東北地区

 

S・Cレポート

仙台中央支部:コノネンコ アレクセイ
塩釜・木町支部:熱海 智
石巻支部:三浦悦夫
石巻支部:小川英
石巻支部:末永あゆ
広島中央支部:諏訪一郎

画像集

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仙台中央支部  責任者:コノネンコ アレクセイ

2019年の東北地区夏合宿は7月27-28日に蔵王で行われました。今回新潟支部及び長岡支部は東北合宿に参加しましたので、参加人数が普段より多く全部で181名になりました。初日はマススパー中心の稽古、二日目はマラソン大会と審査会というスケジュールで進めていました。今回新潟の選手は参加しましたので東北の顔なじみの選手にとっていい刺激になったと思います。特に全日本大会で連覇中の目黒選手ですが、同じ階級の東北の選手にとって交流することがとてもいい勉強になりました。初日の稽古の時に、普段クラスに分けてマススパーをやりますが、今回はクラスごとのスパーの後に少年部と一般、シニアを混ぜてマススパーをやりました。この形式で今までやったことないですが、非常に良かったと思います。一般とシニアにとって教えるという立場の重要性が感じられたかと思います。一方、少年部は教えられながら大人に向けて思い切りのスパーをできて、重要な経験になったと思います。今後もそのような交流稽古の可能性を探るべきと思います。

今回の合宿と審査会はシニアとジュニアがとても多くてよかったと思いますが、残念ながら一般が少なかった。他の支部長との話から、20代、30代の塾生が少ないという傾向が全国的に共通していると聞かれます。今後20代、30代の若い人をターゲットに空道の魅力をどのように高めるか、組織として検討課題になるかと思います。

合宿の様子をビデオにまとめましたので、是非ご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=_QT3VQn_FNI

塩釜・木町支部  支部長:熱海 智

東北地区合宿に参加しての塩釜・木町支部長:熱海智の感想を報告します。

今年の東北地区合宿は山形蔵王で実施されました。参加総数が200名以上と多かったので一つの施設にまとめることはできませんでした。結局4つの施設に分宿することになりましたが仕方がないと思います。一日目は蔵王体育館大ホールで稽古しましたが、畳がなく板の間で組み技などを実施したためかなりきつかったようです。今後は畳の間での実施を望みます。審査は一回のホールで実施しましたが、畳が倉庫の奥にあったので事前にホールに敷ける状態にしておく配慮が必要だったと思います。稽古・審査と概ね良好だったと思います。宿舎でのドーピング・会議・黒帯会等全体的に良好だったと思います。また、食事や部屋も良かったと思います。

最後に高橋師範の参加は大変良かったですが、東塾長の不参加が残念でした。

 

石巻支部 支部長 三浦悦夫

7月27日(土)から2日間2019’東北地区サマーキャンプ(以後、SCという)が開催されました。

当支部の参加人数が10人弱でしたが、全体の参加数が≒200人(ブログでふれたが部屋割り一覧からみて4ホテルの分散形態となり)を超えるということで期間中、稽古の士気を上げるには十分であり、2回の稽古においてはスパーリングを数十Rこなした後、パンチ主体・蹴り主体・グランド主体のグループに分けローテーションで廻りながら、空道の基礎(=実践)を改めて「学ぶ」(当然、修正とか確認をする要素も多分に含み)ということでは充実したものになったと思います。

今回、東北地区は数年振りにセミナー会場(稽古場所)が山形市蔵王温泉!なので、朝のランニングでの疲労?稽古においての怪我?等があったとしても温泉で癒される(+ケア)ことが絶対的に好条件な地でした。参加した支部塾生はサマーキャンプで経(体)験した成果を今後(次の)大会(一般は無差別予選+交流試合を、少年部は各地区(県・東北)大会)に活かしてほしいです。

PS(余談)

今回も塾生参加者の内、移動手段で公共交通機関(電車・バス等)を利用(石巻から山形市蔵王まで仙石線→仙山線→宿泊地までのバス=帰りは、その逆)する者がいなかったことは私自身(秘かに楽しみにしていたので)ある意味「残念」でした。 悲

