押忍。湘南支部の赤沼という者です。私は大道塾に入門して早19年、59歳にして久しぶりに挑戦した今年の春の支部審査会でやっと茶帯を頂く事ができました。しかしまだまだ力不足の自覚があり、この夏13年ぶりに関東地区サマーキャンプに参加致しました。
仕事の関係で一日目の夕食からの参加となりましたが、夕食時やその後の酒を交えた懇親会で、以前練馬支部でご指導頂いた高松猛師範や、新宿支部で一緒に稽古した塾生の方と再会する事が出来、懐かしい一時を過ごす事ができました。
翌日の長田賢一塾長による直接の基本稽古のご指導では、長田塾長のオーラが道場全体に満ち満ちて、大道塾生として背筋が伸びる気持ちになりました。続く世界王者の方々による技術セミナーでは、今まで経験した事の無い技を教えて頂き勉強になると同時に、現在の大道塾の最前線を闘う若きサムライ達の眩しさに目が眩む思いでした。そして最後の延々と続く自由参加のマススパーでは、普段お目にかかる事の無い様々な支部の塾生の皆様と、年齢も国籍も関係なく、代わる代わる拳や蹴りを交え組み合ったりして自分を追い込んでいくうちに、不覚にも嬉し涙がこぼれて来ました。その時私が心の中で叫んでいた言葉は「お母さん、こんな素晴らしい世界に生んでくれてありがとう!」でした。この感動を与えて頂いた、森直樹横須賀湘南支部長を初め大道塾の関係者の皆様に心より感謝致します。そして、またこの感動を味わえるように、これからも日々の稽古を積み重ねて行きたいと思います。