S・Cレポート
岩国教室:松村勝也
筑紫野支部:山田 裕輔
筑紫野支部:平島 和子
筑紫野支部:中島なみえ
大野城支部:上田陸叶
大野城支部:稲垣滋
朝倉支部:高尾紘一郎
朝倉支部:深町美結
広島中央支部:村上智章
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2019 大道塾九州中国合同サマーキャンプに参加して 大道塾岩国教室 松村勝也
この度、初めて大道塾のサマーキャンプ合同合宿に参加させていただきました。
当日は予想通りというか予想以上に気温が高く稽古前から汗が噴き出してきて「これは大丈夫かな(汗)
最後まで稽古についていけるのだろうか?」と正直少し不安になりました。
指定の時間になりますと一般部、少年部合わせて100数十名が整列し、いよいよ稽古が始まりました。
こんなにたくさんの方と同じ空間で稽古をさせてもらうのは初めてで少年部の元気な気合いと
諸先輩方の豪快な気合いとで私自身も気合が入り、気持のいい基本稽古ができました。その後は
マススパーそして各支部オリジナルのミット練習をしました。いろいろな方とのマススパーは
非常に新鮮で緊張感があり勉強になりました。ミット練習もいろいろなバリエーションがあり、
今後の稽古に活かせる充実した内容で勉強になりました。そして一日目の稽古が無事に終わり、
待望の温泉宿に向かい着きました。まずは温泉に入ろうと同じ部屋で仲良くなった方と温泉に
向かいましたが、着いた温泉のなかはすでに大道塾の諸先輩方たちであふれかえり、入る隙間も
なかったので(笑)私たちは一旦外のテラスで待ちました。待ちながら「しかし一般の人が今
もし来たら、いかつい筋肉隆々の人ばかりで一体この集団は何者かと思ってびっくりする
でしょうね(笑)」と笑いました。その後夜の食事会も終わり、20時からは村上先生による
アンチ・ドーピングの講義を受けました。私などはドーピングといえばステロイドくらいの
認識しかなかったのでドーピングの定義について大変勉強になりました。質疑応答もかなり出て
素晴らしい講習会になりました。講習会 が終わり、いよいよビールが出てきました(笑)。お酒も
入り楽しい親睦会になりました。各支部の方々と仲良くなれて本当に楽しい時間を過ごさせて
いただきました。二日目もかなり暑い中、早朝ランニングから始まりました。その後体育館に
移動し、稽古が始まりました。その日の稽古予定は基本の後は投げ技と寝技の講習でしたが、
私は審査を受けましたのでそちらには参加できませんでした。嬉しかったのは、初めて会った
皆さんが「審査受けられるのですね。暑い中大変ですが頑張ってください!」と口々に励まして
くださったことです。その励ましで元気と気合を頂きました。審査は自分でできる限り精一杯
頑張り、どうにか最後まで頑張りぬきました。
審査を見ていただいた松尾支部長からは、ステップワークの大切さと反撃の受け返しの
バリエーションなどいろいろ教えていただきました。そして正午になりすべての稽古が終了し、
解散時間になりました。仲良くなれた方たちと「本当にお疲れ様でした!またぜひ来年も
会いましょう!」と笑顔で握手を交わして別れました。私自身初めての合宿参加で少し
不安もあり、暑さもきつく審査の緊張感もあり大変でしたが、二日間の合宿、審査を無事終えて
非常に素晴らしい達成感を味あわせてもらいました。是非とも来年も参加させていただきたい
と思います。
最後になりますが村上先生、各支部長の方々、諸先輩方々本当にありがとうございました。
押忍。
2019年8月3日~4日に福岡県朝倉市で行われました「九州・中四国地区」サマーキャンプに参加しました。
キャンプの詳細については他の方のレポートにお譲りするとして、私は、合宿で学んだことについて報告させて頂きます。
学んだことは、以下の2点です。
1.空道に強くなるためには、頭を鍛える必要がある。
2.村上先輩(広島中央支部)のアンチドーピング講習は必見。
まず、『1.空道に強くなるためには、頭を鍛える必要がある。』について説明します。
合宿では、各支部のミット打ちの披露や投技、寝技のレクチャーがあったのですが、その際、先輩方は、動作の話の他に、理論の話をされていました。
