押忍! 浦和、大宮西、北本支部長の渡辺慎二です。11/11(火)より18(火)まで、エジプト(カイロ)とイギリス(ロンドン)にセミナーに行ってまいりました。毎度々々のことながら、今回もいろんなことがありましたよ〜。レポート楽しんで読んでもらえれば幸いです。
それではエジプト・イギリス遠征記のはじまり、はじまり〜。(^^)/
ただ今成田空港、朝7:45。早く着きすぎてしまいました〜。(>_<)アッチャー
フライトが11:15だから、9:00頃着いていればいいだろうと思ったんですが、大宮⇔成田を結ぶ直通バスにちょうどいい時間帯がなかったんで、こんな時間になってしまいました。まぁでもしょうがないですね。待ち合わせコーナーで寝て待つとしますか。今朝の起床が5:00に対して、昨日の就寝時間は3:00前。わずか二時間強の睡眠しか取れていません。何故かと言えばギリギリまで準備が出来なかったので。何と言ってもカイロとロンドンが一緒のセミナーですよ? 確かに経度はそれほど変わらない(時差二時間)とはいうものの、緯度にしたら、日本の端っこと端っこ、沖縄から北海道よりもまだ離れているくらいなんですよ? 気温差だって半端ないでしょ。いや、カイロとロンドンの気温差だけでなく、カイロの昼夜の気温差だって凄いようです。なんたって砂漠の国ですからねぇ。もう何を着て、何を持って行けばいいのか・・・。それにしてもエジプトとイギリスを組み合わせる遠征っていうのも、さすが大道塾としか言いようがありませんよね。(^_^;)ナガレルイシトカイテサスガトヨム
9:00。休んでいるところに塾長から電話があり。私は南ウイングで寝ていたんですが、出発は北ウイングだとのこと。慌てて移動し、でもまぁ無事合流。この後11:15には出発の予定です。さてその塾長。出発前からえらいブルー入っています。何かと思えば「昨日突然、『セミナーは中止です』なんて言ってきやがって。まったくアフリカの連中はホントいい加減なんだから」との弁。えぇ〜!? あり得ないでしょ、それ。(@o@;)マジッスカ
二年前にイタリアに遠征した際は、当時の北イタリア支部長のストッパが二日前に中止を言ってきたという事件がありましたが、更にその上を行きますか?
恐るべし、エジプシャン。「今更『金がないからセミナーの代金が払えません』なんてさぁ。んなこと言ったって中止になんかできっこねぇだろって。しょうがねぇから『金が払えないなら、払えないでもうしょうがないから、それでもいいからセミナーの準備はちゃんとしろ』と。あと『現地の(格闘技)マスコミに今回の宣伝が出来るようにしろ』とそれだけ言って。とにかく俺としてはモロッコの二の舞にはしたくねぇんだけど、ほんとにあいつらときたら、ったくもう。」
もうため息しかありません。まぁ、『金がない』って言ったってほんとかどうかも分かりません。そういいながらこちらの足元見ている部分もあるのでしょう。中止になりようがないタイミングで中止を要求してきて、結局タダで美味しいところを持っていこうというそういう狙いの可能性も大な気がします。しかし塾長ご自身も当然それを百も承知の上で「でも結局、これ以上空道を世界に普及させようとしたら、それを分かっていながら、そういう国の連中を相手にしていかざるを得ないんだよ」とため息。心中お察しします。m(_ _)m
空道世界普及と更にその先の大きな目標の為にもアフリカ大陸は絶対に押さえておきたいところですが、しかし以前のモロッコといい、今回のエジプトといい、地中海沿岸で西洋文化に常に接している国ですらこんな状況ですから、もう最後の頼みは・・・。
「塾長。南アフリカはどうなんですかね? 問い合わせないですか?」そう聞いてみたら、疲れきっている塾長は「あぁ、あそこなら、まぁ大丈夫だろ。イギリス人がルールを作ったんだろうから」と。(^o^;)ジュ、ジュクチューの聞きようでは恐るべき直接的な物言いに苦笑いして「いやー、“道徳的な”人達に聞かれたら、目を剥かれそうですけど、まあ現実的にそうだからしょうがないですよね」と返事すると、「ほんとにそうだよ。俺だって人種差別者じゃないし、そういう言い方もしたいわけじゃないけど、実際としてそうなんだからしょうがねぇじゃねぇか。差別はダメだけど区別は必要だ」とキッパリ。
空道の心はオープンマインド。偏見にとらわれることなく、現実を受け入れ、全てを自分の糧とすること。頭でっかちの空虚な道徳心に捕らわれて、現実を受けいれられない、それに対処できないというのも空道家のすることではないですよね。ね、塾長?(^^) そして私自身もこの後エジプシャン達のワンダーピーポーぶりを実際に体験し続けることになるのでありました・・・。
