ヨーロッパキャンプ開催国であるフランスから、動画の提供がありました。
daido
2022.07.25 《埼玉・茨城・東京》ワンマッチ交流戦 結果&レポート
6/19(日)、岩槻文化公園柔道場にて三年ぶりにワンマッチ交流戦が行われました。
その翌週、26日には総本部主催の関東交流試合もあったのですが、そちらはトーナメント制。ですから「トーナメントで優勝入賞を狙うような上級者は関東交流試合に、なるべく怪我無く経験を積みたいという初~中級者はこちらのワンマッチに」と上手く住み分けができることを狙いました。
結果、7支部から25名の選手に参戦いただき、エキシビションマッチも含めて全14試合が行われることとなりました。
一般とシニアの試合に関しましては、こちら
https://www.youtube.com/playlist?list=PLvVju5c9tSxW06RAicr1bAtJB7evPV5XD
に動画が上がっておりますので、ぜひご覧ください。
(※全試合結果はこのレポートの最期に掲載されています)
さて、その中でもいくつかの目立った選手、試合に関して少しコメントしましょう。
・岩﨑選手(大宮西)は16歳。体格も年齢も上の相手と二戦して二勝の活躍。サウスポーならではの左の攻撃とポジショニング、相手の出鼻をくじく右前横蹴りが上手かったです。今後、公式試合でのさらなる活躍が期待されます。
・中西(日立)vs.伊藤(大宮西)。
青の中西選手は伝統派空手の黒帯を持っていて、白の伊藤選手は極真空手の経験があります。
中西選手は遠い間合いから飛び込んでのパンチが有効でした。伊藤選手は力強いパンチと蹴りを見せましたが、届かないことも多かった。
一方、伊藤選手は打たれながらも落ち着いてファイトを継続したのが良かったです。ノンコンタクトルールしか知らない空手家が空道ルールを初めて経験すると、一度打たれただけでパニックになることも意外とあったりますが。
両者それぞれの経験が表れた、興味深くて良い試合でした。
・柴田(水戸)vs.今村(日立)
柴田選手は柔道二段、今村選手は極真初段の経験を持っています。この試合も双方がそれぞれの能力を見せ合った好試合でした。
私が空手を始めたのは約40年前。当時はお互いがお互いを軽視しあっていました。
空手家曰く「実戦で柔道は強くない。彼らが掴みに来たところにパンチとキックをすれば問題なく勝てる」
柔道家曰く「実戦で空手は強くない。捕まえてしまえば、彼らは何もできない」
双方の主張はこんな感じでした。
限定された武道をやっていると、このようになりやすいですね。自分に自信があればあるほどこのような考えを持ちやすくなります。
しかし、実際に戦ってみれば、殴られても組みつこうと前進してくる相手を止めるのは容易ではないし、また反対にパンチやキックを無視して組みつくことも容易ではありません。同時に、相手の武器に無知でいる事は即敗北に繋がります。それぞれの武道や格闘技にはそれぞれ学ぶべきところがあることが、空道をやってみればすぐに分かります。
謙虚になること、他者をリスペクトすること、同時に自分に自信を持つこと。
人格形成のプログラムとして空道は極めて有効な「武道の王道」だと私は信じています。
・藤田(御茶ノ水)vs.糸井(総本部)
58歳対66歳の戦いです。「空道は高齢者であっても安全に楽しむことができる」ことを体現してくれる二人は素晴らしいと思います。
特に66歳の糸井選手に関しては、私はとてもリスペクトしています。
私はもうすぐ60歳です。大道塾の中では私が先生ですが、人生では彼の方が年上、つまり先輩です。
今、私は彼よりも空道が上手いし強いです。当たり前ですね。ただし私が66歳になった際、今の彼のように戦えるかどうかは分かりません。おそらくできるだろうとは思いますが、それは証明できません。それを証明できるのは実際に私が66歳で戦った時です。
ただしその時、彼は72歳でまだ戦っているかも、トレーニングを続けているかもしれません。私が72歳で戦えるかどうか、トレーニングを続けていられるかどうかは、やはり自分が72歳になるまで証明できません。
このように、先輩が歩みを止めない限り後輩は先輩を追い抜くことは永遠にできません。先輩とは常に自分の前を歩き続ける人であり、だからこそ尊敬すべき存在です。
そしてこれは武道文化の根幹の一つだと思います。
・関川(日立) vs. 西山(草加)
