この度塾長から命を受けコロンビア領サンアンドレス島に行って参りました。
入寮する前に新潟支部支部長山田利一郎先生から
「お前飛行機乗った事あるか?寮に入って頑張っていれば海外に連れてってもらえるぞ」
と言われて半信半疑でしたが、行けることになり空道を15年間頑張り続けて良かったと思いました。しかしながら一つだけ残念なのは、寮の一年先輩である順也先輩が仕事のスケジュールの関係上行けなかったのは残念でした。
日本時間9月19日成田空港に集合しました。自分は初めての飛行機でしたので事務局のみんなから乗り方や色々教えてもらい、事務局長にはご飯を食べてお酒を飲めば大丈夫だと教えて頂いたので実践したら乱気流の影響もあり吐きました。良き経験です。
行きの飛行機に乗った総時間は22時間で、待ち時間も含めると30時間近くになりました。
サンアンドレス島に着いたのは夜中の3時過ぎでした。
ついて最初の仕事はパンアメリカに出場する選手の計量でした。
国名、年齢を聞いてから体重、身長を測定することになったのですが、南米は英語圏ではなくスペイン語圏ですので全然英語は通じず最初は大変でした。
でも所詮は人間。同じ生き物ですのですぐに意思疎通ができるようになりました。
昼過ぎには計量も終わり予定されていたルールミーティングが無くなりホテルに戻りました。
ホテルに戻った後は自由行動になり街を散策しました。
来る前にコロンビアの治安を調べて良くはなったと書いてあったのですが、一人で歩き回らないようにと書いてあり少しビビっていました。しかしながらサンアンドレス島は発展途上観光地という感じで街中に警察がいたりして夜中一人で出歩いても大丈夫なくらい治安はとても良かったです。
次の日は審査会でした。審査会だけだと思ったら開会式と少年部の試合をやるとのことで高橋師範が少年部は計量を行ってないので審査会の後計量をして明日試合をするということになりました。開会式は行われたのですが地元の民族ダンスみたいなもの踊ったりなど盛大に行われました。
開会式には地元で力のある人やインタビューやテレビ?が入っており島でも空道が認知されているんだと実感しました。
翌日試合だったのですが審判をさせてもらいました。コロンビアの選手がポイントを取ったり、良い攻撃をした時に会場が騒いでいたので万国共通なんだなと思いました。
コロンビアにも良い選手がいたので、育成も出来ている様に感じました。
後にバルガス支部長と話したことなのですが、良い選手を育てても島の外に出てしまい島の外には道場がないので島を出たらやめてしまうそうで、日本でも中学生、高校生になるとやめてしまう事が多いのでこちらも万国共通の問題なんだと思いました。
試合が終わった後に支部長宅でさよならパーティーが行われました。みんなと仲良くなれてとても楽しかったです。
試合の翌日には観光で、コロンビアの塾生にスキューバダイビングを夫婦で営んでいる女性会員がいて前々から誘ってもらってたので行くことになりました。
最初はライセンスなんて持ってないのに大丈夫なのか?と思いましたが、普通にやらせてもらいました。
色んな水族館に行きましたが、ガチ物の海で見る魚は野性味がありとても綺麗でただただ感動でした。機会があったらまたしたいです。
その後ホテルに帰り解散して自由行動になりました。治安が良いので物を取られたり危ない人に声をかけられたりなどなく、逆にみんな親切にしてくれて初めての海外でしたがとても快適に楽しく過ごせました。
夜はバルガス支部長夫婦と日本語が話せるエミルとみんなでご飯に行きました。地元のシーフードを食べたのですが島だけあり美味しかったです。
食事中色んな話をしたのですが、バルガス支部長の道場には100人程在籍しており島民は3000人位いるみたいで約3%の島民がバルガス支部長の弟子である事が判明しました。
とても地域で顔が広く「地域密着型」の道場で、日本でも難しいことをやっていて凄いなと思いました。
同時に先に書いた問題もあるようで、コロンビア本島での普及も大事だなと思いました。
翌日昼頃サンアンドレス島を出て帰路に着きました。
9月26日14時過ぎに成田空港に着きました。
解散した後16時過ぎにサンシャインに着き、日本で帰って来てから初めて口にしたものはタピオカでした。美味しかったぁ。
やはり現地の物も美味しかったですが、日本食は本当に美味しいものだと認識させられました。
今回機会を下さった、塾長、事務局長、行きから帰りまでお世話になりました、高橋師範、慎二先輩、歩未先輩本当にありがとうございました。
この経験を生かして空道に反映できるように今後とも頑張ります。