さて、今はそれはさておき、そうこうしている内に9:30無事成田出発。いつものように離陸と同時に最終目的地のカイロの時間に時計を合わせ、頭を現地時間に切り替えます。これをやっておくと、ほとんどjet lagに苦しめられることがなくなりますので、皆様、海外旅行の際にはぜひお試しあれ。v(^^)
しかし塾長はもっと凄いです。そもそも一日の平均睡眠時間が3時間、昼夜関係なく仕事をされているので jet lagになりようがないんだそうです。(^_^;)スゴスギ
まぁそれにつけても約12時間のフライトは退屈ですね。エジプト、イギリスのガイドブックを読んだり、機内提供の映画の中に”New Release”として、見たかった”Get Smart”が英語字幕付きであったんで、それを見たりして過ごしました。音声だけだとリスニングがまったくついて行かないけど、字幕があればまぁ何とか。一回目で気づかなかったジョークも二回目で結構分かったりすると、何かちょっと嬉しかったりして。(^^)
後はそうですね〜、食事が良かったです。毎食必ずワインが付いてきて。一時期、アルコール類は全部有料になっていたかと思ったんですが、客離れを防ぐためのサービス向上でしょうか? 以前同様ビールも全てタダになっていました。塾長が喜んだのは言うまでもありません。(^o^)
そんなこんなで現地時間14:45(ロンドンの日本との時差は−9時間)ロンドン着。
ヒースロー空港。作られたばかりなのに、エスカレータからギシギシ異音が。
ただ今ヒースロー空港は増改築中のようで、「こないだ今年の2月に来たときはこんな場所はなかったよなぁ」と塾長もやや戸惑い気味。でもそんな最新の設備にも関わらず、エスカレータがギシギシと異音を立てながら動いていたのにはちょっと苦笑。日本じゃあありえないですよね。海外に出ると、そんなほんのちょっとしたことで日本との差異を感じることがよくあります。そしてそのほとんど場合「日本ってすごく高度に繊細に制御された高レベルの社会なんだなぁ」と思わせるようなものです。今回のような静音のエスカレータ、あるいは毎回まったく段差なく止まるエレベータ、更には完全に時刻どおりに運営される交通機関、はては限りなく柔らかいティッシュペーパーに至るまで、諸外国との差を感じます。まぁその中にどっぷり浸っているとタフじゃなくなる、人として弱くなるという悪い面ももちろんあるんでしょうが・・・。
そしてカイロへ乗り継ぎ。5時間のフライトを経て最終的にカイロ国際空港に着いたのは、現地時間でほぼ0:00ジャスト。カイロの日本との時差は−7時間なので、日本は今、朝7:00。家を出発してから、ほぼちょうど24時間の長旅でした。あー、疲れた。(-o-;)
以前のモロッコの時には迎えが来ていませんでした。今回はどうかと心配しましたが、一応、迎えは来ていました。(^_^;)アー、ヨカッタ
4〜5人くらいいましたでしょうか。歓迎の挨拶の後、残ったのは二人。でっぷり太った巨漢のヨセフと、スリムな身体つきのモハムドです。彼ら二人が我々をホテルまで送ってくれるようです。特に満面の笑顔のヨセフは「ジュクチョーとこうやってお会いできるなんて夢のようです」などと言って、傍から見ていると出発前のトラブルなどまったくなかったかのような歓迎ぶりです。「そりゃタダでセミナーやってもらえるんだから上機嫌にもなるわさ」と辛らつな塾長。(^o^;)キビシー
その上機嫌のヨセフは車の中でもほとんどノンストップでしゃべっています。「私は最初に触れた Martial artsは合気道です。5年やって黒帯を持っています。次に出会ったのは極真でした。笑い話のようですが、最初組手をやったときには合気道のテクニックで対抗しようとしたんですよ。でも全然通用しませんでした。今から思えば合気道は格闘技というにはちょっと違うかもしれません。極真もとても strong だと思いましたが、顔面パンチがありません。それで次にムエタイもやりました。しかしムエタイはstanding fight でしか有効ではありません。戦いはグラウンドになるときもあります。それでブラジリアン柔術も習いました。でも逆にブラジリアン柔術はグラウンドファイトのテクニックしかありません。空道は全てのテクニックが completeされていて素晴らしいです云々」。
