打・投・極を網羅した総合武道、空道の歴史は、仙台市にあるこの東北本部から始まりました。設立から5年後、1986年に総本部が東京に移ってからも空道発祥の地である宮城県をはじめ、東北六県を管轄する本部道場として大きな役割を担っています。数ある大道塾の道場の中でも最も歴史と伝統のある道場といえるでしょう。
私はロシアで様々な格闘技を経験してきましたが、より総合的で、実践的な技を求めて大道塾に入門しました。入門後、大道塾の発祥地で修行したいという意志が日に日に強まるなか、好機にも恵まれ、日本に渡り東北本部の内弟子となることが出来ました。
日本に来た頃には、単に強くなりたくて力ばかりを求めていましたが、修業を通して体と心を鍛えるうちに、日本の武道文化を理解し始めました。
人によって目標はそれぞれですが、大事なことは結果を追いかけることではなく、日々修行を続けることで、結果はそれに付いてくる物だと分りました。
私の修行の結果は、目に見える大会の成績という形ではもちろん、日常の生活でどんなストレスや苦労にも耐えられる力として、目に見えないところでも表れてきています。武道の修行には終わりはありません。これからも修行をこつこつと続けてゆきたいと思います。
■大会実績
全日本大会軽重量級11回優勝
98’無差別大会優勝
第1回、第3回世界大会-250級準優勝
第4回世界大会-250級4位
大道塾東北本部では、空道暦も年齢も違う多くの塾生がそれぞれの目標に向かって共に稽古をしています。道場は2階建てで、ウェイトトレーニング設備やサンドバッグなども充実しています。定時稽古前後に自主トレーニングをすることも可能なので、“やる気と体力があればいくらでも練習ができる”環境が整っています。