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さて昼食が終わって、事務局長、由美子さん、トーマスの三人は遅れてやってくる塾長と高橋師範を出迎えに空港へ。
私と小川、佐藤両支部長はこのまま、この辺でブラブラと観光&お買い物。しかし結構暑いですね。日本ほど湿度はないとはいえ、今日の気温は32度だとか。やっぱり暑いです。(-o-;)
来る前は、ドイツというと結構「寒い国」のイメージがあったんですがねぇ、、、。実際、緯度を調べてみると、ドイツの南端近いミュンヘンが日本の北端=稚内くらいなんですが、なのに何なんでしょ、この暑さは?別の機会に、タクシーの運ちゃんに「この天気ってas usual?」と聞いたら返事は「as usual」ではなく「abnormal」(シャレか?:笑)。通常なら26〜7度くらいだとのこと(だからエアコンがなくても当たり前)。世界中、温暖化で異常気象なんですね。
脱水症状にならないように、途中見つけた酒屋さんでミネラルウォーターを購入。多分ドイツ国内のメーカーだと思うけど、聞いたことのないメーカーのやつが1リットルで1ユーロ(約¥113)。ちなみに「エビアン」や「ボルビック」等の外国有名ブランドのものだと1リットルで1.5ユーロでした。物価は日本と同じくらいかな???
ガラリアというデパートに入って土産物を物色。運良くファンシーグッズ売り場で、娘達にピッタリのお土産をゲットできました。
むさくるしい男がファンシーグッズを物色中の図。
となりの女の子が「何、こいつ?」という顔で見ています。
カードで購入する際に「円とユーロとどちらで払う?」と聞かれ、「何言ってんの?ここはドイツだからユーロに決まってんじゃん。円で払うなんてできないでしょ?」と思って「ユーロ」と答えたんですが、後になってそれは(おそらく)「今回の支払い金額を円建てで確定するか、ユーロ建てで確定するか?」って意味だったことに気が付きました。これまで海外でカード使った際に、そんなの聞かれたことがなかった気がするんですけど、ただ私が忘れてしまっただけかなぁ?何にせよ、もしその意味だったら、カードの実際の引き落としには1〜2ヶ月掛かりますが、今は円高ユーロ安なんで、逆に引き落としのその時期には(今よりは)円安ユーロ高の方向に動いている可能性が高そうです。となれば「円」を選んだほうが良かったのかも。ちょっと失敗だったかな?でも、もし仮にあそこで円を選んでいたらどうなったんだろ?店の方としては15ユーロで売ったつもりのものが、二ヵ月後の入金時に円安で14ユーロの売上にしかならなくても、それで問題ないんだろうか?利益が減るのももちろんだし、経理帳簿の処理も何か大変そうだけどなぁ。(-_-;)ウーム
夜。ルフトハンザの成田→フランクフルト直行便で先ほど来られた塾長、高橋師範と合流し、また昼とは別のレストランで乾杯です。
更に遅れて、遠くドバイからこのセミナー&交流試合に、昇段審査受験を兼ねてエントリーしてきた今松さんも合流です。このお店、地下にあるんですが、ワイン倉を改装して作られたとかで、レンガ造りがスゴクいい雰囲気を出しています。明日からまた工事で長期休業に入るのだとか。そのせいか、意外に私達の他にはあんまり客が入っていません。でもそれも何か貸切気分でいいですね。(^^)
その数少ない私達以外のお客さんの中に、マサトさんという日本人の方が。
マサトさんは客船に付属しているフィットネスクラブの契約インストラクターとして世界中の国々を回っているのだとか。契約はそれぞれの航海毎に結ばれるので、今は次回の航海までの3ヶ月程の間、長期休暇として普段行けない内陸の町を旅してみようとして、ここフランクフルトに来ていたんだそうです。
マサトさんは様々な国を巡り、様々な国の人と出会っているので、なかなか興味深い話が聞けました。
マサトさんは船上のパーティーなどでも絶対に「Cheers」や「Toast」とは言わないで「Kanpai」で押し通すそうです。また出合った際の挨拶も「Hi」でなくて「Osu」だとか。最初の頃は相手も「?」という感じでいても、繰り返しているうちに、マサトさんに会った時には、向こうから笑顔で「Kanpai」や「Osu」と言ってくるようになるのだとか。やっぱり自分のアイデンティティを誇りに思い、自己主張をするっていうのは重要なんですね。
そしてもう一つ、その日本人のアイデンティティ、根幹っていうのは、やっぱり「サムライ」であり「武道」なんだなぁと。野球のWBCにしろ、サッカーのW杯にしろ、ニックネームは「サムライジャパン」であり「サムライブルー」なんです。今回出合ったマサトさんも武道はやったことはないそうですが(でもボクシングはやっていたとのこと)、それでもやっぱり海外での自己主張は「押忍」な訳です。このレポートを読んでくれている皆さん!「武道」というのはかけがえのない日本の財産です。このかけがえのない日本の財産を後世に残していくために、共に頑張りましょう。(^^)/
いい加減、飲み食いしたところで、外へ。現在午後9:40。にも関わらず、外の明るさは日本の夕暮れ時って感じです。スゴイなぁ。むか〜し昔、中学生の時でしょうか?初めて欧米の「サマータイム」という習慣を聞いたときに、「随分変な、面倒くさいことをするんだな。そんなことしていったい何の意味があるんだろ?」と思ったものですが、実際に自分でこうやってヨーロッパを体験してみると、よく分かります。こんなに日が長いのなら「さっさと仕事を終わりにさせて外に遊びに行こう」という気にやっぱりなりますよ。何か人生を二倍楽しめる感じがして、とても羨ましいです。
そのままブラブラと街を散策し、マイン川(※ライン川ではないです、念のため。マイン川はライン川に繋がる支流の一つ)のふもとで飲みなおし。川沿いならばちょっと涼しいかと思ったけれど、風もなく、やっぱ暑いまま。お開きは11:00くらいだったでしょうか?タクシーに乗ってホテルへ。
先に書いたとおりドイツのほとんどの建物には冷房は入っていません。トラディショナルスタイルのこのホテルもご多聞にもれず、ノーエアコン。ですからホテルに帰っても暑いままですが、それでもフランクフルトの街中よりは田舎の分、「ムアッ」とした感じは薄れている気がします。
おしゃれなガラスに囲まれたシャワールーム(※ここは「おとぎの国」。決してビニールのカーテンの付いた無粋なユニットバスなんかではありません(^o^))で汗を流し、これもおとぎの国らしいふかふかのベッドと枕に「もっと硬いほうが好きだなぁ」と思いつつ、窓を開け放して就寝。おやすみなさい。