理論を話すためには、例えば技であれば、その技について、単に体で覚えているだけでは足らず、十分に理解している必要があります。
理解するためには、自分の頭の中であれこれ時間をかけて思考する必要があります。
このように思考されたからこそ、先輩方は、空道が強くなったのだと想像します。
結論として、私は、空道に強くなるためには、肉体を鍛えるだけではなく、頭も鍛える必要があることを学びました。
次に、『2.村上先輩(広島中央支部)のアンチドーピング講習は必見。』について説明します。
アンチドーピング講習と聞くと、何やら専門用語だらけで少し面倒くさい、そう思うのが一般的だと思います。
私もかつてはそうでした。
しかし、村上先輩のアンチドーピング講習は違いました。
この講習では、先輩の小芝居が随所で披露されます。
講習の途中で先輩が突然無言になり、不真面目な態度で怒らせてしまったのかと不安になって先輩の顔を覗くと、ドーピングに関する小芝居が始まるのです。
その小芝居が一度や二度ではなく、トピックス毎に披露されます。
一人二役、一人三役のエッジが効いた小芝居です。
次はどんな小芝居が来るのかと楽しみになるにつれ、私は次第に難しい話にも耳を傾けるようになりました。
もっともっとと小芝居を欲しがっていると、1時間ほどの講習があっという間に終わっていました。
今はまだ合宿が終わったばかりですが、来年はどんな小芝居が見られるだろうかと、村上先輩の次回のアンチドーピング講習が待ち遠しくて仕方ありません。
他の方も同じ想いでしょう。
村上先輩のアンチドーピング講習は必見です。
以上、サマーキャンプを通じて私が学んだことを報告させて頂きました。
最後になりましたが、楽しい時間を提供頂きました、筑紫野支部の松尾支部長を初め、各支部の先生方、先輩、後輩を含む全ての塾生の方々に感謝申し上げます。
押忍
「楽しい合宿」 筑紫野支部 筑南道場 少年部 小5 平島 和子
私は8月3日,4日に1ぱく2日の空道の合宿に行きました。
まず、体育館で練習をしました。そのあと旅館に行っておふろに入り、
みんなでごはんを食べました。そしてみんなでビンゴをしました。
わたしはもうビンゴになっていたのに気づきませんでした。
そして部屋にもどって、いっしょの部屋の友達とおもしろい話をしたりしました。
次の日、朝5時30分に起きてランニングをしました。ランニングがおわると、
朝ぶろに入っておいしい朝ごはんをたべました。10時ごろになると旅館を出て、
2日目の練習に行こうとしてバスに乗ろうとしたら、となりの家でハチのくじょをしていたみたいで6ぴきもハチがバスに入ってきました。先生とわたしの女の子の友達が
たいじしてくれました。無事に体育館について練習ができました。
そんなちょっとしたハプニングもありながら楽しい2日間になりました。
八月三日、四日にサマーキャンプに行きました。
初日は、組みわざの練習をしました。小さな女の子の相手をしていて、よけながらパンチ(寸止め)をくりかえしながら練習をしていると、大人の人から
「相手の子のこうげきを殺さずに反げきできているのがいいね。じょうずだよ。」
といってもらえました。
初めて黒帯としての役わりが出来てうれしかったです。
旅館へ帰ると中、みんなつかれてぐったりしていたので、おとなりの303号室の女の子たちをさそっておふろへいきました。小さな子たちも、すべりだいで喜んでくれてよかったです。
夕ご飯は、あらかじめみんなで苦手な物などを分けていたので、残った分は少なくなりました。
おいしかったです!
二日目の朝はランニングで始まりました。
4㎞はきついよ!と思ってたけど、いがいに走れました。(笑)
なげわざの練習とエイトポジションの練習を中心にしました。
分からないといっている子に教えてあげると、
「ありがとう!」
と、いってもらえてうれしかったです。
帰りのバスで、旅行の話やおかしの話や、どうでもいい話をいっぱいしました。(笑)
今回のサマーキャンプでおせわになった先生たちや、先ぱいたち、ありがとうございました。
先ぱいたちを見て、たくさん学習しました!