実はこの対戦は鐵選手(日立)と西山選手との間で行われる予定でした。しかし鐵選手が一試合目を終えてから体調不良を訴えた為に、一旦は「西山選手の試合はなし」となってしまったのですが、日立支部の古株である関川選手が「自身の支部が迷惑をかけるのが申し訳ない」とばかりに、「私が代わりに戦います」と自ら買って出てくれて、急遽組まれた試合です。
関川選手から見たら西山選手は級も上(3級に対して1級)、体格も上(身長で10cm、体重で14kgの差)、更には実績もはるかに上(西山選手は元全日本シニア王者)。なお且つ自分はこの試合に向けてコンディションを整えていた訳ではない。この状況下で「私がやります」と言える人はまずほとんどいないでしょう。
試合自体は西山選手の完勝となりましたが、関川選手の「常在戦場」の心意気は素晴らしいものでした。
・中村(北本)vs. 高田(浦和)
中村選手は空道ではまだ3級であるものの、BJJの黒帯と修斗のプロライセンスを持っています。白の高田選手は過去北斗旗にも出場したことがあり、現在参段。
今回の交流戦で最もレベルの高い好試合でした。
以上です。
試合の後は毎回恒例、選手も見学応援の人も一緒になってのマススパー祭り。自身の道場からは試合参加者がいないのに、これを目当てに遠く県外から来てくれる方もいます。
このレポートをご覧になって「私も参加したい」と思われた方はぜひご一報ください。
最後になりましたが、参加ご協力いただいた各支部の皆様に感謝申し上げます。
コロナもだいぶ落ち着いてきたと思うので、今後は以前のように定期開催をするつもりです。
次回は10月後半か、11月前半くらいで検討したいと思います。
よろしくお願いします。押忍。
渡邉慎二@浦和/北本/大宮西支部長 拝
以上
2022.07.25 豊田大谷高校杯 結果&レポート
豊田大谷高校杯
2022年7月17日
大会所感
2019年以降2年間、新型コロナウィルス感染予防で開催できなかった「豊田大谷高校杯」
も3年目にして開催出来ました。
コロナ前は、中部地区以外からの参加もありましたが、今大会は中部地区内での開催となり、
規模が縮小した大会になりました。
内容に関しては、U16とU19の試合を行いましたが、縮小したとはいえ活気溢れる、目を見張る
試合も数多くあり、次世代につながる活躍できる選手達も少なからずいました。
又、審判講習会も兼ねての今試合、各動作などの確認を改めて行うこともできました。
「豊田大谷高等学校杯」はU19クラスの全国大会、いわゆる野球で表現すれば甲子園大会のような、
空道でもそのような位置付けを目指ます。
来年以降、コロナ感染がどのように治まるかわかりませんが、継続して開催していきたいと思います。
来年は、全国からの参加者の期待をいたします。
2022.07.13 マルタ遠征記 アレクセイ コノネンコ
仙台中央支部支部長・師範
国際空道連盟事務局員
アレクセイ コノネンコ
今回の遠征は、セミナーを兼ねたジュニアヨーロッパ大会を目的としたものでしたが、移動と合わせて5日間で、現地で過ごした金、土、日はとても忙しいスケジュールでした。金曜日の午後についた後、すぐにセミナーをやって、土曜日の午前中セミナー、午後セミナー、夕方の審判講習会、日曜日一日大会をやって、月曜日の午前中にちょっとした観光して午後に帰国。大変忙しかったが、多くの参加者にとっては初めての国際大会でしたのでとても満足していました。セミナーと大会には10カ国の代表者が参加し、イベントの間にヨーロッパ各国の代表者と話し合いましたが、ヨーロッパはこれから積極的に動いてますます強くなると思いました。
今回のイベントは、マルタのブレデイヒン支部長のおかげで可能になりました。ブレデイヒン支部長はロシアからマルタに移住した実業家であり、50歳過ぎてから空道を始めました。初めて会った時には緑帯でしたが、今は2段まで成長しました。マルタ支部も2年前にできて、その開所式に東塾長と一緒に行きました。先生と一緒の最後の海外遠征でした。あの時に道場は、一部まだ工事中で、現地の塾生が2人ぐらいしかいなかった。しかし、この2年間で、コロナ禍にも関わらずに、子供を中心に道場生は80人ぐらいまで増えました。そして増えただけでなく、素晴らしい練習環境と専念した指導のおかげで今回の大会で数々のメダルをとりました。ブレデイヒン支部長の情熱のおかげで可能になった成果を高く評価しています。
