はみだし対談 目次 > (其の5)創成期のエピソード2
島津 | 設立当初は試し割りイベントなど毎週されていたんですか? |
塾長 | 毎週というわけではないが・・当時のジャスコの支店長が同い年で酒飲み友達だったからいろいろ口をきいてくれて東北6県をまわっていた。素人を納得させるには試割りを見せるのが一番説得力があるから。 |
島津 | 弟子の方もやったわけですよね。 |
塾長 | あれは1回やってしまえば自信になるんだよ。普段は割れそうにない者でも、飲み会で気が大きくなった時にやらせれば出来るようになるから、余興も兼ねてやらせていた(笑) |
島津 | 演武会ではどんなことをしていたんですか? |
塾長 | 板、瓦、ブロック、バット、レンガなんかを割って見せた。 |
島津 | レンガ!? |
塾長 | あとは角材を体で割ったり・・。 |
島津 | ええーっ(驚) |
塾長 | 折れた角材が観客の方に飛んで行ったこともあった。弟子達には方向を考えてやれよといっておいたんだが・・・。大会演武でやったとき俺に飛んできたりもしたよ(笑) |
― | バットはいわゆる試割り用ではなく。 |
塾長 | モチロン野球で使う本物のやつだよ。 |
塾長 | 俺の拳は人差し指の中指骨がチョッと浮いているだろう。これは当時の名残だよ。 |
島津 | その映像とか残ってないでしょうか。 |
(観たことがないという島津氏のために塾長が執務室からビデオテープを探してきてくれました。)
塾長 | ビートたけしの「ガンバルマン」は随分出させてもらったよ。塾生が割った後で、真似て試し割りをさせるんだが、たけし軍団のメンバーに経験者はダンカンしかいなかったから可哀そうだったねー。後でテレビ局の人に聞いたならみんな拳や脛を怪我したらしいよ。 |
― | この氷柱割り(蹴り)の場面は、3階道場のあの写真ですね。 |
島津 | この氷の厚さはどれくらいなんですか。 |
塾長 | 通常縦20cm、横80cm、長さ110cmのを4枚に割ると、横80cmを4枚に割るから縦(厚さ)20cm弱、幅20cm、長さが110cmになるんだが、今は横80cm を6,7枚に割り10cm位でも1枚に数えるからねー。お陰でギネスに応募したが基準が曖昧だと断られたよ、まったくー!! |
「(其の6)タイトル決定」に続きます