ははぁ、彼も空道に出会うまでにいろいろ遠回りをしているんですね。って凄いキャリアだな、彼いったいいくつよ? 彼の風貌と、そのキャリアから推測するに30代半ば位かな? しかし答えは驚きの21歳、大学生ですと。あり得ん。(;´Д`)ナンジャソリャ 例えば外国人に「Can you speak Japanese?」と聞くと自信満々に「Sure!」と返される時がよくあります。それでどれくらいしゃべれるかというと「コニチハ」「アリガトゴザマス」「サヨナラ」くらいだったりすることも普通にあります。日本人で「英語しゃべれる?」って聞かれて「えぇ」と答える人は、かなりペラペラな人でしょう。こういうのもお国柄ってやつですかね。だからまぁ彼の「ムエタイも柔術もやった」という言葉自体は嘘じゃないんでしょう。実際のキャリアがどれだけか分かりませんが。
と、そんなヨセフのおしゃべりを聞いている間にホテルに着くかと思っていたのに、なかなか着きません。空港から宿泊予定のファラオホテルまでは20分位だと言っていたのに。「おかしいな?」と思っていたらやっぱり道を間違えて迷っていました。空港を出るときは自信満々だったのに。
「いやー、カイロで道を間違えたのは初めてです」とか何とか言っていましたが、聞き流しておきました。(-_-;)ドウセソンナコトダトオモッテタヨ
ようやくホテルに到着したのがam1:30くらいでしたか?「これでようやく休める」と思ったら、まだ先がありました。「日本から予約する際に確認してあるけど、念の為に。このホテルはインターネットが使えるんだよな?」チェックイン前に塾長がそう確認すると、ホテルマンは「設備はあるけど、今壊れていて使えない」としれっとした顔で返答。〜(_ _;)ナンダヨ、ソリャ
キャンセルするかどうかでしばらくすったもんだしましたが、結局「とりあえず、もう今日はここで休もう」ということになり、その後も、のどが渇いたのでミネラルウォーターを貰おうかと思ったら、24時間営業のはずのレストランが応答なし、なんていう余談も更にありましたが(苦笑)、ついに、ようやく、とうとうベッドイン。ただ今am3:00。疲れた〜。
am8:00起床。私も睡眠不足ですが、塾長はほとんど眠れなかったとのこと。ベッドが柔らかすぎるので、あれから床に寝床を作って寝ようとしたものの、その床がタイル張りだったので寒くて仕方なかったそうです。
エジプトの国民食コシャリ
朝食はホテルのバイキング。初めてのエジプト料理に興味津々です。豆の煮込み(フール)は結構口に合いますが、ハムは・・・う〜ん、正直美味しくありませんね。卵料理かと思われた一品は食べてみればチーズでこれも微妙なお味。鳥の唐揚げかな? と思った一品はそら豆をすり潰して揚げたターメイヤというもの。これ結構いけるかも。この後、お昼に食べたコシャリ(米と豆、短く切ったマカロニにこれも短く切った細いスパゲッティに、トマトソースを掛けてかき混ぜて食べるエジプトの国民食とも言えるファストフード)も結構ハマる味。と言う訳で、エジプト料理はなかなかOK。私の口に合いました。(^^)
さてヨセフとモハムドが来てから、別のホテル探し。ラッキーにもそう遠くない場所にキングホテルという別のホテルが見つかり、そこは無線インターネットを部屋でも出来るし(※ただしホテルの提供サービスではなく、たまたまセキュリティを掛けずに飛んでいた無線を部屋から捕まえることができたというだけ(^_^;))、ベッドもしっかりしているしこれなら完璧、ということでお引越し。ファラオホテルの料金は、三日分を既に日本で払ってしまっていたので心配しましたが、無事日本の代理店とも話がついたということで一安心。引越し先のキングホテルの料金も「今度はヨセフ側が持つ(※)」ということで、まぁ色々ありましたが、取り敢えず落ち着くところに落ち着いたというところでしょうか?
※ヨセフは当初『セミナーのお金が払えない』というだけでなく、『ホテル代も払えない』『食事も朝一回くらいならいいけど、昼や夜は払えない』と言っていたそうです。(-_-;)マジカヨ、オイ
それで仕方なくファラオホテルの予約、支払いも塾長がしていたという状況でした。ところが今回、引越しに当たって『これでまた無駄金を使っちゃうかな〜』と頭を痛めていた塾長に『そのお金は私たちが払いますから』とあっさり言い出してビックリ。塾長曰く「いや〜、『お金は私たちのほうで持ちますから心配しないでください』ってサラッと言われてさ〜、『えっ? ホントにいいの?』『なんだ、こいつらいい奴だな〜』って瞬間思いそうになったんだけどよ、でも良く考えてみれば、それが当たり前のことなんだよな。何かもう調子狂っちゃうよなー、ったく」とのことでした。(^_^;)
まぁ、そんなこんなで一連のホテル騒動、無事一件落着はしたのですが、日本に帰国した今でも分からない疑問が私には一つ。最初のホテルが「ファラオホテル」、引っ越した先のホテルが「キングホテル」。ファラオとキングとどっちがどう偉いのか、偉くないのか???考え出すと「地下鉄はどこから入れたんだろう?」というのと同じくらい疑問で、夜も眠れません。(?_?)
