総本部からエストニア遠征の命があり随行いたしました。
渡航中の機内で映画鑑賞や読書などで時間を費やすも、海外の空道の発展普及と共に、また日本勢の敵になるだろうと一抹の不安を抱えていました。
空道の為に建設したスポーツ施設の竣工式、高段者の審査立会いと技術セミナーなどのお手伝いを行い、どれも目を見張るものばかりでエストニア支部長のイゴリ・ゴルベフ氏の真剣な取り組み方と、それを取り巻く隣国の空道の発展普及にただ驚くばかりです。
到着の空港から帰国までの終日、塾長の送迎はトヨタのクリーンディーゼルです。私たちはBMWの7シリーズ、レクサス、メルセデスのこれまたクリーンディーゼル車の日替わりでホテルから会場までの送迎です。
日本ではディーゼル=悪とされていますが、技術革新がここまで進むとガソリンエンジンとなんら遜色のない素晴らしいエンジンでした。
そんな事を思うと私達は「空道の発祥の日本」の名の元にあぐらをかいていたのでは海外の異常なまでの発展、普及などに気付く余地などありません。塾長が常日頃お話をされているこの事にもう少し耳を傾け、真剣に捕らえなくては7月のワールドゲイムズはきっと絵に書いた餅で終わり、来年の世界大会は連敗だと覚悟しなければならないと思う次第です。
さて、日本は海外からの要人を迎える場合トヨタ車でしょうか?多分BMWかメルセデスで迎え入れ、諸外国の仲間入りといったところでしょう。
この度の経験をもって、この日本をもっと気に掛け空道の発展、普及に努めたいと思います。
また微力では御座いますが、この遠征にご協力できたことに幸せを感じております。
有難う御座いました。
押忍
山田利一郎(新潟支部)
更新日2013.4.13