来年もよろしくお願いします。楽しかったです。
ぼくは今年、はじめてサマーキャンプにさんかしました。
さんかをもうしこんだ時からドキドキとわくわくがとまりませんでした。
かいじょうについたら、人が多くてびっくりしました。
けいこがはじまって、ほかのしぶの人がつよくてさいしょはおどろいたけれど、ぜったいにまけたくないと心をもやしました。
先生がたくさんいて、見た目はとてもこわいけど、本とうはやさしくて、かっこよくて、ほめてくれたり、色いろ教えてくれてすごくうれしかったです。
つぎの日のあさのランニングがとてもきつかったけれど、先生が「がんばったな。陸叶。」とほめてくれてまたうれしかったです。
おふろのすべり台に行こうとしたら、すべってころんでたんこぶができていたかったけど、らい年もぜったいみんなとはぎはら先生といっしょにサマーキャンプさんかしたいです。
どうもありがとうございました。
うちゅうで一ばん空どうが大すきです。
今夏一番の暑さの中、8月3日~4日、中四国・九州地区のサマーキャンプが福岡県朝倉地区で開催されました。
今回、大野城支部ビジネスマンクラスからは30代から50代の5人のオジさんが参加いたしました。
「仕事あっての空道。怪我をしない、させない。月曜から笑顔でビジネスを!」を合言葉に楽しみ半分、緊張半分といった面持ちでキャンプに臨みました。
初日の立ち技中心の稽古、翌日早朝のランニングと補強、続いて組み技、寝技中心の稽古、早朝ランニングを除けば量的には普段とはそれほど変わりませんが、いつもと違う方と対人稽古をすると驚くほど疲れます。
未知故の恐怖と胸に刻まれし闘魂がせめぎ合い、力みとして溢れてきます。周りから見ても丸分かりで、ご指摘頂き、オジさん合言葉を復唱し、何とか落ち着けました。まだまだ修行が足りません。
今回のキャンプで私は初めてアンチドーピング講習を受けました。
自分が経口摂取するものは自分の責任、という一見厳しいルールと感じましたが、その根底にある思想は自分を守る、という事と理解しました。
強くなっても身体壊れました、では土日の草むしりを免除してキャンプに送りだしてくれた家族に顔向けできません。大野城支部で萩原先生がよく口にされる「家族あっての空道」です。
我々オジさん達はサプリメント類を日常的に経口摂取する事はあまり無いかもしれませんが、米や麦、そして芋の発酵ドリンクの日常的経口摂取には注意すべきかもしれません。
ただキャンプの時は見逃して下さい。
夜(深夜)の交歓会こそがオジさん達の真のキャンプなのです。
最近の交歓会では一人ずつ近況を述べるのですが、先に話される先生・先輩方のトークが異次元の破壊力の為、順番が進むにつれハードルがグングン上がって行きます。これをクリアしてやっと初日終了です。
大野城組はなんとか、うっすらとでも爪痕を残せたのではないかと思います。
今回で4回目のサマーキャンプ参加となりましたが、毎回勉強になる事が沢山あります。
サマーキャンプ開催に尽力してくださった松尾先生を始め運営の皆様へ改めて感謝致します。
ありがとうございました。押忍!
今回のサマーキャンプは例年より少し早いキャンプでした。例年通り朝倉市体育館の柔道場で開催されました。朝倉支部からは少年部3人。一般・ビジネスマンから自分と小川師範代の2人と例年と比べると参加人数は少なく少し寂しいものでした。当該地域 の気温は初日、2日目ともに40℃近い猛暑でしたが、村上支部長、松尾支部長をはじめとする支部長方、先輩方の猛暑に対する練習内容の配慮もあり、事故等もなく無事に皆稽古することができました。今回の稽古で空道世界大会出場の巻先輩と組手ができたこと、また、筑紫野支部の松尾支部長や全国大会出場経験のある野崎先輩にミットを受けていただいたことが自分の中で一番思い出となりました。加えて、直接、色々とアドバイスも頂きとても光栄でした。初日の村上支部長によるアンチ・ドーピングのセミナーは時間が時間(夕食後)でたいへん眠かったです(皆さんはどうでしたでしょうか?)が、その辺りを配慮していただいたのかユーモアたっぷりな説明をしていただけたことがかなりの救いでした。その後の飲み会は、参加者の個人個人の近況報告などを聞き、自分も近況報告させていただきました。疲れと酔いとで自分は何を話したのかさっぱり覚えてませんが、多分、参加者の心に自分という爪痕は残せるような事を言ったんじゃないかな?と自負しておりますw。
