今大会中でやはり一番レベルが高く実力者が多いのが、中量級だ。この階級には友次、渡慶次、宅間兄弟を筆頭にどんどんいい選手が出てくる。しかし、友次、渡慶次の二人は小学生のレベルを超えてしまっているくらいのハイレベルだ。鋭い蹴りとスピード、変則の回し蹴り、等を武器とする渡慶次に対し、巧みなステップと投げ技、フグトルネードなど独自の戦い方を身につけた友次。予想通りの熱い戦いとなった。これまでは組技に難のあった渡慶次だが、今大会に備え練習を重ね、投げ勝つシーも見られるほどにレベルがアップしていた。しかし、友次も飛び込んでボディへの頭突きやステップワーク、精度の上がったフグトルネードを存分に生かし、勝利を手にした。今回の戦いでは延長まで判定がもつれるほど両者の実力が拮抗してきている。今後に更に期待したい。