ピラミッドの置物に乗って少年のような笑顔ではしゃぐ塾長
さて今日はこれから観光です。歴史好きの塾長はすぐにもピラミッドを見に行きたがっていたようですが、「ピラミッドを見に行くのなら朝の方がいい」と言われ、やむなく(?)ショッピングセンターへ。七つ星(!)ホテルに併設されたスターズセンターというショッピングセンターは超巨大です。敷地内にスフィンクスの置物があったのが、エジプトらしいところ。塾長はそれに跨って、少年のような笑顔ではしゃいでおりました。(^o^)
そうこうしている内にいよいよ夕方。近くのモハムドのオフィス(※モハムドは25才の会社員)に寄って、少し休んで、夜のセミナーに備えます。
「さて、やるぞ!」気合が入りましたが、ここからがエジプシャンワールド爆発でした。セミナーの開始が18:00と言っていたのに、何故かオフィス出発が18:05。大丈夫なんでしょうか?
セミナー会場までは30分くらい掛かると言っていた気がするのですが・・・。
移動の車中、落ち着かない気分でいると、モハムドがその道中で車を止めます。「この期に及んでトラブルか何かか?」とドキリとしましたが、さにあらず。その停車理由はとんでもないものでした。「アイスが食べたくなりました」。唖然、呆然、愕然、慄然。(@_@;)マジッスカ 「いやそんな場合じゃないだろう」と思いながらも「先生方もいっしょに食べましょう」と幾度も言われると、こんなところで言い争う時間も無駄かと、しょうがなく一緒にアイスを食べるハメに。塾長も私も小さなヤツを一個だけパパッと食べたのですが、ヨセフとモハムドはWサイズのアイスを、笑顔で談笑しつつ、の〜んびりと食べておりました。(;´Д`)アリエン
そしてアイスを食べて気合の入った(?)ヨセフとモハムド、反対にものすご〜くテンションの落ちた塾長と私の四人を乗せた車がセミナー会場に到着したのは、結局、一時間ほども遅れてのことでしたでしょうか?あらかじめ待っていたセミナー参加者が「押忍」「押忍」と笑顔で挨拶し、握手を求めてくれますが、何かバツが悪い気がして、居心地が悪いです。急いで着替えて、セミナー会場であるサッカーグラウンド(!)に向かいます。
そう、今回のセミナーは、おそらく大道塾史上初でありましょう、なんとアウトドアでの開催なんです。主催者の彼らに言わせると「エジプトの人たちはアウトドアのセミナーが好きなんです」とのこと。少々意味不明ですが、そう言われてみれば空手の夏合宿なんかでは海に入って「エイシャ、エイシャ」と基本をしたり、冬の寒稽古では滝に打たれたり、なんていうのはある意味ポピュラーなイベントです。外で自然に囲まれながらのトレーニングこそが「武道っぽい」というイメージでもあるのかも知れません。
サッカー場でのセミナー。一番左の人に注目。Yシャツにスラックス姿です。
ともあれ史上初のアウトドアセミナー開始。集まった生徒は20名強といったところでしょうか?
ぱっと見て、道着を着てくれている人はせいぜい半分くらい。残りはTシャツ、ポロシャツ姿です。今回のセミナーは大道塾内部のセミナーでも、大道塾エジプト支部発足のセミナーでもなく、その前段階。空道に興味を持った人たちに対し「空道とはどういうものか」を紹介するオープンセミナーです。そういう面ではキック系の人たちの参加もありですから、道着なしの人がいるのもしかたないところではあるのですが、「空道オリジナルの技」と言えば、「道着を掴んで崩しながら打撃を入れる。あるいはそこから投げる」というものです。Tシャツやポロシャツではその部分が紹介できません。ちょっと悩ましく思っていたら、更にとんでもない人が。なんとYシャツにスラックスで参加している人がいます。(;´Д`)アリエン しかもまったく悪びれることなく、人一倍堂々と立っています。〜(_ _;)
「エジプシャンワールド、ここに極まれり」といったところでしょうか? サマーソルトしそうな頭を必死に繋ぎとめながら、準備体操、そして基本稽古を行いました。前半パートはここまで。
小休止の後、後半は体育館に入って組み技の紹介です。しかし何故か、他の団体が使っています。まったく空きそうな気配もありません。不審に思いながらもしょうがないので、そのまま投げのパートもサッカーグラウンドで行うことに。まぁ、芝の上だったので、転がってもまったく痛くもなんともなかったですが・・・。なんてシュールな光景。(^_^;)
