キプロスと聞いて何を思うか?私と同じ年代なら中学時代である1964年(東京オリンピックの年だ)に始まった「キプロス紛争」(ウィキペディア記事)だろう。地中海の要衝(要かなめとなる土地)である為にギリシャとトルコとのキプロス争奪戦が紀元前から延々と続いてきた島である。そう思うと二の足を踏むが、一応ネットで今は小康状態だとの情報を得ていたし、再来年の「第4回空道世界選手権大会」に出場を希望する国を見捨ててはおけないと、「火中の栗」でもとか「虎穴に入らずんば〜」等とチョッと悲壮な覚悟で行ったのだが、呆気に取られる程に全くそういう雰囲気はなかった。逆にラルナカ空港からセミナ開催のパフォス市までは、風光明媚な海岸線で、正に「絵はがきに出るような」と言って良いようなものだったし、気候は温暖、食べ物は旨く(ワインも素晴らしかった!!)、人は皆の〜んびりしていて平和で長閑(のどか)な国だった!!セミナー参加者もみんな温厚で、それでいてだらしなくなく(普通これだけ環境に恵まれていると人は良く言えばノンビリ、悪く言えばだらしなくなるものだが、そう言った歴史が「治にいて乱を忘れない」国民性を形作っているのだろう)色んな面でも今までのセミナーの中でも相当上位に入るほどだった。(最近「自分が行くセミナーはいつも夕飯にケンタッキーだったりと酷いのばっかりですね〜」と嘆く支部長の話を聞いたばっかりだから、何か申し訳ない気がするほどだった。済まん、こればかりは行ってみないと分からない泣。次にはより良い所だろうという予想ができる時に声を掛けるから・…。)その他については同行者が詳しく書いてくれると思うので、取り急ぎの帰国報告まで。
自分で撮った写真を一つだけ載せるが、ギリシャ神話最高の美神、アフロディーテ(ローマ名はウェヌス、英語名はヴィーナス)が海から上がって来た場所、ぺトラ・トゥ・ロミュー(参考:動画サイト内のぺトラ・トゥ・ロミュー紹介 ※音がでます)だがこれよりネットで見つけたこの写真の方が良いだろう。兎に角この絵以上に素晴らしかった。
更新日2012.10.25