close

大道塾トリビア

大道塾塾生なら知っておきたい豆知識。

Sonny Chibaの名前でハリウッド映画も多く出演されている国際的アクションスター、千葉真一さんが映画「けんか空手 極真拳」(1975日本、監督:山口和彦)で主演した際、当時極真の現役選手だった東塾長がスタントマンとして出演しました。しかも、牛と戦うというシーンでした。

[東塾長コメント]
この時は急に「東、牛の角を掴んで捻り倒するシーンを撮るぞ」と言われた(笑)。 ま、気仙沼の実家では牛、馬、豚、羊、鶏(にわとり)と普通の家畜は何でも飼っていて、小学生のころからこれらの飼育は俺の役目だったので、近づくのは何とも思わなかったが、博労(ばくろう、牛馬の売買・仲介をする)業ではなかったから、捻り倒す所は見たことはなかった。どうしたなら良いのかと途方に暮れたが、取り敢えず両方の角をガッチリ掴んで左に捻ってみたが、牛の顔が逆さまになっても倒れる気配がない。更に捻ると牛もさすがに怒って、「ブフォー!」という鼻息と一緒に両手を凄い勢いで振り解き、俺に向かってきた。幸い小高い所に飛び上がって難を逃れたが、冷汗ものだった。後日、仙台に帰って支部を開いた折に、ある人の紹介で佐藤節夫現相談役(初代理事長)を「仙台中央食肉卸売市場」を訪ねこの話をしたなら「なに牛を倒すのはコツがあり大して難しいことではないんだ」と言われ「もっと前に聞いていればなー」と悔やんだものだった(爆)。

このページの先頭に戻る

大道塾創設期、東塾長は日本テレビ「スーパージョッキー」の人気コーナー「ガンバルマン」でたけし軍団と共演し大好評を博し何と3回も出演しています。 番組では、日々鍛錬をしている塾生が瓦を素手で割ったりバットを蹴り折ったりした後、「止めた方がいい」という塾長のアドバイスも聞かずに(たけし師匠に強要され?)たけし軍団メンバーの方々が挑戦し、案の定、拳や脛を折ったり痛めたり大変だったそうです。

[東塾長コメント]
この時、当時TVのモーニングショーなどの司会をして大人気だった、高校の同級生の生島ヒロシアナが「たけしチャンはこれから凄い人気者になって行くから、番組が終わったなら改めて挨拶して友達になっていた方が良いぞ」とアドバイスされました。しかし「冗談じゃねー、曲がりなりにも“武道”を説いてる俺が『赤信号、みんなで渡れば怖くない』なんて馬鹿者(若者)受けするような事を言ってるの人間に、愛想使えるか!」と言った思い出があります。
その“たけし”氏が予想通り今や飛ぶ鳥を落とす勢いの人気者で、北野武氏としては、“文化人”として「日本はこのままでいいのか!?」的な発言をしたりしているのを見て、我が意を得たりという気なったりする時は「あん時近づいておけば良かったなー」と・・・・までは思いませんが(笑)、人世の変化というものは予測もつかない位に不思議なものだなと思わずにいられません。
勿論“たけし”氏も当時は高度成長期の日本が、本音ではもっともっと自由な発言や行動を求めているのに、誰もが反論できないガチガチの建前論や過剰な道徳論がつよく残っていて人々が窮屈そうだから、敢えてそこに風穴を開けて、新しい"お笑い"を生み出そうという意図だったんでしょうが・・・・。当時はそんなことを言っても“社会規範”や“常識”がシッカリしていたので、それを「単なる"冗談=お笑"」として面白がっていた訳ですが、今は逆にそれらの“社会規範”とか“常識”が全く機能しなくなったから、逆にブレーキが必要だと思い始めているような気がします。ま、もっと単純に言えば、都会の“元悪ガキ”に対する田舎の“元悪ガキ”の反発だったのでしょうか(爆)。

