今大会の結果(例:一回戦 不戦勝ち、二回戦 ○○選手に判定負け)
優勝
二回戦 佐藤選手 膝蹴り一本勝ち
三回戦 伊藤選手 絞め技一本勝ち
準々決勝 曽山選手 延長効果優勢勝ち
準決勝 目黒選手 延長効果優勢勝ち
決勝 岩崎選手 延長効果優勢勝ち
- 練習について
- 練習時間は週何回で合計何時間出来ましたか?
月曜ミット、水曜選手練、木曜ウェイト、金曜選手練(左記以外に指導中のライトスパー)
- 合計の内訳はどのような割合ですか? 週に(ランニング0分、基本6~9分×4、ミット9~18分×3、ウェイト120~150分、打撃スパー3分×15~20、首相撲3分×3~6、道着立ち組み3分×3~6、寝技スパー3分×3~6、サンドバッグ3分×5)
※指導中のものは含まず。
- 大会に臨むにあたり、その他にどのような練習を行いましたか?
昨年の世界大会で痛めた両足首を使うと痛むので、打撃は突き・膝蹴り・前蹴りに特化して稽古した。
- それら上記の練習はどんな場面に生かされましたか?
稽古していた技で一本勝ち、効果を奪えた。
- それら上記の練習方法についての反省・改善点はありますか?
もう少し稽古時間を長くとれたらスタミナ強化の稽古、突きの威力を高める打ち込み(ドラムミットなど)、パンチ・ステップインなどの全体的なスピードアップ稽古ができたら良かった。
- その他試合前に特に気を付けたことがあれば、それも教えてください。
戦うであろう相手をイメージしての稽古。
- 試合結果について
- 試合の結果について、どのように分析しますか?試合ごとに記入してください。
2回戦・3回戦
90㎏オーバーの奈良選手と目黒毅選手が勝ち上がってくると予想していたが、見事にはずれた。佐藤選手と伊藤選手、両選手とも若干やりにくさがありつつも、早々に勝てて体力を温存できた。
ベスト8、ブロック前半後半にわかれ、目黒選手・曽山選手・押木選手・自分で抽選
まず曽山選手で目を慣らして、勝ち上がって来た目黒選手との対戦がベストと願っていたらその通りになった
準々決勝
ここからは自動延長なので本戦は省エネで、
曽山選手の打撃(特に蹴り技)に警戒して圧力をかけ、相手の蹴りに内またを合わせたりすかしたり、うまさはあるがまだ身体は強くないイメージなので組めたら組んで膝を狙うプラン。基本プラン通りに戦えた、本戦で寝技効果1。延長で相手セコンドが「相手バテてるからな~イケイケイケ!」と言っていて、「はい、バテてます(図星)」と心の中で返答したのを思い出す。延長最後に寝技効果1追加し勝利。
準決勝
希望通り目黒選手、以前負けているのでリベンジを。
目黒選手は間合い操作やフェイントがうまい、前回は蹴り中心で攻めて分が悪いなと感じたので、今回は怪我もあるので蹴りを最小限にし突きを当てき、組んだら打撃なしなので投げられないようにするプラン。(前回の無差別の際はパンチ効果の基準があまく、少し当たっただけで効果となることがあったので、中に入りにくかったがここ最近は少しくらいでは効果にならない傾向にあるので、多少もらっても構わないという覚悟で飛び込む狙い)
戦ってみると、やはり間合いも遠く感じ、他の選手であれば当たる攻撃もすかされるので、絶対出さないつもりだったミドル・ハイをついつい蹴らされ(そして避けられた)とても上手いなと感じた、延長最後にようやく突きで効果1をとり勝利。
決勝
やはり岩崎選手、6年前?に戦ったことがあるが当時でさえ勢いもあったし力も強かった。そこからさらに上達しているであろうことを考えると厳しい戦いになるなと予想。
相手の攻撃パターンは頭にはいっていたのでほぼもらわない自信はあった、が、当然圧力が強いので、自分からプレッシャーかけてフェイントを入れ相手を勢いづかせないようにし、
いかにスタミナを温存できるか、攻撃のクセがあるので、うまく対応し反撃し印象をイーブン以上にもっていく、中央で組んだら脚を利かせてキープ、場外際で組んだら押し出す、強化稽古で寝技も上手なのも手合わせして知っていたので極力寝技にならないようにし、延長で打撃を当ててポイントを取って勝つというプラン。
想定外の早い段階で効果1をとってしまったので(いいことなのだが)、相手も徐々に焦り、圧力を強めてきたのでよりスタミナが削られた。延長1回目の寝技で腕を取れるかと思ったらエスケープされたので上手いなと感じた。その後の上段蹴りが前蹴りと廻し蹴りの中間?のような軌道できて正直危なかった。圧力をかけられた時に極力横に動き、場外際でサークリングしながら突きのカウンターを狙うというのも予定通りできた。必ず来ると想定してイメトレしていたのに、最後パンチのフェイントからのタックルに引っかかって寝技にもっていかれたのは自分の未熟さだなと。かなりスタミナがキツかったが何とかしのいで勝利。さまざまな運の良さもあり優勝できました。
- また、どの試合が一番印象に残りましたか?
