勝した軽量級の小芝選手・中量級の川下選手・重量級の渡部選手らは、実力を如何なく発揮してアジアカップでの大活躍を期待させる素晴らしい試合内容でした。

交流試合の空道ルールの部では、あら削りながら若い元気のある闘いが多く観られまし。欲を言えば、大振りのパンチを振り回す等少し雑な場面を今後は修正していけば、将来楽しみな選手も多く観られました。

シニアクラスでは、キャリアのあるベテラン勢が今回は新しいシニア世代を退けての活躍でした。

全日本ジュニア選手権・西日本予選では、勝ち上がる選手はしっかり組み技が出来、他のフルコンタクト空手のジュニア選手では無い、空道のジュニア選手という印象を強く受けました。少しづつではありますが、西日本ジュニアからも全日本ジュニアチャンピオンが誕生する場面も見られる様になってきました。今後の西日本ジュニアの全日本・世界での大活躍を期待させてくれる闘いでした。

 

最後になりますが、今回西日本大会運営にて塾長を始め、事務局の皆さん、西日本の各支部長の皆さんには多大なるご面倒をかけ本当に申し訳ありませんでした。

この場を借りてお詫び申し上げます。

大会レポート 2017全日本空道ジュニア選手権東北予選 2017全東北少年少女空道選手権大会

2017 全日本空道ジュニア選手権 東北予選
2017 全東北少年少女空道選手権大会

 

2017年9月24日 三沢・青森市支部  支部長 五十嵐 祐司

 

9月24日に青森県おいらせ町で「2017全東北少年少女空道選手権大会」が開催され無事、大きな事故やケガなく成功裏に終えることができました。

東北各地から124名の選手が参加し最後まで熱戦が繰り広げられました。

同町での「空道ジュニア選手権」は2015年以来2年振り。現在、県内の空道関係者は2025年あおもり国体において同町での「公開競技」実施を目指しており、当日は、おいらせ町長・三村正太郎先生から歓迎の言葉と共に「2025国体参加への全面協力宣言」を頂き、そのほか、日頃よりお世話になっておりますイオングループ・下田タウン(株)の小泉雅敬(まさゆき)社長、連盟最高顧問である佐藤節夫相談役らのご来場、ご祝辞と続き大会全体が引き締まりました。

大会を終え、今回のような規模大会の運営実績は、県に対してのご信用の積み上げに大きく効果があり、引き続き夢の実現に向けて微力ながら進めていきたいと思いました。

東北の関係者みなさまに、改めて感謝、御礼申し上げます。ありがとうございました。

大会レポート 2017 秋季空道体力別関東地区選手権大会 2017全日本空道ジュニア選手権関東予選

2017 秋季空道体力別関東地区選手権大会

2017全日本空道ジュニア選手権関東予選
大会レポート

 

9月10日(日)台東リバーサイドスポーツセンター

御茶ノ水支部 支部長  朝岡秀樹

9月10日(日)に開催されました表題大会の結果を報告させて頂きます。

男子-230クラス決勝では、早稲田大学理工学部大学院生の木村真拓が、54歳にして相変わらずの猛牛のような突進ファイトをみせる上野正に、判定ながら完勝。組み技の強い木村ですが、打撃でも、ボクシング出身の上野のパンチのインサイドを突く鋭さをみせました。

男子-240クラスには、前回世界選手権優勝以来の試合復帰となる中村知大が-230から階級を上げて出場。リーグ戦ではポイントの山を築き、決勝では、旗が2-2に割れる接戦を制しました。決勝の相手となった服部篤人は、かねてから実力を評価されながら、全日本選手権では入賞歴のない選手。今回は、ブランク明けの出場でしたが、リーグ戦においては、以前から強かったパンチだけでなく、ハイキックでもダウンを奪うなど、その実力が健在であることを示しました。

男子-250クラスでは、ジュニアカテゴリーから一般に昇格しての初試合となる渡邉憲正が、リーグ戦で、安定した実力を誇るベテラン・野田洋正を圧倒。決勝では、山崎順也に屈したとはいえ、打撃のスピード、投げの巧みさなど、一般クラスでも十分通用することをみせつけました。

男子-260クラスは、今春の-250の全日本王者・加藤智亮が危なげなく優勝しました。決勝の相手となったのは、通常、全日本選手権では、ドクターを務めている望月將喜。日本拳法出身の望月は、的確なタイミング、距離感、インパクトを伴って放つストレートを武器に、リーグ戦では、優勝候補筆頭であった押木英慶を延長で撃破しました。連盟は早期に新たな大会ドクターを手配する必要があるかと思います(微笑)。