今回の遠征の大きな目標の一つは、ヨーロッパにおいて審判の育成と審判ライセンスに認定でした。ヨーロッパの空道家はその必要性を理解して熱心に審判講習会に参加し、一所懸命に大会の実技審判に取り組みました。そこで私から気づいたいくつかの今後の課題を取りまとめていました。これは今後の審判講習で特に強調するべきと思いました。
* 海外の大会運営について事前に打ち合わせが必要です。今回はドタバタが目立って、色んな人が出入りしていたから、大会運営項目を事前にチェックすることが必要です。会場の形によって制限が生じますが、出来るだけ選手エリアと審判エリアを分けるべきです。選手を連れた支部長がそのまま審判を務めることがほとんどですが、公平性を守るために審判と選手をできるだけ分けるべきです。審判はセコンドを務める時にやはりセコンドジャージを着て、審判機能と応援機能を分けていることをはっきり見せなければならない。応援についても、今回時にとても激しく、副審の笛が聞こえないぐらいの時あったので、注意するべきです。
* 笛を吹かないで「効果」などのポイントを示していた副審はいたので、副審の笛を徹底させる。
* 反則の技などの知識が不充分のため、反則の見逃しが多かった。
* ジュニアのカテゴリーで許可されている投げ技と寝技の認識が曖昧。
* 副審が笛を吹いた時に、主審が何かのポイントを上げなければならないと思い込んでミスジャッジすることが多かった。逆に、主審は「副審!」をコールした後に、副審がなにかを慌てて上げなければならないと思いミスジャッジということもあった。
* 主審は自分の正面の右か左の副審しか見ていないので、判断する時に他の副審の意見を取り入れてない。
私は今回こう言ったポイントに気づいたので、今度の審判講習会などでそこに焦点当てて認識を共通させる必要があると思います。
2022.07.13 マルタ遠征記 髙橋 英明
国際空道連盟理事長
髙橋 英明
ヨーロッパ空道ジュニア選手権大会に大会審判長と審判員を派遣する形で、6月30日の夜に日本を発ち7月5日の夕方に帰国という日程で、コノネンコ支部長と亮汰との3名でマルタに行ってきました。
今年の3月末のKIF総会で制定が承認された大陸委員会規程では、各大陸委員会は、委員会に所属する国が参加する国際大会および国際セミナーを企画しなければならないとしています。そして、大陸大会を開催する場合は、KIFから大会審判長と2名の審判員を派遣するということにしています。また審判員の育成を委員会の義務とし、A級以下の審判ライセンスの承認は委員会が判断し、KIF総本部に報告することで認可されることとしています。
大陸委員会は次の4委員会を設置し、それぞれに数名の委員を任命しています。私自身は、全ての大陸委員会のスパーバイザーであるとともに、ヨーロッパ委員会の委員長を務めています。
- アメリカ委員会
- アジア・オセアニア委員会
- ヨーロッパ委員会
- 中東・アフリカ委員会
今回のヨーロッパ空道ジュニア選手権大会については、5月にフランスで開催したヨーロッパ支部長会議において、中東・アフリカ委員会に所属する国からの参加も認める、主催国からは各カテゴリーにつき4名まで、他の国からは2名までの参加者を認めるということを決定しました。
現在の状況下では、ロシアとウクライナからの参加が見送られたことは致し方ないことと思います。ビザの関係で、当初参加を予定していたアルメニアとアルジェリアからの参加がキャンセルされたこと、またフランス国内ストライキの影響でフランスのレンヌからの参加がキャンセルされました(パリからの参加はありました)が、合計で8ヶ国から45名の選手の参加がありました。キャンセルがなければ、10か国から62名の参加が予定されていました。
大会運営面では、改善の余地はありますが、少ないスタッフで効率的な運営がなされていたことが印象的でした。試合場は1面でしたが、スマホとPCを連動させて、1名がアナウンスと計時および掲示係のすべてを担当していました。トーナメント表も、自動で作成するシステムが利用されており、大会前日夕方の計量後に、このシステムで迅速に組み合わせが作成されていました。
大会前日には2時間の審判講習を実施しましたが、道場に大型モニターが設置されているので、これを利用することとし、100ページを超えるパワーポイントでのプレゼン資料を準備していきました。動画を多用したので、ページ数が多くても、約30名の参加者には、集中力を切らさずに参加してもらえたと思っています。このうち12名については、翌日の大会で審判を務めてもらうことを通して、ライセンス認定を行いました。結果として、B級4名、C級4名、D級4名をヨーロッパ委員会として認定し、KIF総本部に報告することとしました。12名のうち2名は、イタリアとマルタの女性審判員です。