関連ページ「東塾長と島津茂美さんのはみだし対談」創設期のエピソード2

このページの先頭に戻る

2004年11月にカリ市においてセミナーを行った折に市長より名誉市民賞を受けました。

[東孝旅日記]
2004/11/13 (土) 3:26
今、コロンビアだが、この支部長はコロンビアの政治的課題である貧困から来るマフィアの横行(麻薬、誘拐など)から子供を守り、健全な成長をさせる為に、そういう孤児の収容施設や普通の人が寄り付かないような地域などで武道を教えている慈善家で通っている男だ。また、このコロンビア第3の都市カリ市(人口250万人)の市長は7歳の時に全盲になってもその境遇にめげずに、市長にまでなった人で世界的に有名な市長だ。また、武道の大切さを理解してくれていて、首都ボゴダに対する差別化という意味もあり、空道のコロンビアでの国家公認スポーツ化を応援していてくれている。昨日は市庁舎で新聞、テレビ、雑誌など10数社を集めた記者会見を設けてくれ、空道の認知に一役買ってくれた。俺まで名誉市民の証書授与式をしてもらい立派な証書を貰った。南米の大きな国、コロンビアと、ロシアがそうなれば日本での運動にも大きな力になるな。

このページの先頭に戻る

ある時、ある古い幹部塾生が「塾長、この道場訓は良いですねー!誰に作って貰ったんですか?」と聞きました。「ボコ!(注:ゲンコツの音)」「バカヤロー!当然、知性(痴性?)と教養(強要?)の塊である、俺が作ったんじゃねーかぁーー!!」「エーっ!!!失礼しました」「このー、良く覚えておけ!」

[東塾長コメント]
しかしK会館の道場訓が「宮本武蔵」を書いた大作家の吉川英治先生に書いてもらったというエピソードを知ってるから、みんなそういうのを期待してるのかなー。トホホ

このページの先頭に戻る

空手団体・格闘空手大道塾として設立された当時の道場訓は「我々は空手道の修行を通じ」より始まりました。その後大道塾が「第一回世界大会」を開催するにあたり既に数団体の「世界空手大会」があるのでは日本武道界の混乱を印象付け、地盤沈下につながるという恐れと(投げや寝技)のウェイトが増え技術体系も従来の(「投げや寝技が柔道」で)「突きと蹴りが空手」という概念の範囲を超えていると言うことで総合武道「空道」を提唱した2000年を機に文章が見直され現在のものとなりました。具体的には「空手道の修行を通じ」を「空道の修行を通じ」に変更し、ご子息正哲(まさあき)君の不慮の逝去に際し「精神力と体力を養い、文に親しみ知力を練って」能力を向上させ「有能」な人間になっても、「有情」のない人間では・・・と感じた事で「人と結びて有情を体し」の一文を追加、一部の文言を改めています。

関連ページ「空道とは何か?」(第一回世界大会における塾長挨拶)

このページの先頭に戻る

「有情」は二通りの読み方があります。東塾長のサインの「天地有情」は「てんちうじょう」と読みます。ちなみに道場訓の「有情を体し」はb) の「有情」で「ゆうじょうをたいし」と読み「(人々と交わることで)心を豊かにし」という意味です。

a) 「うじょう」
1.梵語(古代インドの文語であるサンスクリット語の称)で、Sattava =生存する者の意味、「情(心の働き・感情)を持つもの」の意味で、生きとし生けるものの総称
2.愛憎の心のある事<=>無情
b) 「ゆうじょう」
1.心あること、なさけあること。
2.生物の感覚・感情を備えていること。

[東塾長コメント]
俺がサインで使う「天地有情」はa) の「有情」で「てんちうじょう」と読み、「世界は生きとし生けるもの(情を持つもので)で成り立っている。命の営みで溢れている(決して無情=無機質なものではない)」という一種の生命賛歌。土井晩翠の詩集「天地有情」(代表作「星落秋風五丈原」)にも使われている。尚、これをある宗教団体の歌というようなURLがありますが、真偽はともかく、小生は宗教活動とは全く関係ありません、念の為。

このページの先頭に戻る

更新日 2011.12.9