 

石巻支部 小川英 師範代(四段) 

2019’東北地区合同サマーキャンプが7月27日~28日に山形県蔵王温泉で開催されました。当支部からは少年部を含め9名の参加となりました。懐かしい景色の中、稽古会場へ到着すると高槁師範より東塾長は不参加とのアナウンスがあり少し残念な気持ちになりました。各支部長の号令で基本稽古が始まると怒涛の汗が流れ落ち、ついて行くのが大変でした。その後、一般・シニア・少年部で分かれて地獄の連続スパーへと続き、少年部との指導を兼ねた混合スパーと変化をつけた稽古となりました。再び戻ってグランドスパーとスタンドスパーは延々と続き初日の稽古が終了しました。宿に戻り汗を流し、大満足の夕食後はアンチドーピング研修会へ参加しました。印象に残ったのは規則違反の制裁措置が活動や接触までも禁止する厳しいもので驚きました。黒帯会は開催されませんでしたが今回は当支部のみで三浦師範を囲む会を挙行しました。やはり苦しい稽古の後の活力=酒は格別でした、遅れて工藤さんが合流し「至福の時」を過ごしました。翌朝は6時過ぎには年齢別マラソン参加の為、稽古会場前へ集合し激走?した後はこれまた満足の朝食を取り休息した後は乾かない道着のまま、2日目が審査組と分かれスタートしました。山田師範の号令で基本稽古が始まり、大道塾を名乗る以上はしっかり合わせる様に御指摘をいただき私自身その大切さを再認識致しました。その後は遠藤支部長より技術指導がありましたが私は前日、現在も最強の長田師範とスパーをして慣れないステップで逃げまくった為に足裏を擦りむいてしまいました。結果、マラソンでふくらはぎを痛めた工藤さんと見学に回ることになりました。遠藤支部長は主にジャブに対するアッパーやロングフックのカウンターの取り方や、首投げから回避する体の使い方等、非常に参考になりました。ある程度メニューをこなした後は下の審査会場より窓越しに三浦師範の審査をさ捌く声が聴こえてきましたのでそのタイミングで昇級審査のあゆを応援しに行きました。靖さんの手招きで会場に入ると緊張感漂う中、笑顔を見せるあゆが順番を待ってました。いざ始まると2戦とも打撃でポイントを奪いグランドでも極める力も見せ昇級しました。観戦していたみなさんはグランドの急成長に驚いておりました。今後は学業の関係で時間をとるのが難しくなるでしょうが継続は力なりです。よろしくお願いします。審査が終わり高槁師範から昇段及

昇級の発表+総評をいただきサマーキャンプは終了となりました。

三浦師範を始め参加した塾生の皆さんお疲れ様でした。宿が快適な事がありがたいと実感しました。今後は道場での稽古が待ってますのでよろしくお願い致します。

押 忍

 

石巻支部 末永あゆ(2級)

7月27日~28日に山形県蔵王温泉で開催された東北地区サマーキャンプに参加してきました。山形は凄く暑くて立っているだけで疲れました。初日は全体で基本をして各クラスに分かれて稽古でした。私(一般女子)はシニアクラスでの稽古でしたが、他に女性の方が何人かいて心強かったです。東北以外の地域からも参加してる方がいて普段は交流したり稽古することが無いので、とても良い経験になりました。ただ床のマットが無く足の皮が剥けたのだけ痛かったです。 笑夜は温泉に入って支部恒例の花火をしてその後、恒例の飲み会?に参加しました=楽しかったです。

2日目は晴れたので(当然ながら)早朝のランニングから始まりました。今回は審査があることで3往復だけでしたが、来年からは5往復になるので頑張りたいです。稽古の方は審査受ける人と受けない人が分かれて行いました。足が痛くて思う様に基本が出来無くて残念でした。だけど投げ+寝技の審査は「見よう見まね」?でしたが対応出来たので良かったです。そして最後は組手審査で盛岡支部の及川さんと長岡支部の小林さんが相手でした。及川さんとは1分の打撃ルール?で優勢勝ちすることが出来ました。次の小林さんとは1分半の空道ルールで自分なりに距離を保って組手をすることが出来たかなと思います。腕十字を取って一本勝ちすることが出来ました。もっと自分から積極的に攻めていける様にしたいです。結果(講評を受け)1級に昇級することが出来て嬉しかったです。