男子260+クラスでは、第3回世界選手権日本代表、テレビ局のアメリカ赴任から帰国し、総本部所属となった伊藤征章が戦線復帰し、優勝。女子クラスは体力指数無差別で行われ、上段横蹴りの冴える小柳茉生が制しました。

この秋には全日本選手権が行われないため、来たる11・12アジア選手権の出場権を得られずとも、2017秋季の各地区大会に出場していれば、これまでの「世界選手権代表選考の対象となるには、前年からの全日本大会3大会のうち2大会以上に出場していること」の条件における「全日本大会1大会出場」と同等にカウントされるとのこと。

今回の大会でファイナリストとなった-230の木村、-240の服部、-250の渡邉、-260の望月、260+の伊藤をはじめ、今秋各地区で入賞した選手たちには世界選手権出場権獲得のチャンスがあるわけで、来春の全日本での奮闘を期待したいと思います。

2017.9.12 【大会結果】2017全日本空道ジュニア選手権 関東予選 2017秋期空道体力別関東地区選手権大会 第10回新潟県選抜空道選手権大会

2017全日本空道ジュニア選手権 関東予選
2017秋期空道体力別関東地区選手権大会・・・結果

第10回新潟県選抜空道選手権大会・・・結果&レポート

 

 

大会レポート 2017秋期 空道体力別北海道地区選手権大会 第44回 大道塾北海道地区交流試合

大会レポート 2017秋期 空道体力別北海道地区選手権大会
第44回 大道塾北海道地区交流試合

平成29年 9月 吉日
大道塾札幌南支部 田中俊輔

平成29年9月3日、札幌市東区体育館にて開催されました上記大会について大会総評のお役目を預かりましたので、大会内容をここにご報告させて頂きます。
また、一支部代表と致しましては今秋に第3回アジアカップを、そして来年には第5回世界大会を控えている現実を念頭に置き、さらなる北海道地区空道の拡充、及び選手の育成に今後より一層努めて参りたいと思います。
今大会を無事終えることができたことを、塾長、事務局各位、北海道地区各支部長、審判団及び関係者各位に厚く御礼申し上げます。

今大会出場者数はジュニア、一般合わせて約40名。北海道地区としては例年通りの規模ではあるが、札幌市で開催される大会であるためジュニア、一般ともに札幌市内とその近郊の支部からも新しい選手が多く参戦してきていることがうかがえた。

体力別230・240以下の部では、今春から空道に参戦したソムチャイ・ヌアナー(札幌西)がムエタイ仕込みの力強い打撃力に加え、寝技でも十分な対応力があることを示し、ベテラン宮澤敏彦(札幌南)とのワンマッチ戦に勝利。
これほどまで空道という競技に対応できた本場ムエタイ選手の出現は初めてであるだけに、今後の活躍に期待したいところである。

体力別250・260以下の部では、今春北斗旗で山崎順也(総本部)と接戦を繰り広げた安富北斗(札幌南)が安定感のある試合運びで優勝。
今後、全日本あるいは国際大会において清水亮汰(総本部)らに続くジュニア出身のスーパーファイターとして名乗りを上げられるかに注目が集まっている。

一般交流試合の部では、下は10代から上は40代後半の選手がしのぎを削った。
白帯から緑帯までの比較的参加しやすいカテゴリーではあるが、優勝の松村祥吾(札幌南)はじめ高木健(北広島)、大村裕也(札幌西)などポテンシャルの高い選手の活躍も見られた為、是非今後は北斗旗へのステップアップを目標にしてもらいたいところである。

ジュニア交流試合の部では、小野寺玲奈(帯広)をはじめ今秋の全日本大会を控えた選手も出場したため非常にハイレベルな試合が多く見られた。
現在北海道地区のジュニアにおいては帯広が中心となり地区全体を支えているが、この数年、札幌をはじめ紋別、北広島、小樽からも積極的に大会に出場する選手が増えていることから北海道地区全体の底上げがすでに始まっていることを感じさせられる。

2017北斗旗全日本空道体力別選手権北海道地区予選 第43回大道塾北海道地区交流試合 レポート

2017北斗旗全日本空道体力別選手権北海道地区予選

第43回大道塾北海道地区交流試合 レポート

 

