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ドイツ遠征記

皆様、お世話様です。浦和・北本・大宮西支部長の渡辺です。(^^)
7/8〜13で、ドイツはフランクフルトに遠征してきましたので、そのレポートです。
海外に行くと、ちょっとしたことで、いろんな刺激、様々な文化の違いなんかを感じ取ったりして、こと空道だけでなく人生全般の勉強になるので、私は海外遠征が大好きです。皆さんもこのレポート読んで、疑似体験するように楽しんでくれると嬉しいです。それではドイツ遠征記のはじまり、はじまり〜。(^^)/

7/8(木)

ただ今成田。16:32。集合時間に2分遅れての到着です。(^^;)
私以外のメンバー=事務局長、由美子さん、小川英樹四日市支部長、佐藤繁樹仙南支部長の全員が既に集合済み。何か自分の目が信じられません。今年で27年目という長い大道塾でのキャリアの中で培った(16:30集合と言われたら、恐らく全員が揃うのは17:00だな)とのいわゆる一つの大道塾時間(!)に関する私の読みがこんなにあっさりと覆されるとは、、、。今回の遠征、何かとんでもないことが起こるような気がします???(^o^;)

「渡辺支部長、遅刻ですよ」との小川支部長の厳しい一言に恐縮しつつ、事務局長に連れられて慌ててスーツケースを預け、その後は時間調整を兼ねて、皆でそばを食しつつビールで乾杯。小川支部長の「当然、ここのおごりは遅刻した渡辺支部長ですよね」との更に厳しいツッコミを笑顔でかわしつつ(※さすがは伝説の世界チャンピオン。一瞬でも隙を見せると、怒涛の攻撃に晒されます。(^o^;))、ビールを飲みながら今回の遠征に思いを馳せます。今回の訪問国=ドイツは私にとって初体験の国。ドイツと言えば何だろう? ビールにソーセージ、白ワイン。ベンツやビーエム(BMW)などの高級車。それから忘れちゃいけないフットボール。しかも今回はW杯の最中だ。準決勝で残念ながら負けちゃったけど、これで決勝まで勝ち上がってた日にゃあ大騒ぎだっただろうな。

18:30定刻どおりに日本を出発し、キャセイパシフィック航空に乗ってまず香港へ。かなり強い揺れにあやうく飛行機酔いになりかけながら(※これも初の経験)、4時間以上を掛けて22:10に無事香港着(※香港との時差は日本−1時間)。ここから次のフランクフルト行きまで1時間40分の乗り換え時間調整です。普通なら乗り換えは面倒くさいと思うところかもしれないけれど、香港も私にとっては初体験の場所。何か一カ国余分に遠征して得した気になりますね。(^o^) でも降りてみれば、空港なんてどこもあんまり変わらなかったけれど(爆)。
ここでも軽食屋さんに入って時間つぶしをします。しかしこの店スゴイな。何がスゴイってそのメニュー。中、英、日の三カ国語で書かれているのはさすが国際空港のお店という感じですが、その中身がビックリです。

【問い】
次の日本語メニューの商品名はどのようなものか、一般的な名称に置き換えなさい。
1.青い山のコーヒー  2.スイス人はコーヒーを混ぜる

さて皆さん、分かります?
【答え】
1.ブルーマウンテン  2.スイスブレンドコーヒー

1はまだしも、2は何なんですかね?名詞にすらなってないです。(^o^;)

これはきっと、ただ「Blue mountain coffee」「Swiss blend coffee」を翻訳ソフトで訳して、その結果をメニューに載っけただけなんだろうなぁ、、、。日本人ならこういうことは絶対にしないんじゃないかと思います。例えば中国語のメニューを作るのに、まず翻訳ソフトを使ってみたとしても、その結果が正しいかどうかを知り合いの中国人か誰かに確認した上で、初めてメニューに載せるんじゃないかと思うんですが、、、。(^^;)
こんなちょっとしたことにも、とても「文化の違い」を感じますねぇ。

香港空港のお店で出たプルオフ式のタブのビール とりあえず中国ビールとラーメンを注文。缶で出されたビールは、思いっきり端が凹んでいます。こういうのも何か「文化の違い」ですよね。日本ならば凹んだものは出さないか、出しても「申し訳ありませんが」とか何か一言があるでしょう(※但し「そういう日本式が当然であり常識である」と言いたい訳じゃありません。むしろ「お客様は神様です」の日本式サービスの方がある意味、過剰でおかしいところも多々あると私は思っています)。
口を開けようと見れば、タブが何と今どきステイオン(stay on)でなくプルオフ(pull off)式です。こんなの見たの、いつ以来だろ?

そのタブを引っ張ったら、「ブシュシューッ!!」とスゴイ勢いでいきなり泡が吹きこぼれました。
おいおい。つまりこれは今の今、缶を落っことして凹んでしまったものを、そのまま出してきたってことだな?
こんなのも日本人ならまずやらないことだよなぁ。店員さんが慌てて台ぶきんを持ってきてくれましたが、自分で落としたのが分かっていたら、当然、こうなる結果も予想がついただろうに。だったら最初っから新しいのに取り替えて出してくれれば、自分だってそんな余分な手間がいらないのにねぇ。_

更に私のものはすんなり綺麗に口が開きましたが、佐藤支部長のものは開け切らない内にリングトップが「パキッ」と折れてしまいました。店員さんに言うと、四苦八苦して開けてくれましたが(※交換はしなかった)、そのすぐ後に小川支部長のビール缶もまた同じことに、、、。うーん、これってどうなんでしょ?

想定の範囲内? 範囲外?「今まで起きたことがないトラブルが今回急に起きた」と考えるにはちょっと無理がありすぎる気がします。となれば当然過去にもあった=想定の範囲内のトラブルということになります。もしこれが日本で起こっていたら「こんな欠陥商品は取り扱えない」と既に返品されているでしょうから、ここではトラブルは起きません。そもそもメーカー側でも開発時から厳しいチェックを掛けるでしょうから、こんな商品が市場に出回ることも最初っからないでしょう。それでももし何かの「納品されてきたけど返品できない」事情があったとしても、日本人なら今後またトラブった時に、パッとすぐに対応できるようペンチなどの用具を備えておくんじゃないかと思います。つまりどっからどう考えても日本じゃ起きることがないトラブルだと思うんですよね、これ。もう苦笑する以外にありません。
海外に出ると、こういう一つ一つのとても細かなちょっとしたことで「文化の違い」を感じて、いろいろと面白いです。(^^) 有名な海外ガイドブックに「地球の歩き方」というベストセラーがありますが、こういう(特に「スイス人はコーヒーを混ぜる」なんて)のはむしろ「地球の笑い方」といった感じでしょうか?(^o^) まぁでも一番笑えるモノは「こんなことで海外、異文化について理解を深めたつもりになっている浅い私」かも知れませんが、、、。(^o^;)
何はともあれ23:50、予定通りに香港発。ここでいつものように時計を現地フランクフルト時間に合わせて時差ボケ対策。さぁ、一路。フランクフルトへ!

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