押忍、江東支部、佐藤舞です。今回、息子と一緒に参加申込みをさせて頂きました。参加者多数の為、少年部の参加は中止となりましたが、私自身は審査受験もあり、一度行くと決めた事なので一人でも行こうと参加させて頂きました。しかし、4年に一度の全国合同サマーキャンプという事で、サマーキャンプ初参加の私に、付いていけるのか心配でした。また、学生時代以来の何十年振りとなる、こんなに大人数の合宿に不安と楽しみと、何だか不思議な気持ちと色々な思いを抱えて自宅を出発しました。
宿に到着し、稽古まで少し時間がありましたので、同じ部屋の女子部の先輩方とお話をして少しリラックス出来ました。その後、バスで宿から体育館までの移動の際にも他支部の先輩方とお話しながら向かいました。体育館に到着して稽古が始まり、あまりの人数と熱気、何より全国各支部の支部長先生方の存在感に圧倒され、凄い所に来てしまったと思いました。350人による迫力ある基本稽古でしたが、声は誰よりも出すぞという気持ちでやりました。その後、審査組は移動稽古・受け身・打ち込みを見て頂き、支部長先生にご指導頂きながら初日の審査は終了しました。残りの時間は女子部の先輩方とマススパーをやりましたが、空道歴の長い方、大会出場している方ばかりで、やはり構えから違い迫力がありました。夕食後、部屋では女子トークで盛り上がりました。初めてお会いする方ばかりでしたが、空道という共通点があるので、年齢を越えて皆様ととても楽しい時間を過ごさせて頂きました。
二日目は、寝技・関節技・絞め技を見て頂いた後に組手の審査でした。締め技の際には塾長直々にご指導頂き、驚きと緊張でした。合宿前からどなたと組手をやるのかと不安でしたが、女子部の昇段審査の相手をやらせて頂く事になりました。思いもよらない展開に緊張している暇もなく、やるしかないと挑みましたが、立技では何も出来ず終始圧倒されてしまいました。こんなに何も出来ずやられっぱなしの経験は初めてでしたので、悔しいのと唖然としてしまったのと、自分の気持ちを整理するのに必死でした。1分おいて組技でしたが、これ以上やられっぱなしは嫌だと思い、少しでも攻撃をするぞと挑みました。最後の寝技は、合宿直前の稽古で教わった事を思い出しながら負けないぞと挑みました。とにかく無我夢中でやった合計3分でしたが、普段の稽古で教わっている事の何割の事が出来ただろうと、悔しさで一杯でした。そう思うと、大会で試合に出ている先輩方や、息子を始め子供達は凄いなと改めて感じました。
合宿を終えて、今まで目的や目標を持ったつもりでいたという事を痛感致しました。これから空道を続けていくにあたり、今までのような志しではいけないと感じました。そのような気持ちになれたのも、今回のサマーキャンプに参加させて頂き、このタイミングで審査を受けさせて頂いたからです。一人では感じる事が出来ない体験をさせて頂き、皆様に感謝致します。有難うございました。この経験を今後に活かし、息子達に少しでも伝える事が出来る様、これからも頑張ろうと思います。押忍。
2013.8.26更新