バナー

第1回空道パンナムカップ参加者レポート

日進支部 伊藤 新太

押忍、日進支部の伊藤新太です。10月29日から11月5日にかけてチリ遠征「第1回空道パンナムカップ」に同行させて頂きましたのでご報告致します。

出発

成田空港で塾長、事務局長、高橋師範、朝岡支部長、天骨(多田) 先輩と合流しチリの首都サンチャゴへ向かいました。サンチャゴへ到着するとラファエル支部長とチリの塾生達が出迎えをして下さり、ホテルへ移動しました。この時点で自宅の愛知をでてから約2日ほど経過していました。じっとしている事が苦手な自分にはロングフライトはとても苦痛でした。

ホテルへ到着後、自由時間でしたが時差ボケで寝ているとすぐ夕食の時間になりました。購入しようと思っていた水を買う事ができずにいたところ、朝岡支部長の計らいで「選手だから」と水を購入して下さっていました。とても助かりました、ありがとうございました。

セミナー

セミナーが開催されたのは、到着後の翌日です。昨年の韓国遠征に同行させて頂いた時にも感じましたが、海外の方が同じ道着を着て稽古している姿に感動します。とても真剣な目でセミナーを受けている塾生が多いです。

セミナーは高橋師範と基本稽古の確認を担当させて頂きました。高橋師範はセミナーのためにスペイン語を勉強されていたそうでスペイン語で指導されていました。遠征に対する姿勢として見習わなければいけないと感じました。自分は英語がまったく話す事ができないので海外の人とコミュニケーションをとる事ができません。先輩方が海外の塾生達と英語でコミュニケーションをとられている姿に自分も簡単な会話ができる程度の語学力は身につけておいた方が、より濃い内容の遠征になると感じたので少し勉強しようと思いました。また逆に、海外の塾生も武道をやっているのなら挨拶くらいは日本語を覚えてもいいんじゃないか、と思いましたが語学力のない自分には伝える事ができませんでした。

試合

結果は初戦敗退です。自分が戦った相手は決して強い外国人と言える相手ではなかったのですがそれ以上に自分の方が弱かったです。今後、稽古量と内容を考えないと話にならないと思いました。外国人は力が強い事はしっていましたし、無差別で体力指数差が大きく離れている相手と比べれば同じ階級なのでそれほど力の差は感じませんでした。日本人と1番違うのはガンガン前に来て打ち合う選手がほとんどで、立ち組みでの殴り合いになる展開が多いです。なので、自分の距離を潰されない練習と潰された時の立ち組みの攻防、殴り合いに打ち負けない体作りが大切だと思いました。

今回の試合は、力の強い相手との立ち組みの攻防が多く、スタミナを削られ、すぐ息があがってしまい体が思うように動かなくなりました。筋力と筋力を持続させるための持久力が今の自分にはより必要だと感じました。母校の豊田大谷高校空道部では、肉体的にも精進的にもきついサーキットトレーニングをよく取り入れているので大谷高校での稽古量を増やしていこうと思います。

自分の高校時代、高校生は極真ルールだったので極真ルールの試合をしていました。技術がなく今よりもさらに下手くそだったのでなにも考えず、ひたすら前にでて打ち合いをしていました。前にでて打ち合うだけではだめですが、その時のような気持ちも大切だと思いました。打ち合いで怖いのはダメージよりも効いてないパンチで効果を取られる事と近距離から組まれて寝技の展開になる事が嫌なので、寝技をもう少し稽古して思いきり踏み込めるようになれば打撃の展開も変わると思うので対策していきます。

最後に

他にも道中にいろいろな出来事がありましたが選手なのでセミナーと試合の事を中心に書かさせて頂きました。今回の遠征でお世話になった、塾長、事務局、高橋師範、朝岡支部長、天骨さん、ラファエル支部長、海外の塾生、関係者の方々ありがとうございました。押忍

このページのトップへ