【1級→初段 慶長 龍一】
押忍、成田支部、慶長龍一と申します。
拙筆ではありますが2023年サマーキャンプのレポートをさせていただきます。
コロナ第5類移行後、4年ぶりの関東地区サマーキャンプ開催とのお知らせを受けまして、私自身2015年以来8年ぶりのサマーキャンプ参加を申し込みました。
前回終了時には、「次回のサマーキャンプに備えて毎日走ろう」とか「組技でやられた。柔道とかサンボとか研究して次回はブン投げてやるぜ」とか思っていたのですが、時が流れるのは早いですね。
「ヤベー、全然走ってないし、最近組技もやってねえ!
しかも昇段審査申し込んでるし俺のバカバカ」とサマーキャンプが近づくにつれて眠れない日が続きます。
前回は、「サマーキャンプ!楽しそう!お父さんだけズルイ僕たちも連れてって」と言ってくれた子供達も、8年も経ちますと、「栃木県で空道の合宿?いいけど車置いてってよ。海行くんだから」と見向きもしません。浮き輪を膨らましている横で空道着を畳みます。(泣)
千葉県から一路、栃木県立県北体育館へ(レンタカー借りました。)
途中高速のインターで休憩しますと、刺すような強い日差しです。
ふと地面を見るとセミが転がっています。
「俺もこうなるんじゃ…」とおかしな考えが頭をよぎります。
とか何とか考えていると、県北体育館到着成田支部キーナン支部長と合宿参加者の方たちと合流、
ここまできたらもうジタバタしてもしょうがありません。道着に着替えて一日目突入です。
準備運動から基本に、普段から支部でやっている動きですが、塾長から身体の運用法、
動作の説明を受け自分が今まで各種の動作を
いかに漠然とやっていたのだと身が引き締まる思いでした。
緊張と武道の奥深さに包まれた初日でしたが何とか乗り切りました。
宿泊先に向かい、夕食です。
以前試合や、審査で拳を交えた方たちと顔を合わせ近況を話しながらの夕食です。
皆さんお忙しい中鍛錬しているのだなと頭が下がる思いでありました。
夕食後、アンチドーピングセミナー受講の後懇親会がありましたが、明日に審査を控えている私は
(成田支部はほぼ参加者全員が審査受験者、次回は絶対参加したいです!)部屋に戻って、「ロングレンジで戦いたい」とか「寝技がやばい」とか色々話しているうちに…zzz
2日目突入です。那珂川の河川敷をランニングのあとフィジカルトレーニング、爽やかないい汗がかけました。
武道場に入り審査班とセミナー班に分かれました。周囲を見渡します。
「やっべー、みんな強そうじゃん(汗)」と基本やる前から変な汗が出ます。
塾長の号令で基本から移動、途中塾長、支部長の先生方から指導を受け、己の未熟さを痛感します。(泣)
投技、寝技の審査の後、ついに連続組手です。
48歳の私は格闘×2、立組×2、寝技×1
「長丁場だ、ペース配分しよう」と考えていたのですが、
最初の格闘からバチバチの乱打戦に(泣)
最初からガッツリ消耗して最後の寝技の時には息も絶え絶え、半分幽体離脱しましたが、必死にしがみついて引き分けに、何とか生きて審査を終えました。
(後日結果を知らされまして、審査合格で昇段出来ました。ありがとうございました。)
最後まとめとしまして、久しぶりのサマーキャンプ参加でしたが、基本・移動稽古及びそれに関係する動作の重要性を学ぶことが出来たこと、昇段審査の受験、他の支部の塾生の方たちとの交流など得ることの多いサマーキャンプとなりました。
4年ぶりのサマーキャンプということで企画運営をされた事務局の皆様は、大変なご苦労があった事と思われます。
塾長をはじめ、各支部長の先生方、私の昇段審査で対戦していただいた方々、サマーキャンプに参加された全ての皆様に心より感謝申し上げます。