令和初代の無差別王者となるのは
岩﨑? 加藤(和)? 目黒(雄)? 押木? 伊藤?
近年は4年に2回のペースでしか開催されなくなった(世界選手権開催年は実施されない、世界選手権開催前年は世界選手権代表選考会を兼ねたアジア選手権や階級別全日本選手権秋季大会を行うため実施されない)無差別全日本。それだけに貴重な機会となったともいえるが、さらに今大会の優勝者は、令和初代のチャンピオン。
以下に、その称号を狙う優勝候補を挙げる。
男子では……
・2015~19年と全日本‐230クラス5連覇を果たした目黒雄太
・この春の階級別全日本-240クラス優勝の寺口法秀
・昨年の世界選手権代表で、この春の階級別全日本では、試合コート上にあった溝に足を取られて怪我をし、不運な敗退を喫した曽山遼太
・昨年の階級別全日本-250優勝の藤田隆
・かねてから-240クラスの実力者として評価され、常に全日本優勝者と好勝負を演じているオールラウンダー、服部晶洸
・近々2回の無差別全日本で、2回ともベスト4に入賞している(2015年4位、2016年3位)押木英慶
・2015&2017階級別全日本-250優勝、キックスタイルの打撃の冴える加藤智亮
・今春の階級別全日本-260優勝の寝技師・渡部秀一
・-260クラスで2度の全日本優勝歴をもち、無差別全日本の制覇を競技生活最大の目標として掲げる加藤和徳
・今春の全日本260+クラス王者・奈良朋弥
・昨年の世界選手権-270クラスベスト4で、ダウン必至の右ストレートをもつ目黒毅
・清水亮汰が第一線を離れた今、空道のこれからの時代を背負うエース的存在となった岩﨑大河
・昨年の全日本-260クラス王者・伊東新太
・久々に戦線復帰した元260+クラス全日本王者、キーナン・マイク
女子では……
・2016階級別全日本-215優勝の渡邊富紀恵
・2015春季全日本優勝・2018階級別全日本215+優勝の今野杏夏
・今春の階級別全日本-215優勝の熊谷鞠月
・今春の階級別全日本215+優勝のチツァレフ・タチアナ
・2017階級別全日本-215優勝の大倉萌
……男女、双方のカテゴリーとも、誰が優勝してもおかしくないメンバーが出揃った。
1985年に体力別大会と無差別大会が分離して以来、初の東京以外の地での開催となる無差別全日本大会。入場無料だけに、見逃す手はあるまい。