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【ビジネスマン】

合宿には、ビジネスマンクラスの皆さんも多数参加されていました。みなさん映画俳優のように渋い面構え・・・ 身体は皆、私より二回りは大きい方ばかりです。家族で参加されている方も多く、奥さんが皆美人!
稽古で、肌を合わせてみた感想は・・・「パワーでは負けるけど、技術的には十分に対抗できそう!」というものでした。首相撲、寝技と十分に対応することができました。私も含めて、日本人の課題はやはりフィジカルでしょうか。
帰国前日のお別れ会では、ビジネスマンクラスの国際大会開催が話題となり大盛り上がりでした。イワノフ支部長も、近い将来必ず大会を実現したいとおっしゃっていました。日本でのビジネスマン大会の様子についても興味津々で、ルールや、階級の区分について熱心に質問されました。いずれビジネスマンクラス全日本チャンピオンが世界各国の選手たちと拳を交えるような機会ができるかもしれません。
夢は広がります。

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【お祭り】

帰国前日の土曜の夜は「ネプチューン・デイ」というお祭りでした。保養地のバーが、ディスコに早変わりし、近隣の老若男女がわらわらと集まってきます。 こちらの皆さんは、若者だけでなく、おじさんおばさん、おじいさんおばあさんまでが、ガンガン踊って楽しんでいます。ちっちゃな子もよたよた踊っています。 大道塾の連中は、リズムに合わせて踊っているうちに、いつの間にかシャドーボクシングのステップになってしまっているのがおかしかったです。

仲良くなった少年部の子供たちがスーッと寄ってきて話しかけてきました。このころになると、ずいぶんお互いの意思が伝えられるようになってきています。少年たち、みんな地元に彼女がいるそうで・・・ほんとか?
一通りおしゃべりをした後、ふと一人の少年が身振り手振りで「帰らないで・・・」と、伝えてきました。ちょっぴりほろりとしてしまいました。「いつか日本の北斗旗大会であえるといいね!」と話すと、満面の笑みを浮かべていました。

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途中、男女の痴話げんかがあり、騒然となる一幕もありました。テーブルをぶっ壊しながら、目の前に吹っ飛んできた男女を私が引きはがそうとしたところ、周囲の塾生がサササッと動き、あっという間に事態を収拾してしまいました。塾生たちが私たちの身を画し「動くな。よくあることだ。動くな。」と話しかけてきます。日本人がトラブルに巻き込まれて帰国に影響が出ないように気を使ってくれたようです。
アレクサンダーさんという、セキュリティー会社の社長さん(?)が一言。「 It、s My Job 」かっこいい。
この騒ぎの後、私が気を悪くしたのではないかと、トイレまでついてきてくれたアレクサンダーさん。片言の英語と地面に書いた文字で、「今は2010年。来年は2011年。来年もまたお前に会いたい。」と伝えてくれました。ここでもまた、ほろりときてしまいました。

つづく

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