最後に大道塾に在籍して5年で4回目のサマーキャンプとなると顔見知りの方も増え、空道を通じ、一緒に汗をかき稽古をすることは職業柄閉鎖された環境にいる自分にとっては大変有意義な時間でありました。このような機会を作ってくださった東塾長、支部長の方々には深く感謝いたします。是非、来年も参加させていただきます。押忍。
2019年サマーキャンプに参加しての感想を報告します。
私が合宿で良いと思ったことは、他の支部との交流があるところです。本来、支部が分かれているので、大会の時くらいしか顔を合わせることがありませんが、サマーキャンプでは班で行動したりすることが多いので、他の支部の人とも一緒に行動をします。なので、同じくらいの女の子が朝倉支部にはいないので、気軽に話すことができる人ができて、とても心強いです。
練習では、今までしたことがなかった背負い投げの練習をしました。皆どんなふうにしたらいいのか分からなくて戸惑っていましたが、先生が一組ずつ丁寧に教えてくれました。寝技では、去年もしたのですが私は覚えていなくて、けれども寝技が分かる周りの子が教えてくれました。とても分かりやすかったです。来年もまた参加したいです。
8月3日・4日の両日、福岡県朝倉市朝倉体育センターにて九州・中四国地区サマーキャンプが開催された。参加者は一般18、シニア18、ジュニア74名の総勢110名、3日は15:00から練習開始、初日は立ち技中心のメニュー、当日の朝倉は、平均気温が30.2℃、最高気温は37.0℃、練習会場は風通しがよく涼しさを感じさせるが室外気温は35℃超、熱中症対策に特に配慮しながら(水分・塩分・ミネラルの十分な摂取、休憩時間の確保、カチ割氷による身体冷却など。ジュニアの保護者からスポーツドリンクの差し入れもありました。)
日本スポーツ協会の『熱中症予防ガイドブック』では、水分の取りすぎ(による低ナトリウム症)も考慮し、自由に水分摂取ができる条件での「のどの渇きに応じた水分摂取(自由飲水)」を推奨しているが、のどが渇く前にしっかり水を飲んでおく(by萩原指導員)。心掛けが大切。
準備運動から基本を終え、マススパー。日ごろはなかなか手合わせできない他支部の塾生とスパーリング、2分スパー、1分休憩のスタイルで相手を見つけて各人それぞれ自分の調子と相談しながら随時水分補給、休みを入れる形式。参加者は基本稽古終了時点で汗が噴き出る感じ、全体休憩、水分補給のタイムも入れながら10ラウンド終了。後半は、各支部のミット・トレーニング紹介とその体験練習。まず各支部それぞれどんなミット・トレーニングをしているのかを実践、その後、各支部担当者がトレーナーとなって希望者のミットを持つ、という形。ミット・トレーニング紹介の前に言うのは各支部共通、「ウチは特別なことしてませんから。」。ところが、実際のトレーニングをみると各支部それぞれオリジナルなミットスタイル。ステップインワンツー・ステップバックの階段、ミドル10連打の連続、ミットを用いた基本稽古、コンビネーション重視のミット等々、個性豊かなミット・トレーニングが紹介された。デモンストレーションが終わると、各人体験したい支部の担当者に順繰りにミットを持ってもらう。各支部それぞれトレーニング内容がガラパゴス的に発展していくのはある意味当然のことで、そうした特色あるトレーニング内容を知ること、体験、共有することは非常に興味深かった。
初日の稽古を終え、宿泊施設の筑後川温泉・花景色へ。部屋割りを確認して入浴、とにかくサマーキャンプはお風呂。複数のお風呂から自分が入浴したい風呂を選んで入浴。その後、食事。昼間の暑さでバテてはいないか少し心配したが、みな食欲旺盛。
食後小休憩をはさんで、ジュニアはビンゴ大会。ひと段落して、一般、シニアを対象としたアンチ・ドーピング講習会。担当講師は私(KIF・AD委員会副委員長、アンチ・ドーピング教育活動者。)。
