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コロンビア奮戦記
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7月2日

振り返ってみるとなんだかおかしな一日でした。
良く眠れず、1時間半から2時間おき位に目が覚めます。
明け方、(パン、パン、パンパーン)と銃声でまた目が覚めました。
あとでカイセド支部長に聞いたらよくあるとの事でした。
8時に起きて洗濯をして、メールの打ち込みをして11時に宿舎を出発しました。

今日はカイセド支部長の友人の、合気道の師範がニューヨークから来られていたので、挨拶がてらお茶をして、道場に寄らず直接ジムに向かいました。
胸を中心にやりましたが寝不足のせいか、あまり力が出ず集中力もありませんでした。
14時半頃、道場に戻りメールチェック。
食事を挟んで、16時からいつも通りです。

少年部Aは8名参加、初めに基礎体力、その後基本、ミット(パンチ、蹴り)
少年部Bは15名参加、基本、ミット(パンチ、蹴り)、左ミドルのスイッチを鏡を見ながら反復、その後、ミット(左ミドル)
一般部は18名参加、今日は特別クラスの為、いきなりミット(パンチ2組、ミドルキック2組、膝・前蹴り1組、パンチと蹴り1組、サンドバッグ1組、ローキックのみ2組をローテーションで)、約束組手(主にパン チのみ打ち合い、ローキックのみの蹴り合い)
以上が今日の稽古内容です。

カイセド支部長から、今日、サッカーの試合があって勝つとお祭り騒ぎになり暴動が起きるので危険だから早く家へ帰った方が良いとの事です。
なので一般部は短縮の1時間になりました。(結局、なんだかんだで20時半になりましたが。)
聞けば今日の警備に6000人の警察官が出動して警備にあたってるとの事でした。
どうりで昼間から警察がたくさんいる訳です。
帰る頃には通る車、通る車クラクションを(プップップププー!プップップププー!)と鳴らしすれ違います。 何かの合図なんでしょうか?道には見た事ないくらいの人が居ます。でも皆静かです…。

…どうやら負けてしまったようで、贔屓のチームのユニホームを着た人達が静かにテクテク歩いて帰って行きます。勝てばお祭り騒ぎに暴動、負ければおとなしく帰る。
良い受け止め方をすればここまで国民がのめり込める物が今の日本にあるのでしょうか?
ある意味、愛国心の表現の違いなのかと考えさせられます。
そんな事をふと考えながら宿舎に戻りました。

朝の発砲音に始まり、暴動の警戒の中の帰宅…。
…これもコロンビアの一日です。

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