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チリ遠征同行記
この度は、南米選手権大会の審判員としてチリに同行させて頂いた事を塾長はじめ関係者の皆様に感謝申し上げます。大会とセミナーが無事終了し、この地での空道発展の礎が出来たものと確信すると同時に微力ながらそのお役に立てたことを誇りに思う次第です。
私にとって海外での大会審判が2回目となる今回の遠征。主目的である「空道の普及」に貢献することは言うまでもありませんが、もう一つ個人的な目標として「国際審判員としての技術向上」があります。言葉の通じない場所でどれだけスムースに試合を裁けるか自分が試されます。これまで何試合も国際試合で笛を吹いてきましたがまだまだ納得のいかないことばかりです。試合は生き物です。特に空道ルールは奥が深い。如何に瞬時に正しい判定が下せるかが未だに私の課題となっています。そんな志を持って臨んだ南米大会も選手に助けられてばかりでした。初めての大会とは思えないほど、すべての選手が本当によくルールを認識し審判の指示に従ってくれました。これも塾長の指導の賜物か、清々しい気持ちで大会を終えることが出来いい経験を積ませて貰えました。
今回の遠征は、海外から日本をそして自分を見つめるいい機会となり、また一つ「空道」の魅力に触れられた思い出深い旅となりました。関係者の皆様に感謝申し上げます。
以下、文章にできない旅のトピックスを私の写真と解説でご案内致します。
観光
入国申請
海外事情に詳しい黒木支部長が私の分まで代筆してくれました。
親切でいい人だ!やっぱり男にも女にもモテル訳だ!
ケネディ博物館
アメリカのダラスでの観光の一コマ。
平日なのに館内には人が大勢いた。
やはりケネディさんの魅力は世界的。
暗殺場所
この×印の場所でケネディ元大統領は狙撃され命を落としたそうです。
またいつの日かテレビ番組で紹介されるでしょう。
現場検証
とりあえず撃たれたまねをして見ました。顰蹙(ひんしゅく)!
車道なんで車が来るためすぐに逃げました。
暗殺されたのとは進行方向が逆さまです。
ホテルの室内
ゴ〜ジャスな室内、とても綺麗だ。
ただ、枕が6個もあって私には使い方が解らない。
結局、枕に埋もれて寝ていた。
ホテルのエレベーター
黒木支部長は流暢なスペイン語で気軽に声をかける。
相手もまんざらではない様子。ウフフ
流石、股でアメリカ大陸を渡った男だ。
間違えた、アメリカ大陸を股に駆けた男だ!
食事 思い出深い肉料理の数々
※画像クリックで拡大表示
ステーキの嵐
肉は大好きなほうですが・・・・
連日連夜こんな分厚いステーキ食べていると
有り難味が薄れてきます。
人間は勝手です。
最後は「お茶漬けを食べたい」だって・・・
やっぱり私は純粋な日本人でした。
ただ、日本に帰って来ると
「あの肉残すんじゃあなかった〜」と悔やまれて仕方ありません。
こんな私には「粗衣粗食」が似合ってます。
仕事
ブルース・ウイリスとジャキーチェン
どこか面影のあるお二人、チリの酒ピスコで乾杯!
この時、塾長は既に酔拳の達人と化していました。
ラファエル支部長はというとダイハードでした。
接待疲れ
ラファエル支部長は移動中にとうとう撃沈。
連日、連夜の接待お疲れ様でした。
やはり日本の宴会文化はヘビーなようで。
指差し指示
国際試合の必須アイテム。「指差し指示」
言葉で言うよりも動作の方が確実に理解される。
審判員としていい経験をさせて頂きました。
一本負け
強烈な後ろ回し蹴りが炸裂。
しかし、うろたえることなく対処する冷静沈着を装う黒木支部長と私。
試合後の記念撮影
加藤選手(右)も優勝を飾り、無事大会を終えた安堵感が漂う。
みなさんお疲れ様でした。
終わりに
遠征を通じ世界中至る所で空道を愛する仲間が着実に増えていることを実感できました。
「あ〜空道やっててよかったぁ〜」
これが本当の遠征の感想です。
番外編
今回の教訓を「遠征の心得八か条」とし次の遠征に役立てたいと思っております。さようなら!
第一条:一番美味しい、チキンラーメン
第二条:肉はなくとも、チキンラーメン
第三条:魚はなくとも、チキンラーメン
第四条:塩味はなくとも、チキンラーメン
第五条:五目はなくとも、チキンラーメン
第六条:無性に食べたい、チキンラーメン
第七条:何はなくとも、チキンラーメン
第八条:私のチキンラーメンは塾長のもの
チキンラーメンとボールペン
友次広寿(八王子・日野支部) ※文中画像、キャプションを含む
種明かし(塾長加筆)
友次支部長からのメールは俺と“シャチョー” (事務局長)には届いてなかったからUPが遅くなった。 遅くなったお詫びとオマケに、最後のチキンラーメンの種明かし。少し脚色あり(笑)。
塾長「(肉を食い過ぎで)こんな時はラーメンでも食いたいよなー、持ってきた味噌汁
の素と、お粥はとっくになくなってしまったし・・・・・」
友次支部長「塾長、自分チキンラーメンを持ってきて、まだ手を付けてないんですが宜しかったならどうですか」
「エーホントかよ、早くそういう事は言えよな!ま、なにせよ有難う。嬉しいなー、さすが友次支部長は元大学空手部主将だけあってやはり心配りが違うよな」
(恐縮する黒木と飛永。全く関係ない風の久輝 笑)
「どうぞ」と5個入りの袋を持ってきた友次支部長に「悪いなー、お前も食えよ、1個やっから」「!!!・・・・お、お、オス!有難うございます」「遠慮すんな、食え!!」とおもむろにボールペンを二つ指にはさむ塾長(爆)。おしまい。