北海道西支部支部長
菅原 英文

  四月二日(日)東区体育館格技室にて、2017北斗旗全日本空道体力別選手権予選・第43回大道塾北海道地区交流試合が行われました。 札幌総本部設立22年の節目に相応しい、試合になったと思います。 毎年3月末、4月初旬に札幌で行われる試合、今年度は外遊等に多忙を極める東塾長に代わり、村上師範に足を運んで頂いての開催となりました。

今年は札幌では初の試みとなるジュニア団体戦も行われ、幅広い年齢層の試合を観戦できる機会となりました。 ジュニア最年少の選手は、試合形式ではなく特別ルールで勝敗を決め、グループ全体の二試合と合わせ、計四試合出場。 体力的に厳しく、試合前に泣く場面も見られましたが、いざ試合になると涙は消え、一生懸命取り組む姿が見られました。 その姿に体力以外の精神面が鍛えられていることが伝わり、空道のスピリッツが自然と身に付いている事に、私自身深い喜びを覚えました。

北斗旗、一般交流試合、シニア交流戦は例年と変わらない参加人数でした。 しかしその中でもシニア交流戦(基本の部)、シニア交流戦(空道の部)では欠場選手が出てしまい、試合が出来ず残念に感じております。 残念に感じるのは、試合に出たくとも躊躇う選手も少なからずいるからである。 特にシニアの部に関しては年齢層の幅が広いことも、躊躇いの理由の一つになるだろうと、 観戦している方を見て感じました。 今回の試合は一年前の開催時に比べ、レベルが非常に上がっていると感じました。 この流れで日々鍛錬すれば、おのずと次の大会も楽しみになると思われます。

今大会での一番の見所は、北斗旗の予選であろう。 今回私の道場にいるムエタイ出身の選手との一戦である。 私としては自分の支部にいる選手ついて語る趣味はないが、彼は十三年前スヤンオンイスタジアムの試合を最後に引退している。 しかし空道歴三ヵ月、その期間でルールを完全に把握していないにも関わらず、三戦中二勝したのは大きいと思う。 今彼は来年の体力別選手権に照準を合わせている。その時に今より成長している事を望む。 以前帯広の大会で、他のムエタイ出身の選手と戦った選手は、プロテクターの装着を希望した。怪我等のリスクを考えれば妥当の防御策であり、ムエタイの蹴りは対戦相手にそう思わせるだけある。 が、安富選手は違った。その精神だけでも称賛に値すると思われます。

最後になりましたが、選手をはじめ関係者の皆様、裏方として動いて下さった皆様、ご協力ありがとうございました。特に最後の二試合の主審を務めた、小松支部長に深く御礼を申し上げます。 今後一層空道発展の為、精進致しますので、宜しくお願い致します。 押忍!

更新日 2017.04.12

2017北斗旗全日本空道体力別選手権関東予選 第63回大道塾関東地区シニア交流試合

大道塾御茶ノ水支部長
朝岡秀樹

 3月5日(日)関東地区予選大会が開催されました。 僭越ながら、大道塾御茶ノ水支部・支部長、朝岡秀樹が、予選及びシニア交流試合全体を通して所感を述べさせて頂きます。

予選-230クラス。前回世界選手権でコリャン・エドガーと熱戦を展開した(本戦でエドガーと谷井に旗2本ずつが上がったが、主審のロシア人がエドガーの勝利を宣告)半年後、大学を卒業、消防隊員となり、訓練で多忙な日々を送ってきた谷井翔太(大道塾横須賀支部)が、次回世界選手権に照準を合わせ、復調の兆しをみせる。54歳にして激しく速いパンチ連打で20歳以上年下の相手を圧倒して決勝に勝ち上がってきた上野正を、持ち前の柔らかい組手で空回りさせ、完勝。この階級、独走状態になりつつある目黒雄太(大道塾長岡支部)にストップをかける存在となるか、期待を感じさせた。

予選-240クラス。25歳の神代雄太(大道塾吉祥寺支部)と、26歳の服部晶洸(大道塾横浜北支部)の決勝は、ジュニア世代から鍛錬を重ねてきて成熟の歳を迎えた者同士の闘いらしく、打撃・投げ・寝技の全局面においてスピードと美しいフォームで満たされた展開となった。これまで、技術の高さを評価されながら、同世代のライバルたちとの直接対決では競り負けてきた神代が、グラウンド状態での下からの打撃でポイントを奪ったことで、遂に優勝。このブレイクスルーを機に、一気に全日本、そして、世界のトップに躍り出るか、楽しみだ。