目黒選手との試合、リベンジできたので。彼は日本空道界のパウンドフォーパウンド。同じ体格だったら勝てないなと正直思います。
- 今後の課題について(当面の目標と将来的な目標など。)
1:怪我が多く身体を治したいので、来年ワールドカップor無差別どちらかに絞るかもしれません。
2:選手を育成し、素晴らしい武道である空道の競技人口を少しでも増やす。
- その他(上記項目以外で意見・感想があれば記入してください。)
大会運営の大変さを身に染みてわかっているので、実行委員・事務局・審判スタッフ、関わって下さったすべての皆様に感謝感謝です、ありがとうございました。
吉祥寺初の無差別王者を獲ったことで、飯村先生の名伯楽ぶりをより証明できたと思います。
今までさんざん稽古つけてもらってきた恩返しが少しはできて良かったです。日頃、共に稽古してくださる先生先輩仲間、応援して下さる方々、支えてくれる家族に感謝です。
少し長いですが、思っていることを述べさせていただきます。
ルールについて
やはり体力指数差があるとルールが変わりますが、正直ややこしいのでそのままの方がいいです。
自分の場合は打撃が得意だからなのですが、たとえ自分より体力指数が30以上 上の相手と戦いう際でも組んでの打撃があった方がいいですし、その方が実戦に近いので。安全確保を最優先にするのであれば体力指数差のある試合の場合、掴んでの打撃が入った場合には強い1発ですぐに主審が止めるというようにすれば安全確保は出来るのではと思います。掴んでの打撃が危ないというのであれば打ち合いのカウンターで殴られるのも同等に危ないはずなので。(せめて軽い方の選手が適用するかどうか選べるようにするなど工夫)
それと現ルールで体力指数差がある場合のアナウンスですが、「20~30の場合、掴んでの手技・頭突きでの攻撃?は禁止となります」というような説明だったかと思いますが、「掴んだ状態での打撃は蹴りのみ有効、蹴りでの金的攻撃も認められます」などと使って良い技を言ってもらった方がわかりやすいような気がします。
大会規則について
パンフレットに記載のルールガイドと同等のものが公式サイトのどこに載っているのかわからない(載っていないのであれば載せた方がいいと思います)
それと、おそらく頭のいい方がお考えになったのだとおもうのですが、文字が多すぎて認識しずらいと頭のよくない私は感じます。(大道塾の関係者でもちゃんと一字一句もらさず読んだ方は少ないのではないでしょうか)
ですので、正式な大会規則はこれでいいとして、極力文字を使わないで表現できる部分は変更し、空道をまったく知らない方がみてもすっとルールが入ってくる簡易説明が初めにあった方がいいなと感じてます。それをパンフレットのトーナメントの前のページに空道ルールの簡易説明として掲載する。空道を知らない方が応援に来てくれた時に必ずルールがわからないと聞かれます。
あと作成された方に大変申し訳ないですが、イラストの人物図が正直わかりにくい(カクカクしたイラストで…)守田和信氏のイラスト調の方が個人的には見やすいのかなと。
極力、簡素化し、わかりやすく表現することが空道普及に繋がるのではと考えます。
(言葉が多いと翻訳が大変で、外国人だとよりわからないのでは…)
他団体選手募集について
基本、大道塾所属の選手がほとんどを占めますが、もっと門戸をひろげ他団体の選手も出場できるということを、メディアを通じて広く募集をかけてみてはいかがでしょうか?
