7月21,22日。北海道地区サマーキャンプが行われました。場所は例年通り蕎麦で有名な新得町にある緑に囲まれた温泉ホテル。
参加人数は関東や東北地区ほど多くはありませんが、誰よりも空道を愛する武道家たちが集まっています。なんせ広大な北海道なので、支部どうし行き来し交流を図ることはそう簡単ではなく、年に一度のサマーキャンプはとても貴重な場であると思います。
初日の稽古は、基本稽古からのマススパーリング。いつもの道場稽古とは違う環境で普段手合わせすることの無いさまざまなスタイルの選手とのマススパーはとても学ぶことが多いですね。北海道本部の村上師範と帯広支部の船見師範のマススパー(?)を見て震えあがった人もいたと思いますが、それも年齢を問わず続けられる武道であることの証しではないでしょうか。その後は、各指導員による技術講習。僕もいくつかの技を紹介させていただきました。
夜は少年部の花火大会。子供とは言ってもやはり大道塾の塾生だけあって命知らずの輩がそろっているので毎年事故が起きないかとヒヤヒヤしながら見ています。
無事何事もなく花火大会を終えると、次に待っているのはサマーキャンプのメインイベントである宴会です。乾杯の後、一人ずつ自己紹介で名前、年齢、所属支部、好きな女性のタイプを言わなくてはなりません。いよいよ僕の番が回って来て立ち上がり自己紹介を始めようと思ったその時、東塾長から「とりあえず俊輔には一杯やらせて舌の滑りをよくしろ〜」との命令が。以前ウクライナ遠征のとき、僕は東塾長以上に酒を飲んでしまうという一塾生として非常に空気の読めない行動をとったこともあり、東塾長も僕が酒が強いということを知っていたのです。結局僕だけ一言も発することなくことなく、ひたすら焼酎を飲むという自己紹介となりました。
当然次の日は二日酔いです。マラソンどころではありません。去年は20代で1位を取った僕ですが、今回は10キロのマラソンコースを見事に“完歩”しました。
二日目の稽古もフラフラでしたが何とか気合で乗り切って今回のサマーキャンプを無事終えました。
今回のサマーキャンプは、こんな感じでかっこ悪いところも見せてしまいましたが、僕はこれからも選手としてワールドゲームズや世界大会を目標に頑張るとともに、北海道の空道を盛り上げる役目を持つ者の一人として日々精進していきたいと思います。
田中俊輔(北海道本部)
更新日2012.7.30