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7/12(火)
朝7:30。約11時間のフライトで無事成田着。
皆ともここでお別れです。東塾長、事務局長、由美子さんは道場へ。色々とお世話を掛けました。ありがとうございました。いつも海外に出ると、素晴らしい経験をさせていただいています。本当にありがとうございます。
高橋師範はこれから会社へ。さすがエリートビジネスマン。気合も覚悟も違います。お世話になりました。ありがとうございました。
田中君も帰宅。お疲れ様。優勝おめでとう。W杯に向けて頑張ってね。
そして残った私と小川支部長、佐藤支部長、平安君の四人はお土産探しで、空港内をウロウロと、、、。
本当はフランクフルト空港で買うつもりだったのに、例のドタバタで買えなかったので、何か良いのがないかなぁ?
私は遠征の度毎に、少年部の子供たちには、何かその国の歴史や文化に興味をもってもらえそうなお土産を物色するようにしています。例えば、前回のエジプト・ロンドン遠征ではパピルス製のしおりを買いました。で、「これはパピルスっていう、世界で一番最初に作られた紙なんだぞ〜。まぁ正確には紙じゃなくて、紙みたいなものなんだけどね。みんな英語で紙ってなんていうか知ってる〜?そうペーパーだよね〜。ペーパーとパピルス、何かちょっと似てるだろ?そりゃそうだ。ペーパーって言葉はパピルスから出来たんだよ。パピルスが元になって紙ができたから、パピルスって言葉が元になってペーパーって言葉になったんだよ」
な〜んて、うんちくを述べながら渡すと「へぇ〜、すご〜い」なんて思ってもらえるわけです。
こんなちょっとしたことをきっかけに海外に興味を持ってもらって、その子が将来、例えば、世界を股に駆ける一流商社マンなんかになってくれたりしたらスゴイよなぁ、な〜んて妄想しているんですが(^^;)、今回はさすがに選択肢がありません。
結局、「ハリボ」というドイツのメーカーのグミのお菓子を買うことにしました。ハリボのグミって、何か有名だって聞いたことがあったような気がしたので。買うときには「もうこれでしょうがないか」と半ば諦め気分で買ったんですが、家に帰って改めて調べてみたらビックリ。そもそもグミってドイツ発祥のお菓子だったんですね。(@o@;)
皆さん、知ってました???グミ(独Gummi)とはドイツ語でゴムのこと。ハンス・リーゲルというボンに住んでいた人(それで頭文字で「ハ」「リ」「ボ」)が、子供の歯にいい、ゴムのように強く噛めるキャンディーを作ろうとして出来たのが、世界初となるハリボのグミだったんですって。おぉ、偶然でしたが、結果的にいいお土産になりました。(^^)/
でも値段は、現地価格=1ユーロに対して、成田価格=¥250。倍以上になってしまいましたけど、、、。(^^;)
さて、これで残った皆ともお別れです。小川支部長、佐藤支部長、お世話になりました。これからS級審判同士として各地域大会(大陸大会)等でまた一緒に遠征する機会が多いかもしれません。その際にはまたよろしくお願いします。
そして平安君、お疲れ様。優勝したけど試合の内容は不本意だったね。でも今回の失敗が次に繋がればOKだから、また気持ち新たに頑張って。期待しているよ。(^^)/
さぁ、とうとうこれで、この超長文レポートも最後になりました。ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。楽しんでいただけましたでしょうか?途中、今回の遠征とは直接関係がない英語に関する話が延々と続いて申し訳ありません。しかし、どうしても私は、この話題をこのレポートに入れたかった。
大道塾は今、世界中に伸びています。そして日本人の人材が必要されています。皆さん、海外に行きませんか?これは、こと支部長さん方や一般部の選手だけのことじゃないですよ。例えばBCの方達だって、黒帯を締めている方なら、海外セミナーに指導員として十分に参加できますよ。ツアーパックで海外に出るより、何倍も面白く、充実感のある経験ができることは請け合いです。ぜひ行ってみませんか?
「行ってみたい気持ちがないわけじゃないけど、英語が、、、」と尻込みしてしまっている、そこのあなた!それはもったいなさ過ぎです。そんなあなたの為に、私はここまで長々と語ってきたんです。これまで書いてきたように私だって大したレベルの英語はできません。それでも十分、大丈夫です。もし心配なら、頑張って遠征前のちょっとの間だけでも勉強してみましょう。それもまた充実した人生に繋がるでしょう。この項の最後に、13年前、私に影響を与えてくれたD君の言葉を紹介します。
「僕自身も最初オランダに行ったときには、英語が全然できないから、凄いストレスでした。でも、オランダ語は更に分からないから、結局英語で話すしかない。で、しょうがないんで、単語並べるだけでも何でもいいからどうにかこうにか話そうとしていると、だんだん何か昔やっていた英語の授業のこと、突然パッと思い出すようになるんですよね。『あ、そう言えばこんな表現あった』とか。それで結局一週間位したら、普通にストレスなくしゃべれるようになりました。僕自身、当時の英語の成績は最悪でした。でもそんな僕でも、追い込まれたら、英語がしゃべれるようになった。日本人ならみんな、中学、高校と英語を勉強しているんだから、絶対に全員が英語をしゃべれます。単純に『英語はダメ、苦手、難しい』って尻込みしているからしゃべれないだけ。しゃべろうとさえすれば、誰でも絶対に英語をしゃべれます。」
さぁ、皆さん。いかがですか?
It’s now or never.
世界が皆さんを待っていますよ〜。(^^)/
渡辺慎二(浦和・北本・大宮西)