最後に私のパートとして、片エリ片袖の崩しから蹴り→足払い、極めの技を紹介し、セミナー終了。いろいろありました(あり過ぎました?)が無事終わってよかったです。
セミナー終了後は「ホテルに帰って汗を流してから食事に」と希望していたのですが、もう遅いし、店もこの近くだから先に食べてから帰ろうということに。ここでも「またアイスを食べてから、食事に行きましょう」と言うモハムドの提案を今度こそは却下し、中華料理屋へ。ところが同席したのはヨセフだけ。モハムドの姿はどこにも見えません。不思議に思ったら、モハムドは敬虔なイスラム教徒であり、酒の席への同席は許されていないのだとか(※「イスラム教徒全般が」ということでなく「戒律の厳しい宗派では」ということ。戒律のゆるい宗派では自分が飲まなければ、同席くらいはOK。ちなみにヨセフはキリスト教徒)。あらら。それがあったから食事の前にアイスを食べて談笑する時間を欲しがったのかもしれないなぁ。知らなかったとはいえ、彼に悪いことをしちゃった。
少し食べてから、ホテルへ。就寝はam1:00くらいでしたでしょうか。
さて今日はいよいよピラミッド観光です。塾長も気合が入っています。ここに来る前から「エジプト遠征の目的の半分はこっちだから」と冗談半分(つまり本気も半分:笑)に繰り返し言っておりました。しかも昨日は、行きたかったのにお預けを食っています。テンションが上がるのも無理もありません。しかし・・・。はい、ある意味予想通りというべきか、朝7:30で約束したモハムドは8:00を過ぎ、9:00を過ぎ、10:00を過ぎても、待てど暮らせどやってきません。(-_-;)
モハムドの携帯ナンバーは不明。その間、ヨセフも携帯が繋がらず。まぁヨセフは昨日の時点で「明日は大学でテストがあるので午前は来られません」と言ってはおりました。でも連絡先としてこちらが知らされているのは彼の携帯だけなんですから、日本人の我々の感覚からすれば「こちらから電話があれば、その時電話に出られなくても、手が空けられたときに『何かトラブルでもありましたか?』と確認の一報ぐらいくれよ」という気になります。
結局モハムドがホテルに来たのは11:00過ぎ。「朝、家を出ようとしたら、車のバッテリーが壊れていて、それを修理していたので遅れました」等と見え見えの言い訳しております。(-_-;)オメー、ソンナコトヲ シンヨウスルト オモッテンノカヨ
「それならそれで、『車のトラブルで、すみませんが遅れます』と一報ぐらいよこせ!」と言うと「一刻も早く直して、一刻も早くホテルに行かなきゃとそれしか考えられなかった」と返答。(-_-;)マダイウカヨ、オイ
困ったもんです。モハムド曰く「ヨセフも今こっちへ向かっている」とのことなので、「どうせここまで待ったのなら」ということで、そのまま更に待つこと40分ほど。やっと到着したヨセフにも「代表者としての責務」を塾長がお小言し、ようやくピラミッドへ向けて出発です。
当たり前と言えば当たり前なんでしょうが、ピラミッドへの道は結構混んでいます。カイロの道路は、もともと車線がないので、割り込みなんか当たり前。隙間があれば入ったもん勝ちといった感じです。割って入ったり、すり抜けたりする際には、注意を引くよう「ここに車がいるぞー。気をつけろよー」とのアピールの為に、クラクションを鳴らします。当然、そっちこっちで同じ様なことをしているので、あちらでもこちらでもクラクションが鳴り続けています。更に恐ろしいのは、そんな状態の中を、フツーに歩行者が道路を横断していることです。車の流れの切れ間を狙って、走って渡るのではありません(そもそも切れ間なんてない!)。
押し合いへし合いしながら車がビュンビュン走っているその中を、小さな子供の手を引いた若夫婦やら、集団登下校の(?)小学生くらいの子供たちとかをも含めて、皆がごく平然と歩いて渡っているのです。「何でこれで事故が起きないんだろうか?」と不思議でしょうがないのですが、傍から見ている日本人の私が分からないだけで、彼らには彼らなりの「行けるタイミング」「行っていいタイミング」があるのでしょう、多分。
車に乗ってから、20分くらいでしょうか? あっという間にピラミッドに到着です。改めて調べると、カイロの中心街からピラミッドまでは10数キロしか離れていないんですから、驚くほかありません。ピラミッドは、間近で見るとやはり凄かったです。言い尽くされたことではありますが、現在の重機とハイテクを駆使してもそうそう簡単には作れないこれだけの建造物をどうやってあの時代に作ったのでしょうか?
