サマーキャンプレポート森直樹(横須賀湘南支部長)

一昨年に続き、合宿に参加させていただきました。
今回は支部から私を含め7名で参加。
暑い中、またお盆の期間中でありながらも、多くの塾生が参加されたことは一つの思い出として、また、相互の交流としても意義のあるものであったと思います。

私は今回の指導者メンバーの一人に選ばれておりましたが、長田師範の論理的な深みのある指導を拝見している間に、稽古時間が終了してしまい、指導に協力する時間がとれませんでした。
その為、審査会全体を見ての所感を簡単に述べさせていただきます。

多くの稽古生が集まった今回の合宿。少年部や中学部の申込者をキャンセルしても、これだけの人数が集まった今回の合宿です。全体としてとてもまとまりのある稽古指導は行えていたと思いますが、参加者の皆さんには、より満足して今回の合宿を終えていただき、次回の合宿へつなげていけるようにしていただきたかったという思いが残ります。
合宿での審査受験者は、合宿における合同稽古には参加できなかったのが残念でした。2日間、それぞれ半日ずつの稽古になりますので、審査会は合宿の日程の中に入れないほうが良いのではないかと思いました。
ぜひ審査受験者も、全国から集まった皆さんとの交流としての稽古に参加していただきたかったです。

稽古におけるクラス分けは、より細分化させた稽古を希望します。指導者もより多く配置し、稽古メニューも、余裕を持って、事前に決めておくほうが、指導者の方々もよりよい指導が出来ると思います。
技術指導は、ひとクラスにつき多くても20名から30名以下の人数が良いのではないかと思います。
帯の色や年齢、組手スタイルや本人が学びたい内容など、比較的タイプの近いメンバー同士でグループになって稽古を行うことで、稽古生同士の親近感も生まれ、良い交流に繋がってくるのではないかと思います。
また、打撃と投技、そして寝技の指導を別々に学ぶのではなく、一人の指導者からまとめて学びたい、または、まとめて指導したいと言うのが指導者としての私の希望でもあります。
打撃を主体とした競技者はそれを柱としての組技に対する技術があり、投げや寝技を主体とする競技者は、そのそれぞれの得意分野を柱とした技術のまとまりがあると思います。
また、北斗旗のトップの成績を残していない指導者であっても、長い指導経験のなかで実績をあげられている方の指導も見てみたい、または受けてみたいと思う塾生も多いと思います。
今年はこの指導者から、そして来年はこの指導者から学ぶ、といった毎年の変化があれば、より合宿への参加意欲が湧いて来るのではないかと思います。
大道塾は総合武道ですので、一つの完成形を柱として、こうした機会を利用して、集中的に一人ひとりの指導者から学び、その精神を通しての技術体系を学んでいただきたいと思います。

今回合宿に参加させていただき、私自身としてはとても為になりました。
東塾長には心より感謝しております。
また、今合宿に参加されて全国の稽古生の皆さまにも心より感謝いたします。

2013.9.26更新

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