予選-250クラス。大道塾総本部寮生三羽烏(清水亮汰、岩﨑大河、山崎順也)のうち、実績で後れをとっていた山崎だが、昨年秋の全日本無差別で入賞したのを機に、自信を掴んだようだ。決勝、一昨年全日本優勝、昨年準優勝の加藤智亮(誠真会館東伏見道場)に対し、打撃で渡り合い、組んでは内股で投げ切る。準決勝で加藤に敗れた笹沢一有(大道塾大分支部)も、この日の時点ではスタミナ面で不足の面がみえたが、全日本本戦までには心肺機能向上系のメニューを積み、パフォーマンスをピークにもってくるだろう。

予選―260クラス、予選260+クラス。海外と比べると、やはりエントリー人数が少ない重量級、260+クラスでは、突進ファイトの新人・五十嵐健史(21歳、大道塾高尾支部)と岩﨑大河(19歳)のフレッシュな対決に注目が集まった。幾多のテクニシャンを潰してきた五十嵐の圧力を真っ向から受け止め、岩崎が完勝。

予選女子。ジュニアクラスから昇格した小柳茉生(大道塾新潟支部)が上段の横蹴り、回し蹴りでポイントを重ね、ベテラン勢を撃破。その小柳の間合いを封じ、パンチと下段、組み技で制した東由美子(大道塾総本部)が優勝を決めた。東は、半年前の全日本無差別準優勝時と比べ、バランスを崩さず、中間距離で打ち合いが出来るようになっている。絶対女王となりつつある大谷美結(大道塾札幌西支部)にどこまで肉薄するか?

シニア交流試合。中量級優勝の大坂泰博(大道塾北本支部)の組技、軽重量級優勝の新出勝治(大道塾行徳支部)の打撃の捌きのように、シニアらしい「いぶし銀」の技術がもっとみられるとよいのだが、現状は、試合時間が短いことと、防具で身を守られていることを利用しての、ぶん回し×攻め一辺倒の闘いが大半。今後の高齢化社会において、シニア競技普及の重要性が増すことから考えて、技術寄りの試合展開に導くためのルール改定も必要かと感じた。

更新日 2017.04.04

2017北斗旗全日本空道体力別予選 第43回大道塾九州沖縄地区交流試合 大会レポート

2017北斗旗全日本空道体力別予選 第43回大道塾九州沖縄地区交流試合 大会レポート

中国四国地区 運営委員長
村上智章

  3月19日快晴の日、とびうめアリーナ(太宰府市総合体育館)にて、体力別予選・交流試合が開催された。地区大会でこの会場が使用されるのは初めて。聞けば昨年11月に完成したばかりの新しい施設とのこと、畳もまぶしい武道場での大会開催ということになった。

大会進行は、前半がジュニア中心、後半はジュニア上位の戦いと予選の部・一般の部・シニアの部織り交ぜての戦いが繰り広げられる形。ジュニアの部は56名の選手が参加、近年の北斗旗全日本におけるジュニア出身選手の活躍を考えると、九州地区ジュニアの層の厚さは心強い。学年が上位になるにつれて、打撃から投げへのスムーズな移行といった空道らしい場面も多く見られ、技量の向上がうかがわれる。ジュニアの大会常連選手の顔も多く見受けられ、本大会出場者から全日本にチャレンジする選手が現れるのもそう遠い話ではない。大会入賞者には、まずはジュニア全日本での活躍を期待したい。

交流試合一般格闘ルールの部、優勝者は栗山哲。20代、30代入り乱れての戦いを制しての優勝。栗山の試合記録を見ると、3試合のうち、2戦をそれぞれ右ストレート効果、右ハイキックの効果で勝ち上がり、もう一つの戦いも本戦5-0で危なげなく勝利している。現在7級。今後、北斗旗予選へのチャレンジを期待したいところ。