規則では、大陸大会や他の国際大会において主審を務められるのはA級以上となっていますので、ロシアとウクライナを除くと、主審を務める資格がある者はまだいないという状況であり、日本からの派遣が必須です。受験者の中の1名は4段だったので、できればA級をと思っていたのですが、B級認定に留めました。まだ経験を積むことが重要です。ただ、今まではロシアとウクライナ以外には公式審判員がいなかったということを考えると、大きな前進です。10月末にはローマで空道イタリアンオープンを開催する予定なので、その時には今回よりも細部に踏み込んだ内容の審判講習を予定しています。空道のルールは、2時間程度の講習で理解するのは無理です。しかし次回にあと2時間あれば、かなり理解を深めてもらえると思います。
大陸委員会制を導入し、各大陸で大陸大会をはじめとした国際大会を定期的に開催していくことを決定したとき、主催国として手を挙げる国があまりないのではないかという懸念が示されましたが、ヨーロッパについてはマルタおよびイタリアからすぐに手が挙がりましたし、リトアニア、ジョージア、アルメニアからは、次にヨーロッパ大会を主催したいという要望が示されました。フランスも十分に大会を開催できる力があります。
国際大会や国際セミナーを定期的に開催し、国際的な活動を活性化したいというのが、大陸委員会制を導入した大きな目的です。9月末にはブラジルでパンアメリカン空道選手権大会が予定されていますし、11月の仙台での一般部の大会は、来年の世界大会の国内最終予選であるとともに、アジア大会として開催することを検討しているところです。
各大会に審判長として参加することは、体力的にかなりの負担なのですが、当面の間は、全大会に参加し、世界における空道の発展に貢献したいと考えています。
参考までに、私が担当したセミナー部分の資料と、審判講習資料(実際には動画が張り付けられています)を添付します。
2022.07.09 第70回大道塾関東地区交流試合リポート
2022.06.27 第70回大道塾関東地区交流試合リポート
2022年6月27日(日)、東京都新宿区・新宿スポーツセンター第一武道場にて開催された2022第70回大道塾関東地区交流試合には105名がエントリーし、U7からシニアまで23のカテゴリーに分かれてトーナメントやリーグ戦、あるいはワンマッチを競った。
年齢や経験や体格によってカテゴリーが細かに分類され、一つひとつのカテゴリーの出場者が小人数に保たれていることは、安全性を高め、ビギナーの参加しやすさを保つために、意義深いと感じた。このように「交流試合」の名に相応しい配慮がなされた今大会ではあったが「一般空道ルール軽量の部」に関しては、優勝した佐々木龍希(大道塾総本部、18歳)、準優勝の寺阪翼(大道塾総本部、25歳)、準決勝で佐々木にスプリットの旗判定で敗れた月東玲真(大道塾草加支部、29歳)、準決勝で寺阪に敗れた小松慎(大道塾新潟支部、22歳)とも、全日本出場歴がある選手であり、彼らが争った準決勝以降の闘いは「確実に技術的に全日本レベルのクオリティー」と感じさせる内容だった。
今大会は、コロナ問題対策として、時間帯を3つに分け、午前の時間帯でU7~U13のカテゴリー、昼の時間帯でU16~U19のカテゴリー、夕方の時間帯で一般~シニアのカテゴリー、それぞれを完結させるというかたちで行われたが、実は、他の武道・格闘技の市民向けトーナメント大会の多くは、コロナ問題が起こる前から、同様の形式で行われている。それは、主催者側が“運営者は手間の増大を厭わず、選手の拘束時間を短くすべし”という、アマチュア競技者への配慮から定着させたシステムである。今回の大会をきっかけに、空道においても、コロナ問題収束後も、こういった運営形式が定着すれば、より大会エントリー者が増え、競技普及に繋がるのではないか、と思った。
大道塾御茶ノ水支部 支部長 朝岡秀樹
一般空道ルール軽量の部・決勝。佐々木(左)vs寺阪。佐々木が本戦旗判定5-0で勝利
一般空道ルール軽量の部・準決勝。寺阪(左)vs小松。寺阪が本戦旗判定5-0で勝利
午前の部の入賞者。
昼の部の入賞者。
夕方の部の入賞者。