アンチ・ドーピングについては、折々に関連の報道がなされ、また昨年ドーピング防止活動推進法が施行されたこともあり、国民の関心、注目が集まっているのが実情。国際空道連盟(KIF)は世界アンチ・ドーピング機構(WADA)の署名団体として、全日本空道連盟は日本アンチ・ドーピング機構(JADA)加盟団体として、国内外におけるアンチ・ドーピング活動を推進する立場にある。九州・中四国地区サマーキャンプの講習会実施を含め、今年は全国のサマーキャンプにおいてアンチ・ドーピングのための教育活動が実施されたことになる。今回は、「アンチ・ドーピング規則違反」・「検査(競技会検査・競技会外検査)」・「治療使用特例TUE(治療の必要から、例外的に禁止物質の使用を認める制度。要件のクリア、所定の手続きが必要)」・「スポーツ・ファーマシスト(最新のアンチ・ドーピング規則に関する知識を有する薬剤師)」の4項目についてアンチ・ドーピング活動の基礎知識を紹介した。「禁止物質が体内に入らないようにすること及び禁止物質を使用しないようにすることは、各競技者が自ら取り組まなければならない責務である」(世界アンチ・ドーピング規程2.2.1 JADAによる訳。)何より選手の自覚が必要である旨、具体例を挙げて説明、選手、トレーナーが日常的に気をつけておくべき事項等を紹介した。医薬品に関しては、専門知識がないと判断できないのが実情、市販薬、処方薬を服用する場合は積極的に全日本空道連盟HPのアンチ・ドーピング相談窓口を通じて、スポーツ・ファーマシストの先生に問い合せるよう、特に強調した。質疑応答も活発に行われ、一定の成果があったと考える。
お堅い講習会が終わると次は懇親会、サマーキャンプでは本格マジックなど宴会を盛り上げる出し物が九州勢を中心に準備されているのが恒例、今年は何かなと少し楽しみにしていたが、特にこれといったイベントはなし。今年はないのかなあと思っていると自己紹介タイム。ここで九州勢支部長、責任者の近況報告がいちいち面白い。途中で、「誰がきいても、何度聞いても面白い」「すべらない話」がモチーフにされていることに気づき(今から考えると「着席」の順番も計算通り。)、宴会芸の成熟に感服。
4日は早朝ランニングから、川沿いの土手を年齢に合わせた距離を走って、腕立て、スクワット。さすがに朝は涼しいが、連日の猛暑もあり、参加者の体調が気にかかる。みな何とか課題をこなして、花景色に帰る。すぐにお風呂から朝食。花景色さんには、ジュニアのために麦茶を用意していただくなど大変にお世話になりました。
2日目は、組技と寝技のメニュー+合宿審査。合宿審査は松尾剛筑紫野支部長がつきっきりで、審査というより立ち方、構え、打ち方にはじまり細部にわたる指導。受験者は総本部古参寮生直伝の指導を基本から受けたことになる。
組技は昨年の世界大会選手、巻初段による指導。相手との間にボックスを作って(イメージして)の技の仕掛け方。背負い、一本背負い、大外等、ちょっとしたコツで技のかかり方が大いに違ってくることが打ち込みをしていてわかる。厚紙でできた手のひらサイズの人形を操作して技の具体的イメージを掴んでもらうなど、事前に相当準備したであろう指導内容。寝技は、北九州支部長長谷川三段が担当。横四方からの絞め、ハーフガードからの展開、対角から入ってのアキレスといった技を説明。これまたちょっとしたコツで技のかかり方が大違いになる。技の形がわかったら、パートナーと組んでの技の掛けあい、長谷川支部長のアドバイスを受けながらの技の確認が続いた。いささか早朝ランニングの疲労が残るなか、各人熱心に試技に挑戦。サマーキャンプでやったことを支部に持ち帰り、自分で説明できるようになることが大切。そうこうするうちに終了時間。幸いなことに一人の脱落者も出すことなく、サマーキャンプ全日程終了。
朝倉市では初日の最高気温が37℃、二日目の最高気温の36.5℃と全国でも有数の暑さを記録した(3日にテレビを見ていたら天気予報で明日の朝倉の予想最高気温が38℃になっていて、青くなった記憶がある。)。幸い、体育館は風通しよく、また油断なく練習環境への配慮もなされ、無事にサマーキャンプを終えたことは良かったと思う。日頃と異なる環境で日頃手合わせをしていない相手と練習することはサマーキャンプの醍醐味、見ていると休むのは損、という感じでみな積極的に対人練習に取り組んでいる。張り切っている状態では疲労は表に出ないが、終わったとなるとホッとしてどっと疲れが出るのが人間。私は終わった瞬間、着替えをするのも、荷物を持つのもしんどい感じになりました。そうした疲労感が達成感、充実感につながるのであろうが、熱中症対策としては休息タイムを多めに取り入れるくらいが正解なのであろう。指導者は心しなければならない。猛暑、酷暑の状況下、達成感十分の充実したサマーキャンプでした。