さて、北斗旗体力別予選。今回は230以下の部と230超の部に分かれて試合が行われた。230以下の部、九州沖縄地区大会常連の田中正明。本大会期するところがあるか安定した戦いぶり。初戦の小野から送り襟締めで一本、2戦目の篠田も寄せ付けず5-0で勝利。順当にいけば田中優勝に思われたが、そこに立ちはだかったのが関西から参戦した小芝裕也。思い切りのいい打撃連打で、対篠田戦右ストレート、ハイキックでそれぞれ効果をとり勝利、対小野戦、左右のフック、膝蹴りでそれぞれ効果、最後はミドルキックで技ありを決めて勝利。小芝、寝技の展開も速い。優勝の行方は小芝-田中の最終戦にもつれ込んだ。今回の田中、安定感のある戦い方、小芝の多彩果敢な攻撃に動じず、本戦は2-1で田中優位、しかし、延長戦になっても小芝の積極的な攻撃は衰えず、田中受けにまわる場面が目立つように。決定的なポイントを奪うことは出来なかったが、終始攻勢に出たことが評価されて、延長戦5-0小芝勝利。230以下の部は小芝選手の優勝となった。

230超の部、その巨体を活かし、若手の中桶からマウントパンチ効果2を奪って勝利した佐藤和浩、古豪藤田斉からもニーオンザベリーでのパンチ効果を奪い、決勝進出。もう一人の決勝進出者巻礼史は、今回熟練の技が光った。対有川戦、ニーオンザベリーでのパンチ効果に加え、ふところにスッと入っての背負いからマウントに移行し、パンチ効果で勝利。続く中桶戦、身長の高い中桶にてこずるかと思われたが、開始早々、背負いからの極め、すぐさま腕ひしぎ一本勝ちと秒単位の勝利。負けた本人もあとで「何をされたかわからなかった。」と述懐するスムーズな展開。

決勝戦佐藤-巻。体力指数差30超の戦い、体力に勝る佐藤優位と思われたが、開始早々パンチで巻が効果をとる。そこからすぐさま背負い投げ、投げからの極め、そして腕ひしぎ一本。よどみない技の連携で一本勝ち。あまりにもスムーズな展開のため、勝敗決定後、審判団でポイントに関して議論があった。というのは、予選の場合、3ポイント先取したものが勝利、そこで試合終了ということになっている。今回の場合、最初のパンチによる効果に加え、続く背負いが「鮮やかな投げ」として効果とカウントされた場合、続く(投げからの)「きめ」で3ポイント、そこで勝敗は決し、試合終了となる(最後の腕ひしぎ一本は不必要だったということに)。投げからの極めへのめまぐるしい展開の中で、背負い投げを審判が「効果」と評価していたのかどうかが議論された。投げから極めの過程で揚げられた旗は、投げの効果を意味するものだったのかということ。審議の結果、背負い投げでの効果は成立していなかったこと(効果の旗はあくまで投げからの極めを指していたということ)が確認され、巻の一本勝ち。勝敗にかかわる話ではないが、試合の公平な評価のためには確認しておかなければならない事項。見方を変えれば、審判団がこうした議論をせざるを得ないほどに、巻選手の技、その展開がスムーズ、スピーディであったということ。巻選手優勝,円熟の境地。

大会全体の評として、層の厚いジュニアに今後大いに期待したい。予選では40代の活躍が目立った(230超優勝の巻も40代)。ベテランと若手の切磋琢磨が活力の源泉、20代、30代の活躍に今後期待したい。特に交流試合一般格闘ルールに挑戦した20代、30代の選手には積極的に北斗旗予選にチャレンジ、全日本を目指してほしい。

大会進行に関し、公正な判断に向けた審判団の努力に好感が持てた。審判団の技量向上は、ルールの確認熟知は当然のこととして、実際に審判を行い、経験・反省を重ね,経験の中から浮かびあがる疑問点等を積極的に質問、議論し解決していくことが必要。九州地区では、審査会等でも審判制度を施行、審判団の技量向上を図っているとのこと。公正な判断のため、いっそうの技量向上につながるよう、前向きの姿勢を失わず、精進してほしい。

