演武者紹介

2011年5月下旬発売の大道塾三十周年記念誌「無窮空道への礎 大道塾三十年のあゆみ」掲載
松原隆一郎「歴史に残る選手たち」より抜粋。

アレクセイ・コノネンコ

ウラジオストク出身。考古学専攻の学者でありながら、東北支部師範代でもある「ロシアのサムライ」。畳上をすべるような流麗な足裁きに強烈無比のワンツー、ローは軽重量級三連覇からついに無差別をも制した。第一回世界大会には母国であるロシア枠から出場、第三回は日本代表となり共に準優勝を飾る。’98北斗旗無差別優勝。'04,'07,'08春,'08秋,'09全日本軽重量級優勝・'03準優勝。'04北斗旗重量級優勝。'01第一回世界大会軽重量級準優勝・'09第三回準優勝。現東北本部師範代。

小川英樹

体力別8回、世界大会1回の優勝を誇る軽量級の雄、人呼んで「天才」。他流派から北斗旗に挑戦、敗退して入門後は連勝街道をばく進。スープレックス、足払い、絞めなど誰も思いつかぬ技の開発ではまさに天賦の才を見せる。'93〜'97'、99 '01北斗旗軽量級優勝、'05準優勝。'98北斗旗中量級優勝、'01第一回世界大会軽量級優勝。フランスでの「グラントロフィー2001」大会では投げられざま空中で相手を締め落とし、大道塾の実力を世界に示した。現・四日市支部長 。

飯村健一

80年代にデビュー、いまだ稽古で一線の選手を圧倒する、進化し続ける業師。早くからムエタイに注目、カウンターの膝と肘は他の追随を許さない。「THE WARS」ではグローブ戦でも連勝。寝技解禁後も自身は打撃にこだわる打撃の職人でありながら柔術の指導者等も招いて弟子にはシッカリと習得させる懐の深さを持つ。'89,'92,'94,'04北斗旗中量級優勝、'99軽重量級優勝。'01第一回世界大会出場。現・吉祥寺支部長。支部開設後はキックと総合のプロ選手も多数指導、空道では短期間に志田淳、小野亮、田中俊輔、末廣智明らの王者を輩出した名伯楽でもある。吉祥寺支部長。

長田賢一

長い手足、類い希なる運動神経に独特の武道観を兼ね備えたご存じ「ヒットマン」。強烈な右ストレート、膝・肘でKOの山を築いた。85,'86,'89,'92北斗旗無差別優勝・'84,'87準優勝。先輩である西良典、後輩である山田との激闘は初期大道塾の華であった。89年の市原戦、92年の加藤戦では先輩として高い壁となった。'84,'87,'89北斗旗重量級優勝・83,'86,'88準優勝。80年代末にタイ遠征、ムエタイ初体験で王者と対戦。90年代初期にはオランダに武者修行に渡り、第一回「THE WARS」ではそのグローブ技術を披露。ムエタイ元ウエルター級王者ポータイチョワイクンをKO寸前まで追い詰め「たった一夜で実力日本一を証明」の活字が雑誌の表紙に踊った。現・仙台西支部長。

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