〜合宿(審査)参加を通じて学んだ「挑戦すること」の大切さ〜
私が大道塾で空道を学びはじめたのは中学に入学した年の春で、思い起こせば入門から約19年が経とうとしています。
大学進学を期に札幌の北海道本部に移籍し、継続的に稽古し試合や審査を受けていましたが、就職した後は道場から遠ざかり、一時期は初段取得もあきらめていました。
しかし、働きながらもやはり、初段への思いを捨てきれず、また、本年2月に結婚した妻の後押しもあり、初段取得に向け、再び稽古に取り組みはじめ、今回、北海道で行われた夏季合宿と昇段審査に参加させていただきました。
日頃の自所属における稽古では、相手に限りがありますが、合宿では全道の多くの選手と稽古することができ、非常に良い勉強になりました。
また、各先輩、先生方の集中的な指導も、とても良い経験となりました。
今回の審査を受けるに際し、それまでのブランクもあり、「はたして自分が受けて大丈夫か。」という不安や恐怖がありました。
しかし今の仕事は転勤がつきものであり、来年は審査はもちろん、満足に稽古できるかどうかもわかりません。
何よりこのまま初段を取れないままでいることは、きっと後悔すると思い、審査を受けることを決心しました。
審査当日を迎えるまで、けして充分な稽古が出来た訳ではありませんでしたが、仕事の合間を縫って準備をしました。
初段という目標を定め、必ず取得すると決心をし、取り組むことで、それまでの生活が変わっていくのがわかりました。
普段の生活そのものに活気と充実を感じるようになったのです。
そして審査当日。内容は必ずしも満足できるものではありませんでしたが、念願だった初段を取得することができました。
今回の合宿参加と審査を通じて、私はこれからの人生において、常に目標に向かって「挑戦すること」の大切さを学びました。
これは、家庭生活においても、仕事においても大切なことだと思います。
空道は私のこれまでの人生の基盤を作った重要な要素でしたし、これからの私の人生にとってもそうであることを実感しています。
空道を通じて今後も多くを学び、少しでも社会に寄与・貢献できるよう、精進する所存です。
最後に、これまで応援してくれた家族をはじめ、温かく見守ってくださり、ご支援いただきました先生方に御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。押忍。
鈴木隆太(北海道本部)
更新日2012.7.30