男子250以下優勝 寺阪翼

氏名:寺阪翼

所属:総本部

 

1.今大会の結果

-250優勝

 

2.今大会の結果について

①初戦:ガチガチに緊張してしまい、身体が終始重かった。岩﨑大河先輩がセコンドについて下さっており、的確な指示を受けていたことが勝てた要因の一つとなった。

2回戦:体重差をかなり大きく感じた試合だった。自身の身体も重く、思うような動きが出来ず、印象悪く見られそうな展開も多かった。非常に反省点の多い試合だった。

決勝:自動延長となる為、本戦ではなく延長戦・再延長戦で優勢勝ちを狙う戦略を立てた。自分のパフォーマンスでは、今大会では一本勝ちは厳しいと感じた為である。打撃でもっと前に出たかったが、アジア選抜大会という独特な雰囲気にのみ込まれ、身体が終始重く、ついて行かなかった。延長残り時間30秒で効果1を奪った段階でももっと突き・蹴りで責めたかったが、自分の現状を把握し、考え方を変え、途中でタックルに行き、寝技に引き込んで時間潰しを行った。試合には勝つことが出来たが、自分らしい戦いをしなかった事に大きな悔いが残った。

②決勝:延長残り30秒を切ってからの動き。非常に悔いの残るものにしてしまった。

③体重の増加、打撃・組技・寝技全部

 

3.練習について

①週5~6で合計20時間ほど。打撃関係10時間、その他10時間。

②毎朝手技の基本稽古を行う。イメージトレーニング。

③自分も相手もケガだけはしないように、させないようにする事。部屋をきれいにする事。

 

4.目標について

①世界大会優勝(第四回世界大会を現地で観てからずっと目標にしていた)。

②まだ口外したくない。ただ、世の動きに柔軟に、ただし基本路線からは外れないようにしたい。

 

5.その他

①高校3年生の時に自分の恩人である個人塾の先生に誘われて、八戸支部の寺沢先生の元から始めた。3年間の引きこもり生活から脱却したてであった為、本当にしんどかったが、ここで辞めたら本当に居場所がなくなると思い、自分が死ぬまでは続けようと思った。

②感想:自分らしい試合が終始出来ずに、悔いが残る大会だった。大会が終わって2週間経っても常に胸にモヤモヤしたものが残っており、時折夢に出てきたりもする。

意見:今回SNSによる拡散が認められたという事は非常に良い決断だったと思う。今から20~30年前の試合の動画では、観客席がほぼ埋め尽くされていたが、近年では空白席の方が圧倒的に目立っている。このことは「競技人口が減少している」「一般に認知すらされていない」「情熱をもって試合を観に来る選手が少ない」という事を暗に証明してしまっているように見える。現在の空道の競技としてのレベルを支えているのは少年部の力(特に北海道~東北にかけて)が非常に大きいが、そこに頼ってしまってばかりでいると摩耗してしまい、限界がいずれ来てしまうのではないかと感じてしまう。SNSなどでの広報を我々一人一人がする必要があると感じている。これからは空道を積極的に支援してくれるスポンサーを獲得する為に、各地域で「目当ての企業を見つける→電話営業→アポ取り→直接足を運んでの営業活動」も必要だが、SNS拡散がしっかりと団体・個人が出来る様になっていれば、空道の知名度向上だけでなく、営業材料としても大きなプラスとなるはずである。