ホントに不思議でしょうがありません。しかもそんな古代遺跡が町の中心のすぐ隣にあるんですから、いや〜、エジプトはワンダーランドです。
ピラミッドとスフィンクスを堪能した後は、カイロの町へ戻ります。途中、ぐちゃぐちゃにクラッシュした車を発見。やっぱりねぇ、こんな道路事情で事故が起きない訳ないですよねぇ。どうも中央分離帯を越えてしまって、対向車と正面衝突した模様。怖〜。
それを見たモハムドが「私も大きな事故を起こしたことがあります」と告白タイム(?)。「つい居眠り運転をしてしまって、中央分離帯を乗り越えてしまい、ハッと気がついたら空中を飛んでいました。瞬間、両腕を突っ張ったんで、落下衝突した際、車のフロントはぐちゃぐちゃになりましたが、私は怪我一つしなかったですよ。ハッハッハッ」。マジですか? ハッハッハッじゃないでしょ、そりゃ。(^_^;)
塾長も苦笑いして「そりゃ良かったけど、今は絶対寝るんじゃねーぞ。大丈夫か? 眠くねぇか?」と念押ししたら、「あの時は三日間全然寝てなかったんですよ。今日は朝ゆっくり寝たから大丈夫です」としれっと回答。ちょっとキミ、キミ。キミは今朝は7時に起きて車の修理をしていたんじゃなかったんですか? それを塾長が指摘をすると、墓穴を掘ったことに気づいたモハムドはまったく悪びれることなく、更に大笑いしたのでありました。(^_^;)
とまぁこう書くと「モハムドってヤツはなんていい加減なヤツなんだ」とお思いになる方も大勢いるかもしれません。しかし彼の名誉の為に(?)申し添えておくと、向こうの世界では「約束の時間に遅れる」ということ自体が、日本ほど大した問題ではないようです。今朝の件にしてからが、相方のヨセフも「ジュクチョーがカンカンに怒っているけど、なんで?(Jukucho’s mad. Why?)」と私に聞いてくるくらいです。(;´Д`)オレニキクナヨー
もちろん彼らがワールドスタンダードだとは思いませんが、日本ほど on time にこだわる国も稀なのは事実です。だからその分は割り引いて考えなければいけませんが・・・それでもまぁ何と言うか、言葉もありません。(^_^;)
無事カイロに戻って、エマニュエルというドイツ人と合流。彼はもともとUAE支部の方で空道をやっていたそうですが、いろいろあって今はエジプト在住。彼とヨセフやモハムドとの親交が、今回のセミナー開催に繋がったようです。(彼に関してもいろんなエピソードがあるのですが、本題ではないし、ページの問題もあるので、残念ながら省略)
さて今日もこれからセミナー会場へ。ヨセフとモハムドが改めて「大道塾エジプト支部としてこれからも空道の活動をやりたい」と意思表示するので、今日はセミナーでなくその審査会です。しかし・・・。
「いいか。日本人は時間をきちんと守るのが当たり前なんだ。お前達も大道塾の支部としてやりたいのなら、その日本人のやり方に慣れろ。分かったな」と事前に何度も何度も塾長が念押ししていたにも関わらず・・・。ただ今18:15。やっぱり遅刻しています。(;´Д`)モウイヤ
しかも今日もまた途中で停車します。今日は何だと思ったら、エマニュエルが「トイレに行きたくなった」と。「ついでに先生方もコーヒーでも飲みませんか?」とヨセフにモハムド。んな時間あるか〜い!(*`Д´)=○)Д゚)バキィッ
その後も更に「ジュクチョーがお疲れのようだから、先に私のオフィスに寄って、休んでから行きませんか?」なんぞと訳の分からぬことを言っています。そんな彼らを「もう遅れているだろ。時間がねぇよ。」と必死で説得(?)し、会場へ。〜(_ _;)ツ、ツカレル
ようやく着いた会場ですが、体育館に行ってみると、別の団体=体操クラブが使っています。怪訝に思い「いつ空くの?」と聞いたら「今日は22:00までウチが使うことになっているよ」と驚きの回答。ここでようやく、鈍い私にも事実が分かりました。昨日も今日も、セミナー会場の予約なんか最初めっからまっっったくされていなかったのです(;´Д`)マジカヨ、オイ
となると昨日の「エジプト人はアウトドアのセミナーが好きだ」という言葉も、きっとあれは嘘でしょう。
エジプトの主たる宗教はイスラム教です。イスラム教には、それを理解する為にとても重要な「インシャアッラー」という言葉があります。「全て神の御心のままに」とか「神のご加護を」とでも訳せばいいのでしょうか?「人間はとてもちっぽけな存在であり、神のご加護がなければ何事も成すことが出来ない。だから人の力には限りがあることをわきまえた上で、謙虚に生きなければならない」と、まぁそんな考え方がベースにあるようです。なので、例えばあなたが独身男性で、イスラムの女性と恋仲になったとします。そしてあなたが「Will you marry me?(結婚してくれる?)」と求婚したとします。彼女はなんと答えるでしょうか?そう「インシャアッラー(神様が許してくれたら)」です。答えがOKでも、彼女は「Yes, I will(はい)」とは答えたらいけないんです。何故なら人の力には限りがあるから。どれだけ彼女自身に結婚の意志(will)があろうとも、それは問題にならないんです。例えば不測の事態で、極端に言えば明日交通事故で自分や彼が死ぬことだって、もしかしたらあるかもしれません。それを避けようと思えば、人知ではなく、神のご加護にすがるしかないんです。だから「Yes, I will」なんて言葉はとても傲慢な言葉であって「インシャアッラー」と答えなければならない。もちろんあなたは、彼女が「インシャアッラー」と答えたら、それは「Yes」の意味だと理解して、喜んで結構です。「こないだ彼女に求婚したらさぁ『神様が許してくれたらね』なんてテキトーなこと言われて、はぐらかされちゃったよ〜。(T_T)」なーんて友達に愚痴りながら、お酒を浴びるように飲む必要はまったくありません。良かったですね。これであなたもイスラムの女性と恋に落ちる準備が出来ました。(^o^)
ちょっと話が横にそれましたが、エジプトはそんなイスラム社会なので、もしかしたら彼らの心の中では「朝寝坊してしまった」のも「セミナーの開始時間に間に合わなかった」のも、はたまた「予約をしなくても大丈夫だと思った(?)セミナー会場が、たまたま(?)空いていなかった」のも、全ては「インシャアッラー=神のご意思」なのかも知れません。まぁ人の考え方はいろいろあるんでしょうが、「人事を尽くして天命を待つ」とか「天は自ら助くるものを助く」などといった言葉は、彼らの辞書にはないようです。本っ当にエジプシャンはワンダーピーポーですね。(-o-;)
それで審査会はどうなったか?
