青木秀真
押忍。7月5日から、6日にブルガリアで行われたワールドカップに出場しましたので報告いたします。
一回戦;体の調子はあまりよくないと思っていたが、始まると、体の調子以上に緊張からかあまり動けず動きも固かった。序盤は裏投げで投げたものの、相手の逃げ方がうまく逃げられてしまった。そのあとも、裏投げに行こうとしたところ、逆に首投げで投げられてしまい、苦しい状況が続いた。次の展開では首投げ、足払い、払い腰と三連続で投げ技を仕掛けたが耐えられてしまった。焦りからか、本戦は投げに固執してしまった。そしてそのまま延長へ
延長;セコンドの悠大郎先生と亮汰先生と話し、打撃をコンパクトに打つ作戦に変えた。
打撃を与えつつ、投げてマウントまで行くが、またも逃げられる。しかしストレートを何発かあてたからか、ストレートのフェイントからのハイキックで効果を取った。正直、いい角度できれいに顎に入れたので倒せるかと思ったがそのまま耐えられてしまった。外人の打たれ強さに驚いた。そのあとは、何ごともなく試合終了。決勝進出となった。
二回戦;一回戦で緊張も解けたからかよく動けた。相手は初戦ガチャガチャで効果を取っていたので、プレッシャーをかけ続けて突っ込んでこれないようにした。インド人よりも投げれたので、フィジカルはあまり強くないのかな、なんて思っていたがタックルに行ったときに倒せなかったので、ここでも日本人と外国人のフィジカルの差を感じた。そして、ラスト数秒で、後ろに注意を向かせてからの大腰で効果を取り、優勝した。
外人と戦ってみて
練習の時から外人のパワーは日本人の比ではないと言われていたが、本当にそう感じた。寝技の時もそうだが技術で逃げるのではなくシンプルな力で逃げられていると思った。投げの技術も高く、投げがうまくない選手も投げの対処を知っていると感じた。そこで課題は、フィジカルと寝技だと思った。今回はパンチ力を上げる筋トレしかやっていなかったので、これからはフィジカル面を鍛えていきたい。また、パンチのあとの行動のレパートリーも増やしていきたい。
最後に
いつも教えてくださる、亮汰先生、龍希先生、小松先生等の先生方、セコンドについてくれた悠大郎先生、新出さん、練習に付き合い教えてくれた虎徹先生、凛駿先生、寺坂さん、当日応援してくれた、谷井さん、目黒さん、選手のみんな、今まで教えてくれた順也先生、大河先生、小野寺先生、遠藤先生などの沢山の方々に支えられたおかげで優勝できました。僕一人ではここまで到底行くことは無理でした。これからも精進するとともに先生方、先輩方、これからもよろしくお願いします。そして、塾長をはじめ、ご同行頂いた先生方、このような機会を頂き本当にありがとうございました。貴重かついい経験が出来ました。今後このような機会がありましたらよろしくお願いいたします。また、仲良くしてくれた選手のみんなのおかげでこの遠征が、大変だったもののとても楽しく感じました、この日本チームで遠征にいけて本当に良かったです。僕にかかわってくれた全ての方々本当にありがとうございました。押忍。