本大会、審判団をはじめとするスタッフ一同の貢献にも感謝し、本レポートを終えたい。
各位ありがとうございました。

更新日 2017.04.07

2017年 全日本空道体力別西日本地区予選大会を終えて

2017年 全日本空道体力別西日本地区予選大会を終えて

日進支部
神山信彦

 3月20日(月 祝日)西日本地区予選大会が開催されました。 予選及び交流試合全体を通して所感を述べさせて頂きます。

大会後の塾長のお言葉で怪我が多い選手の指摘がありました。(我が支部の選手にもいえることです)
基礎体力や筋力を付けることの重要性は言うまでもいなく以前から指摘を受けていることですが、部位鍛錬というか脛や拳を鍛えていない選手が西日本地区に限らずとても多い様に思います。稽古では拳を痛めてはいないのに、バンテージを巻たりグローブやフィンガーグローブを付けたりまた、足にはレガースの脛あてを付けるなどでは拳や脛は強くなりません。脛もレガースでは、脛のどこを当てても痛みがないので当てる部位させ間違った部位を当てている選手もいます。その稽古方法、取り組み方の結果が現在の選手達の状態や怪我という答えが出ているのではないのでしょうか。(我が支部の選手達も反省する所です)
海外選手をみても、全力で拳を打ち込んでも拳が腫たり、骨折する選手が少ないのも身体的な特徴だけではなく、稽古方法や取り組み方にも学ぶべきところがあると思います。日本人選手はもとより指導者や各支部長が筋にあたる部位鍛錬の必要性を重要視するべきと実感します。

さて試合内容ですが、西日本地区予選は、各階級少年部から続けている選手の活躍が目立ちました。基礎はある程度、少年部からの積み重ねが有り、粗削りな部分もありますが、経験と稽古の積み重ねでさらに伸びていくことに期待をします。ただ、先にも述べましたが怪我防止の為、筋力を付ける事、部位鍛錬を怠らないようにすることです。試合はトーナメントで1日に何試合も行います。
アウターの筋肉だけではなく、インナーの筋肉強化を図るべきです。同時に筋の部分と部位鍛錬に尽きます。日本人選手は海外選手と比べてもテクニック(技)は劣ってはいません。打ち負けない筋力と壊れない体作りに取り組むべきです。 全日本大会での西日本地区選手達の活躍を期待します。

シニアクラスは、40代から50代の年齢層の選手達が多く集まりました。 空道ならでは競技として長く取り組むことが出来るという証だと思います。 また、この年齢層でも試合が出来るということは、若手選手と比べても体が丈夫だということです。育って来た時代や環境の違いもありますが、現役20代や30代の選手達もスーパーシニアに学ぶべきところではないでしょうか。

U19はジュニアですが西日本地区では、全日本予選と交流試合の場で試合が行われます。それは、一般の試合を観戦することにより将来の目標を定めさせるためには良い機会と捉えているからです。また、豊田大谷高校 空道部を中心に西日本地区の各支部もU19の選手が育っており参加者も徐々に増えています。
この西日本地区でもジュニア経験者で、全日本大会や世界大会など近い将来活躍出来る選手が育つことを期待します。

以上、各試合個別の内容ではなく、全体を通して各選手共通の所感を述べさせて頂きました。

 

更新日 2017.03.30

2017’北斗旗全日本空道体力別選手権東北地区予選 及び第52回交流試合[総 評]

2017’北斗旗全日本空道体力別選手権東北地区予選 及び第52回交流試合[総 評]

大道塾石巻支部長
三浦悦夫

  9年振りの地元開催となった2017’北斗旗全日本空道体力別選手権東北地区予選及び第52回交流試合が石巻市総合体育館 武道場において成功裡に終了したことは「ホッ」としたと共に感慨深いものになりました。9年の間で途中(6年前の)「東日本大震災」を経験(被災)して、試合会場である総合体育館も災害復旧工事への経過(ある程度の期間、館内は遺体安置所になりその後の復旧工事(現存or立て替え)では方向性が決められず)及び工事完成後、体育館利用へ調整の難易性(被災した公共施設数の多さにより利用希望が膨大になり)があった9年でしたが、東塾長及び事務局長を始め関係各位様の御指導・御鞭撻により大会開催まで漕ぎ着けることが出来改めて感謝を申し上げます。

試合の方ですが、予選各カテゴリーに出場した選手へ塾長から講評で(好)評価をいただきましたが若手の台頭とベテラン(中堅)選手の試合展開が十分、次の「本戦」での期待が持てる(持てた)ことで、東北の地域(大道塾発祥の地である宮城県の位置付けもあり)における空道のレベルアップに繋がる様、選手達には頑張ってほしいところです。 私見としては-250以上(所謂、重いクラス)の参加選手がもっとほしいところでした。海外をみれば-250~は体格(身体)差からして中量級レベルとすればかなりの「選手層」と思います。

空道母国日本としても選手層の厚さで「切磋琢磨」しなければ立ち向かうのにも刀を研げない状態(状況)になってしまいます。5月の全日本体力別からは世界大会選考試合の要素があることからも今後のエントリーをする選手の奮起に期待します。押忍

更新日 2017.04.06