第一回東欧大会岡裕美(横浜北)

10/16(木)パリへ

押忍。横浜北支部の岡裕美です。
モンゴル遠征のレポートに引き続き、ブルガリア遠征のレポートもさせていただきます。
今度こそ試合です!

成田空港で計量の心配をしていましたが、先生が「大会開催は初めて(主催者はブルガリの国内支部長)だから、多分オタオタしてできないだろう」と一言。
これは、安心して機内食を食べてもよろしいということでしょうか…? →結果:エールフランスのミソスープは涙が出るほど美味しゅうございました。

経由地のパリまでは12時間半の長旅です。夜中、用を足しに起きたところ、キャビンの傍で、ウィスキー片手に楽しそうに談笑している男性2名を発見。
今回は東先生と私、通訳の由美子さん(以後はいつも呼んでいるとおり由美ちゃんと書かせて頂きます)の3人なので、知らない人かと思いきや…よく見たらなぜか片方の男性は先生ではないですか。
合気道をしているフランス人男性と意気投合していた。
まだ成田を経ってから5時間も経っておりません。
東先生の大きさを感じつつ飛行機は一路パリへ。

10/17(金) パリ〜ブルガリア

パリを経由してソフィア空港までは約3時間のフライトです。アルプス山脈を越えました。 ソフィアは日本とあまり変わらない気候で、どちらかというと暖かいぐらい。 「東欧=寒い」という固定観念で持ってきた上着がすでに無駄になりそうな予感でいっぱいです。

今回の大会は首都ソフィアではなく、そこから距離にして200キロほど東へいった街:Stara Zagoraで行われるとのこと。
道中立ち寄ったのガソリンスタンドでロシア人選手がアイスを食べているのを発見し、計量がないと確信。
バスはロシア選手団と一緒だったのですが、最後部座席に一人女性が座っていました。
由美ちゃん「あの女性がロシアの選手でしょうか」
岡「いまちらっと背中を見ましたが や ば い です」
あの背中は間違いなく良いパンチを打つ背中です。

2時間半ぐらいと聞いていたのですが、事故渋滞で4時間半かかりました。ぐったり。
急ごうと時速200キロぐらいで飛ばしていました。
勘弁してください。試合前に死ぬ。

その後ホテルに到着し、日本時間にしてAM2:00からルール会議となりました。
特殊なケースでどうするのか?という質問が相次ぐ。
日本のWebサイトにルールその他の説明の動画を各国語で置いておいたら良いかもしれないと思いました。

10/18(土)試合

バルカン大会の会場はホテル傍の体育館で行われました。 女子部は私と昨日のロシアとブルガリアより1人ずつの出場となりました。

× Darya Timoshina選手(ロシア)
延長の末判定負け。

終わった後に先生から「典型的な日本人の負け試合」と言われる内容でした。
相手の圧力と突進力で先手を取られてそのまま。掴んでもその勢いで振り回されてまったくいいところなし。 例の「表面が痛いパンチ」ではありませんでした。
ロシア選手の特徴としては、仕掛けが早いということと、日本人選手より貪欲であることが印象深いです。
「相手を思いっきり殴ってやろう」(立っていても寝ていても)
「連打してやろう」
「掴んだらとにかく崩してやろう」
という意思を強く感じます。後手に回ったら負けます。

○ Nina Djurova選手(ブルガリア) 延長の末効果優勢勝ち。

手足が長くて苦労しました。フットワークに課題が残ります。
ロシアの選手よりは細身なのですがやはりパワーがあります。

・・・男子の試合はまったく見る余裕がありませんでした。すみません。
やはり計量は無かったので、他の2選手の体力指数は試合後に見ました。
身長差5〜10センチ。体重差5〜10キロ。
ああ、素の状態で一階級上の体格であったということを失念していました。 「外国人は一階級上だと思え」を謹んで撤回させていただきます。

「女子は二階級上」です。←こことても重要。

その日の夜の打ち上げパーティーは、こちらもホテルから徒歩で行けるクラブ(のようなところ)にて。 そこで、大会司会を務めてくれていた女性が大道塾の選手であることを聞かされる。 成田で「一番強いブルガリアの選手は今回欠場なんだ」と先生から伺っていましたが、まさか彼女であったとは。 ブルガリア美女と写真撮っていただいてキャッホーとか言っている場合ではありませんでした(深く反省)

今回はモンゴルと違って現地語の通訳はおらず、日本人選手も少ない中での打ち上げパーティーだったのですが意を決っしてブルガリア選手団の中にお酌をしにうかがったところ歓迎していただきました。
「バルカン大会に日本人が来るなんて」と思われてやいないかと不安だったのですが、とても嬉しかったです。 このような競技をやっているということで、日本に興味を持っている人が多かったのも原因なのかなと思います。
日本語を勉強している方や「サムライに憧れている」という人もいました。
「はじめまして。私の名前は○○といいます」
「日本語おじょうずですね」
「私はあなたを愛しています」
・・・サムライは初対面の女性にそういうことを言うべきではないと伝えておきました。

10/19(日) パリ→日本

塾長に礼!OSU! 今回は仕事の都合で弾丸ツアーのため、翌日には帰国となりました。
午前中の審査に少し顔を出しただけで、急いでソフィア空港に戻ります。 道場にあった微妙に原寸大ではない東先生の写真がとても素敵でした。

空港まで送っていただく車中、ふと目にとまったミニ道着Made in ブルガリア支部があまりに可愛かったもので由美ちゃんと「可愛い」を連呼していたら、いただいてしまいました。カリンさんありがとうございます。

空道着人形 近々本部発売開始!?ブルガリアでやりのこしたことは「ヨーグルトを食べること」。
試合の時にヨーグルトドリンク(塩味)を1本いただいたっきりなのです。
まさかブルガリアのホテルの朝食にヨーグルトが無いとは思わなんだ。
何をしているブルガリア。
あなたたちは日本でブルガリアヨーグルトがどれだけのブランドか分かっていない!
空港を隅から隅まで歩き回り、結局最後に寄ったファーストフード店でヨーグルトときゅうりのスープ(やっぱり塩味)をいただく。

途中パリで4時間のパリ市内弾丸ツアーを敢行したので短い日程ながら旅を楽しんで帰国しました。 由美ちゃん、おつきあいありがとうねー!!
成田空港到着とほぼ同時にドバイ遠征の選手団が成田より出発したそうです。頑張ってください。

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