U13男子42kg以下 角田章圭 仙台西

仙台西支部の角田章圭です。7月5日、6日にブルガリアのブルガス市で開催された第3回空道ワールドカップに参加しましたので、報告させていただきます。

 

一日目(7月5日)

1回戦(NirdipNirmitkumar Rathod 選手:インド)

本戦

この試合は、初戦なので打撃で確実にポイントを取りたいと考えていました。相手のパンチが強かったので、打ち負けないようにと思い戦いました。上段の蹴りだけは受けないように、ガードを上げて戦いました。前蹴りから掴んでの膝蹴りのコンビネーションが多く出せました。投げ技からの極めや上段回し蹴りで効果を5本取って勝つことができました。大事な初戦だったので勝つことができて安心しました。

 

2回戦(Demetre Kesareli 選手:ジョージア)

本戦

長田先生から、ジョージアの選手はとても強いので、決勝戦のつもりで戦いなさいと指導を受けていました。先生の言う通り、相手は最初からすごい勢いで攻撃を仕掛けてきたので驚きました。一発一発が重く、どんどん打ってくるので、僕も負けないように打ち返しました。蹴りを出してもパンチで押し返され、ものすごく力強い選手だと感じました。1分30秒間、お互いに攻撃の手を休めることなく戦いました。両者ポイントなく判定となり、相手に3本、引き分けに3本で引き分けとなり延長戦に突入しました。

延長戦

お互いに体力は限界に近かったとおもいますが、最初から本戦同様に攻撃し合いました。少しは蹴りが入るようになってきたと思いましたが、相手も攻撃の手を止めませんでした。終盤、相手のガードが低くなったので、最後の最後に上段回し蹴りで効果を取り、勝つことができました。本戦、延長戦共にすごい戦いだったと思います。2回戦でしたが、本当に決勝戦のような気分でした。

 

二日目(7月6日)

準決勝(Platon Oleshko 選手:ウクライナ)

2日連続で試合をするのは初めてだったので、体の疲れはありましたが、気合いを入れてがんばりました。相手は技が大きく、予備動作もあり攻撃は捌きやすかったので、ガードをあげて打撃で攻めました。掴みでの膝蹴りも相手に有効でした。1分30秒間ずっと冷静でいれたので、投げからの極め、上段回し蹴りで効果を取り勝つことができました。決勝戦進出が確定したので、ものすごく気合いが入りました。

 

決勝(Daniil Polehenko 選手:ウクライナ)

決勝戦も打撃で戦おうと思っていましたが、相手の体幹があまり強くはないと感じたので、投げを中心として戦いました。膝蹴りやローキック、中段回し蹴りなどの打撃も入れながら投げを使うことで相手を崩すことができました。最後まで相手に流れを渡すことなく、戦うことができました。ポイントは両者入りませんでしたが、4-0で判定勝ちとなり、優勝することができました。初めてのワールドカップで優勝できたので、さらに空道が楽しくなりました。

 

長田先生を始めご指導いただいた皆さんに深く感謝します。初めてのワールドカップで緊張や不安がありましたが、海外の選手と戦ったり、試合後にはコミュニケーションを取ったり、とても良い経験となりました。近い世代の日本代表の選手たちと一緒に戦うことができて、とても楽しかったです。また、目黒選手、谷井選手らの強さを目のあたりにして、とても刺激を受けました。

試合を振り返って、手数、技のスピードなどの課題を見つけました。この課題を次の目標の「2027世界大会優勝」に向けて、たくさん稽古を積んでもっともっと強くなれるように頑張ります。

押忍。