塾長も(当たり前ですが)「冗談じゃねぇぞ。今日はさすがに外じゃあもうやらねぇからな」と憤慨しています。どうなることかと思いましたが、体操クラブの人達に話をつけて、体育館の一部スペースを貸してもらえることになりました。
マットを敷き詰めて、ようやく審査会スタート。昨日のセミナーに来た人達は、今日もほぼ全員揃っているようです。最初は基本稽古。昨日で慣れたのか、今日は皆スムースに号令についてきます。身体があったまったところで、全員でマススパー。
さぁここが正念場です。私にとっては気分はもう世界大会。相手は全員、私よりも大柄ですが「上等じゃねぇか。やってやるぜ!!」ってなもんです。
フェイントをいっぱい使って、間合いとタイミングを外し、片っ端からハイキックで顔を蹴ってやります。組み技経験がありそうな体型の人が蹴り足を掴みにきたときは、蹴りをフェイントにして顔面パンチ。崩れたところにまたハイキックと、結局、対戦相手のほぼ全員にハイキックを決めてやりました。対戦したエマニュエルからは「渡辺先生の動きは、とても柔らかくて自在で、まるで水のようでした」と言ってもらえましたよ。(^^)/イェーイ
マススパー中の塾長の勇姿
一方塾長はと言えば、殺気のこもった顔面パンチと伝家の宝刀右ローキックでグイグイとプレッシャーを掛け、追い込まれた相手が苦し紛れに蹴りやクリンチに来たところを、片っ端から足払いですっころばすという展開で、まさに仁王のごとき強さを披露。来年、還暦となるのにこの勇姿。はぁ〜、凄い、強い、かっこいい。いや〜、やっぱり私なんぞは、まだまだ足元にも及びません。当初、エジプトに来た際、ヨセフから年齢と空道のキャリアを聞かれ「年齢は46歳で、空道のキャリアは25年」と答え、ビックリされました。「私とそんなに変わらないくらいに若く見えるし、私の年齢よりも長くトレーニングをされているのですか?」と。まぁ外見のことはさておき、キャリアの件に関しては「まだ too short だよ」と答えておきました。
別にこれは奇をてらったわけでも、格好を付けたわけでも、ましてや彼の素晴らしいキャリア(笑)を皮肉ったわけでも決してなく、心の底から、素直に、「短すぎる」と思ったからです。実際に、塾長ご自身も稽古を続けられていますし、私が大道塾に入門した際、一番最初に稽古をつけてくれた高橋英明師範(新宿支部支部長)も未だバリバリと稽古されています。他にも多くの先輩方の姿を見るにつけ、「俺はまだまだ足りないなー」と、素直にそう思えるんです。もっともっと稽古せねば、と。この感覚、彼らにも上手く伝わってくれればいいなぁ。武道の根幹部分の一つでもありますから。
そしていよいよメインイベント(?)、ヨセフとモハムドの審査会=連続組手のスタートです。ルールは(マスクもないので)基本ルール+組み技。別の言い方をすれば顔面パンチ無しの空道ルールです。
最初はヨセフ。「どれだけやるかな?」とちょっと興味を持って見ていましたが、始まってみれば、技はまだ荒いが突き蹴りはパワフルだし、投げも力強い。もちろん寝技もちゃんとこなしています。後半、人数が進むとさすがにスタミナ切れの様子も見せましたが、気持ちも折れず、いや、真面目な話、結構、かなり、やりました。終わって「私の内容はどうでしたか?」と聞かれましたが(調子に乗せちゃいけないかな?)とも思い「まぁ So, soだな。もっとダイエットしな」と言っておきましたが、正直感心させられた内容でした。
一方のモハムドは更に良かったです。打撃はほとんど出なかったものの(※もともとこのルールでは簡単に組み付けるので、組み技中心にならざるを得ない)、寝技になると長い足を利した三角絞めを中心に、相手を圧倒しておりました。やはり審査後に感想を求められたので、こちらは正直に「Very goodだった」と答えておきました。
これは大道塾の支部発足の為の条件にもなっているので、来年の世界大会には彼らも日本に来ることになるでしょう。彼らが顔面パンチにどれだけ対応できるかは現時点では未知数ですが、「穴馬」的に要注意かもしれません。特に組み技、寝技が苦手な選手なら、彼らに不覚を取る可能性も決して少なくない気がします。日本選手陣、頑張ってください。