それと費用に関して、大会を運営するにはお金がかかるかと思いますので、
現状、はじめて試合に出場する際は連盟入会金5000円、年会費10000円、予選出場料5000円、全日本出場料5000円(計25000円)がかかりますが、それを加盟料も含むたとえば予選10,000円、全日本15,000円の出場料のみにする方がよいのではないでしょうか?
(予選敗退する方が多いと現状よりも減収かもしれませんが、春秋どちらかしかでない、また予選で負けるかもなと考えてる方だと初めに2万も払うのを躊躇する方も多いのではと…ただでさえ道着や防具も必要なので)
選手が出場しやすいようにし、まずは空道の良さを知ってもらうところからはじめ、参加人数が増えれば大会自体の収益も少しづつあがり、必然的に道着やお面を購入する方も増え、団体の収益も多少なりとも上がってくるのでは…とも考えます。
2年目から現状は年会費5000円+出場料春秋予選5000円×2=15000円です、予選出場料を10000円にした場合は春秋で20000円なので収益は+5000円です。
全日本まで出場と考えた場合、現在全日本出場料5000円なので、春秋共にと考えると現状25000円、出場料を上げた場合50000円。(さすがにこれは高いか??)
リピーターを増やしていくという方がいいような気がします。
(ちなみに塾生の私は、合宿に参加していないという理由でペナルティ1万円が加算され、全日本出場料のみで15000円です。(ペナルティなしで15000円が適正価格だと思うので文句ではありません。)弟の智亮や、私の弟子は年会費5000円+予選5000円+全日本5000円=15000円と二大会出場なのに同額なんです。塾生の方が安いならまだわかりますが、塾生の私の方が高いという…汗、もっと他団体出場者からとっていいと思います)
※私の生徒にはこれで出場料が上がったらごめんと言います。
メディア露出について
アベマTVに格闘技ch、スポーツchがありますが、そこに空道の試合を流せないか。(または武道chというものを追加して頂き、そこで日本が世界に誇る各種武道の試合を放送する)運営会社との契約・費用の問題などあると思いますが、ノーカットバージョンではなく、ダイジェスト版でも定期的に放送することで空道の認知度は飛躍的に高まると思います。認知度が高まれば競技人口も増えるのではないでしょうか。(露出が増えれば若者からの人気もでる?)
今回せっかくTV放送があるようですが、一般の方は放送があることさえも知らずに観ないと思うのでもったいないかなと、これももっと様々なメディアでTV放映されますと宣伝しないと普及効果も薄いのかなと感じました。
ジュニア育成について
フルコンタクトカラテの道場を受け持つ立場からすると国内の空道ジュニア選手がまだまだ少ない気がします。今回、私が戦ったベスト8以降の相手はすべてジュニア上がりの選手でした。今後世界で活躍する選手(ロシアなどの強豪国に対抗しうる選手)は、ほぼほぼジュニアあがりになるかと思います。そのジュニア選手同士をさらに切磋琢磨させないと日本がすべての階級で世界を獲るというのはプロ選手を招待し入れない限り難しいと思いました。(またはジュニアも他団体からの出場を認め、門戸をひろげ出場者を増やすか。基本団体内で運営した方が管理統率しやすいので判断は難しいのかもしれませんが)
それと、塾長がジュニア時代に顔面への突きがない分、蹴りがより上達すると仰っており、まさにその通りなのですが、逆にジュニアあがりの選手で顔面の突きの攻防がかなり上手いという選手も多くないのかなとも感じます。世界と戦う上で団体としてその部分も強化できる何らかの取り組みがあるといいのかなと思いました。(空道ジュニア育成に携わってないので詳しいことを把握せずに言っています)
たかだか一選手の分際で好き勝手言ってしまいましたが、私自身が素晴らしいと思う「空道」という競技がより世間に広まったらいいなという気持ちで述べさせていただきました、以上です。
不要な部分は削除願います、どうもありがとうございました。