帰りはみんなでお弁当を食べて師範の御馳走でさくらんぼソフトを食べて満喫しました。

黒帯を目指して稽古を頑張りたいと思います!  押 忍

 

 

2019大道塾東北地区サマーキャンプ体験記 広島中央支部 諏訪一郎

仕事をお休みし、こどもラジオ体操会の世話は奥さんに託し、新幹線と飛行機を乗り継いで山形県の蔵王まで合宿に参加しました。道中は仙台中央支部の先輩のご厚意で、車に便乗させて頂き貴重な内輪話で盛り上がりました。

会場に着くと参加者は200人近く、年少から一般までの東北地区の層の厚さ。線が細いにも拘らず、打撃も組みも軸がブレない少年部出身の選手の強さ。両方とも驚きました。

全体合同練習では、頭を使って体をフルに動かしまくったので、足の裏がずる剥けになりました。

一般の練習では、最強を誇った伝説の長田先生と打撃と寝技のスパーリングの機会を頂きました。マススパーでしたが、思いっきりパンチを頂き、夢見心地の思い出が出来ました。

宿舎では、山形支部の先輩と同室となりましたが、練習後に仕事に出かけられて深夜に戻ってくるという超ハードなスケジュールにも関わらず元気に参加されている姿勢に驚嘆するばかりでした。

二日目の朝は、蔵王の緩やかな坂道のランニングから始まりましたが、高体重の先輩方が早く走っておられるのを見て、まだまだ修練が足りんなと思いました。

朝食のテーブルでは、隣におられた古参の支部長の先生から直々に、遥か昔の試割り体験談を伺いました。

「貫手でのスイカ割りってあるだろ?」
「押〜忍」
「あれな、俺もできると思ったんだよ。たまたま喫茶店に置いてある大きなスイカ。マスターに後ろから押さえて貰って、貫手で割ろうとしたんだ。精神統一して、はーーって息吹して。えりゃーって。‥で、どうなったと思う?」
「スイカ、割れたんですね?」
「指が折れたんだよ。明後日の方に曲がったんだよ。ほれ。スイカの皮が厚すぎて」
「へーーっ」

「ブロック割りってあるだろ?」
「押〜忍」
「アレ、俺もできると思ったの。酔ってたけど、たまたま、足元にブロックが置いてあって。月夜の晩だった。光がこー、差し込んできてさ。こりゃ、割れるなって思ったの」
「押〜忍」
「正拳で割ろうとしたんだ。精神統一して、はーーって息吹してさ。どりゃーって。‥で、どうなったと思う?」
「ブロック、割れたんすよね?」
「折れたんだよ。手が。ほれ。ブロックが水吸ってて。アレ、乾かして割るんだな?ほんとは。ブロックってどれも同じだと思ってたんだよ。ハハハーっ」

思いつきでやってしまった試割りの失敗談を、笑いながら披露していただき、その時に負った手の骨折部位に触れさせて頂き、臨場感溢れる大道塾魂を感じさせていただきました。

朝食を挟んで、技術研究でしたが、シンプルかつ有効なワザをドリル形式で多くの塾生と繰り返し、交流を深めることができました。

最後は、昇段審査の見学でしたが、大道塾の10人組手は半端ありません。負けても勝っても自分の審査を思い出し、苦しいけど素晴らしい戦いにホントに胸が熱くなります。

出会った皆さんに、「遠くからなんでここに来たの?」って聞かれましたけど、実は単に行ってみたかっただけなんです。

改めて、色んな学びの多い合宿でした。お世話になりました多くの塾生と諸先輩方。本当にありがとうございました。