さて二日間に渡ったセミナーと審査会もこれで終わり。最後に皆で記念撮影です。晩御飯の予定もあったので、パパッと済ませたかったのですが、集合写真の後も次々と個別撮影を求められ(まぁ、ありがたいことではあるんですがね)、かなり予定時間をオーバーしての終了となりました。
今日の夕食は日本食。レストランへの道中、審査のプレッシャーから解放されたヨセフとモハムドは何か一言いうたびに「ウヒャヒャヒャー」「アヒャヒャー」と奇声を上げながら笑っています。正直「こりゃ確実に頭のネジが二、三本飛んだな」というハイテンションで、まったくついていけません。(^_^;)ダイジョウブカ、コイツラ
車のクラクションも、いつもより沢山鳴っております〜、ってどうでもいいけど、事故らないでね。ヒヤヒヤしながら車に乗っていましたが、とりあえず無事レストランに到着。しかし・・・閉まっております。〜(_ _;)ヤッパリネ
日本食レストランは大体どこでも閉まるのが早いそうで、それも含めて「ちゃんと審査会は時間通りに」と塾長が念押ししていたのですが、先に書いたとおり、スタートは遅れるは、記念撮影もいつまでも終わらないは・・・。更には「今日は日本食を食べよう」というのが事前に決まっていたにもかかわらず、セミナーが終わってから「日本食レストランってどこにあったかな。お前知ってる?」なんて調子で友人に電話を掛けて確認しているようなエジプシャンタイムに付き合っていたら、そりゃ無理だわな〜。幸いにも、すぐ近くにもう一軒、別のレストランがあって(※「遠東」(つまりFar Eastですね)という名の店で、そこは日本食と中華料理とを出していました。日本食レストランは大概早く閉まるが、逆に中華料理屋は大概遅くまでやっているので、それで開いていたんでしょう)事なきを得たんですが、これも彼らにとってみれば「おぉ、まさに神のご加護(=インシャアッラー)」と思ってるんだろうなー、と考えると素直に喜べなかったりして。(^_^;)
そこでは外のテーブルで食事をしました。異国の地で、充実した仕事をこなし、晩秋の風に吹かれながら一杯飲みつつ食事をする。あぁ、なんて至福の時間。(*^^*)シアワセ しかしふと気づくと飲み食いしているのは、塾長と私、エマニュエルの三人だけで、ヨセフもモハムドもまったく手を付けていません。どうしたのかと思えば、ヨセフは「ダイエットしなきゃ」と。あれれ、さっきの一言を気にしているのかな?ちょっと悪かったかなー。一方のモハムドも、つい先ほどまでの「ウヒャヒャー」「アヒャヒャー」のハイテンションがどこへやら。眉間にしわを寄せんばかりのどシリアスな表情で、腹の前に指を組んだままじっとして、一言もしゃべっていません。「どうしたの? 腹でも痛いの?」と聞いたら「そうじゃない」と。そういえば、今日の彼は酒の席に同席しています。最後の付き合いだからと、無理して同席していて、それで戒律に触れるストレスでも感じているんでしょうか?瞬間心配したんですが、彼の答えは「今、この場所のエナジーを身体に取り込んでいるんです。私はヨガをやっていて、7つのチャクラにそのエナジーを満たして云々」。さすがワンダーピーポー、もう訳が分かりません。(;´Д`)カッテニシテクレ
空を見上げれば月が出ています。ほぼ満月です。いい月だなぁ。いろいろあったエジプト遠征。終わってみれば、全て楽しい思い出です。明日からはロンドン、イギリス遠征かぁ。今度はどんなことが待ち受けているんだろう。期待と不安、我にあり。いや、違うな。「期待と更なる期待、我にあり」か。(笑)また充実した、いい結果で終われますように。そう神様にお願いして、最後はやっぱりこの言葉で締めましょうか。インシャアッラー。(^^)/
本サイトに掲載の記事・写真等の無断転載を禁止します。
Copyright(C)KUDO/DAIDOJUKU all right reserved.