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コロンビア奮戦記
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8月12日

今日からジムに正式に入会しました。もちろん交渉の結果、特別料金です!既に顔見知りの会員も居ます。 彼らにとって自分は”珍しい(変な?)外人”なので声を良く掛けられます。昼過ぎからたっぷり汗を掻きました。

今日の一般部クラスは18名参加です。基本、移動(手技)、技研で終了です。
移動稽古も以前と違ってすんなり進められるので時間にだいぶ余裕が出て来ました。
今日は初めての技研です。先程やった手技の移動稽古のステップワークを意識しながらパンチを主体に実際の距離感を確かめながら攻防の反復です。全員でローテーションして(女子は別)休憩を挟み、後半は蹴りを限定して入れて同じく反復を1時間位やりました。

ブラジル遠征を境に後半に入ってから自由な時間が出来たのでクラス以外は客観的にコロンビア支部を眺めています。
どうしても時間が経つと見たくないモノも見えてきて、聞きたくないモノも聞こえてきます。中途半端に言葉が分かると時々不便な事もあります。
道場にベッタリだと、ここ(カリ)の情報も、ここの環境も一方からしか見えないからです。
滞在中、同じ景色(コロンビア支部)を見ていては微妙な変化に気付きません。
海外に一人で来ると仲間と言えども実際は常に1対100の状況です。日本的感覚は一切通用しません。 どこもかしこも日本人対する羨望は強く、色々な意味で気が抜けないです。
南米で生活して行くには絶対的な距離を保たないとうまくやっていけません。
そういう意味では新たに入会したジムは貴重な情報源でもあり、新たな人間関係を築く社交の場でもあります。 このジムには二重国籍の人が多く在籍しているので南米各地の情報も入手出来ます。そういう意味では今回のブラジル遠征が良いきっかけになりました。同じ大陸続きで同じ南米なのに、どうしてこうも違うのかだとか、 経由したパナマはカリからたったの1時間半しか離れていない国なのにどうしてこんなに外の景色が違うのだろうかと考えたりします。
それと最近良く公園でボケーっと考えるのが好きで出掛けます。普段、考えられなかった事や振り返れなかった事を考えてます。
(日本の皆さんにとってはのんきな話かもしれませんが・苦笑)意外と今までこういう時間が無かったので今、少々公園にハマってます(笑)。

自分はここに来て決めた事があります。表現や喩えは子供じみていますがサンドウィッチのハムにならなければと思っています。
片方のパン(日本)ともう片方のパン(他国)の間の”中身(接点)”です。日本の常識や習慣をぶつければまとまる話もまとまらないですし、かといって他国の考えを鵜呑みにすれば間違いなく事故が起きます。異国同士は何においても難しい事ばかりです。
接点はこの”ハム”しかありません。武道というお店で売っている”空道”という味のサンドウィッチがどうやったら南米で「美味い!」「俺も食べてみたい!」って言って貰えるか大真面目に考えたりします。伝える事の難しさに毎回悩みます。

押忍、大変失礼しました(汗)。くだらない事を書いてしまいました(汗)。しかしこれが今の自分の心境の変化です。帰国まで一ヶ月切ったとたん、何だか急に焦燥感に陥りました。もう一足掻きしたいです。押忍。

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