大道塾｜遠征レポート

速報第２弾

その後、７時に朝食をとり８時３０分から３０分ほど仮眠。９時にネイル(NeliじゃなくNeilだった)と支部認可について話す。イギリスは今４人ほど支部長候補がいるがみな「帯に短し襷に何とか」で、空道は大好きだが他に仕事を持っていて掛ける時間が限られてたり、国内全体に広げるより地元志向が強かったりして一人に絞り込めないから、普及間もないロシアみたいに各々審査権を与えて独立的に運営させて、暫らくしてから決めるか共同運営させるかするようだろう。

それから車で１０分ほどの会場に移動。どうしても第1回セミナーの印象があるから、ウインザー地方のスポーツ新聞の一面に載った記事を見せながら「５０人だ６０人だ」と言っても半信半疑だったが笑、会場に着いたなら地元のアナスの弟子のほかに、ネイルの弟子が１０人位、ロンドンのリーと弟子３人、イタリアのリッチと他二人、ハンガリーのコンティと弟子、リトアニアから移住したロバートと奥さん。更には当てにしてなかったスペインのデイビットと弟子等々多士済々。合計５ヶ国７０～８０人近くの白黒黄色の様々な人種（差別表現か？）が、会場にぎっしりと並んでいる！！！アナスは「塾長どうですか！！」と鼻高々。確かに今までで最も充実した感じがするので「頑張ったな、立派立派」と言ったならあの人懐っこい顔で「でしょう？あのバナーはどうですか」と俺と対象に自分の顔を配した横断幕を指さして胸を張る。「お前―少しは自分の顔を小さくするとか遠慮しろよ！あれじゃー俺と同格じゃねーかー」とからかうと「次はそうします」等と軽くいなす。

五十嵐支部長も｢昨日のエジプト(タンタ)はなんか途上国を訪ねたボランティア団体が、（前回の芝生とは違って一応埃だらけのジョイントマットは敷いてあったが笑）日本文化の良さを知ってもらおうと小物を配ったりしたチャリティキャンペーンみたいでしたが（約束した航空運賃の一部も「予定外の出費があったから」などとスズメの涙程度しか払わない！！）、今回は何か本当の海外セミナーという感じがしますね｣とその落差にちょっと戸惑ってる様子（人生は色々あるんだよ）　爆。

少し遅れて１１時２０分から、セミナー開始。黒帯が１０数人、茶帯も同じ位いるので、昨日の基本的な攻防のセミナーと違ってレベルを高くして空道的な攻防を加えて２時間ミッチリ。その後、昇級審査まではできないので支部審査を勧め１２人の昇段審査のみに絞った。しかしそれにしても、五十嵐支部長と二人では手分けしても規定通りでは到底終わらないので（合計１００回くらいになる）７割ほどに減らして連続組手を２時間ほどで何とかこなした、フー！
。１２人中、昇段が７人で２級から１級が３人、保留が２人という結果でまあまああの審査内容だっただろう。感動したのは５０歳のイタリアのリッチが伝統派６段を捨てて初めて大道塾の審査を受けた時は、１m90超の大きな体格のくせに、一発パンチが顔面に入っただけで横を向いて「息が苦しい！！」などとマスクを勝手に外して大騒ぎをしたが、今回は、パンチを巧みなスウェーバックで見切ってカウンターを返したり、寝技でも締めて一本奪うなど、大きな変化を見せてくれ、実力で参段に昇段してくれたことだった。こういう根性物語は、昔は日本人の得意だったのだが、最近では空道に賭ける外国人に教えらる事が多くなった・・・・。

それから恒例の記念写真の撮影会が１時間ほど続いて部屋に帰ったのが、４：４５。それにしても１１：００から１６：００まで途中３０分ほどの休憩を挟んだだけで５時間近くを動き回ってると脛まで覆う医療用の脛膝サポーターをしているとは言ってもさすがに膝に痛みが出てくる。ましてや使うだけで、エアロバイクや二ーエクステンションと言った筋肉を溜める(戻す)練習をしてないから、それだけでも３日もしないと痛むのだが、 (♪～国を出てから・・・じゃないが) 今日で５日間もそういう運動をしてないから当然だ。
実は前日のホテルにはバスタブがなく練習後のマッサージができず、持病の足腰に絶対に悪いので近くの宿に変えさせた。だから部屋に入ってすぐにバスタブに入り昨日の分まで入念にマッサージをする。やっと温まって風呂から出てさあ着替えるかとなったが、前のホテルからバッグを運んでくるはずのアナスが中々来ない。その内インターネットの料金を払ったのは五十嵐支部長の部屋らしく、バスタオルのまま向かいの部屋と使ったタオルや脚拭きマットなどを持って往復。両隣りに誰もいなかったから良いが汗だった。見せられた格好ではない。

やっと荷物が届いて落ち着いたところで、打ち上げまでまだ２時間ほどあるからメールチェックやこのレポートを書こうするが今度はインターネットにつながらない！！！ここは「I BAHNというMade in Chinaのネットにつながっておりinternet exploreをクリックするとI BAHNのページが出るので部屋番号だけを入れれば良い」というものだったが全然出てこない。中国の陰謀かと思ったが笑、空道がそこまでマークされてるとはさすがの私でも思わないので（でもロシアや中国とのメールなどは全部チェックされてるのは周知の事実らしい怖）フロントに電話して説明するが「簡単に繋がるはずだ」、「そんなこと言ったって繋がんねーんだよ！」と押し問答すること約１０回！！！　もう少しで受話機が壊れる寸前にやっとメカニックが来たがやはり繋がらない。こんなことで２時間無駄にしてそのまま打ち上げに突入！！

こんな時は大変な展開になるのだが笑、何せムスリムの打ち上げだから主催者グループは全く飲まない。自然にリッチやネイリ、ロバートら不良グループ笑で固まって空道談義。それじゃあー悪いと最後の方にそっちのテーブルに移って話込んだが、何と、まだ明日の組合せも決まってない！！！　無差別ではないが大きく３つ位に分けるというが、「それではクラスに偏りが出るからと出場者を３等分してやったらどうだ」といったなら「Good Idia！」って、お前・・・・。

その内ノッテきたのでカラオケに行こうと有志（ネイリ、ロバートとほんの一部でだが笑）一同でアナスに探してもらったが、潰れてないとのこと（「本当かぁー？」とこの頃はかなりエンジンが全開）しょうがないのでバーのある我々のホテルに集まってからまた１時間ほどやったがカラオケがないのでは新たな展望が開けない笑。結局、料理もラストオーダーだという１１：００頃にお開き。

部屋に帰って１２：００ころに寝て３：３０起床。「どうせメールは駄目だろうからレポートでも書いておいて今日ロンドンに戻ってから直ぐ送れるようにするか」と何気なく(未練たらしく) Internet Explorerをクリックしたなら、何と今度は造作もなく繋がった！！！「繋がらないから料金を払い戻して貰え」とアナスに言ってキャンセルしたはずなのに・・・・・どうなってるんだ？？？防諜(？)していたネット班も昨日書きかけのレポートが面白かったから続きを読むために繋いだのか・なんて妄想がひどくなってきたので今日はここまで。また朝飯に行ってくる笑
この続きは試合結果を含めてロンドンで送るつもりだが、さて。　

エジプト・イギリス遠征レポート

速報第２弾