インド遠征 > 加藤久輝
インド遠征レポート
押忍!
安城同好会の加藤久輝です。ロシアのWCは残念な結果で終わってしまいましたが、私が立てていた計画通りに、愛知に戻って練習を続けながら仕事を探そうと思っていたところ、愛知に帰る前日に塾長に呼ばれ、三日後にインドで審判は出来るかと聞かれました。
インドに行く事は可能だけど審判は・・・と思いながら塾長、黒木先輩、内田さんと成田空港から出発をしました。初めて選手としてではなく遠征に行きましたので気持ちは楽でした。それにシンガポール航空に乗るのも楽しみでした。(影の声「シンガポール航空はサービスが良い」、「美人が多い」と有名」)
10時間を掛けてシンガポール経由でインドのチェンナイ空港に着きました。(シンガポール航空は評判通りサービスが良かったです)
空港を出ますと、極寒のロシアの後にこの南の暑さは快適でした(-30度から+30度。その差60度!!)。そして人ごみの中、空道の出迎えの旗か横断幕看板を探してもありません!去年から恵まれていた状況で遠征に参加させて頂いていましたし、しかも伝説のエジプト遠征(※五十嵐支部長のエジプト遠征レポート)も聞いていましたので、そろそろ私もこういう遠征の経験になるのではないかと思い、今回は何があっ てもおかしくないと覚悟していました。
結局、「渋滞に巻き込まれ」と言いながらインドのゴータム支部長が30分遅れて来ました。
荷物を車の屋根上に積んで、夜の11時に南東インドのタミールナドゥー州のティルヴァンナマレー市へ向け、更に移動しました。
ホテルに着き、すぐ部屋に入りました。黒木先輩と内田さんと同じ部屋でした。
次の日の午後から大会の初日でした。市民会館の様なキレイな所で開幕され、大勢の町の人が集まっていました。試合の数を考えると二日間を掛けて大会を開く必要がないと思っていましたが、スタートは午後の5時からで、開会式だけは1時間30も掛かりましたので正解だったかも知れません。
審判は「日本人だけでした方が、権威があるからお願いします」ということで、黒木先輩が主審、内田さんと自分の三審制で行いました。微妙な判断をとると先輩はすぐ顔に出すので分かり易かったですし、審判初体験の私には良い勉強になりました。選手としても学ぶポイントは沢山ありました。
二日目は副審をしてから選手に切り替え、各階級の優勝者とすぐ試合に出た内田さんは凄いと感心しました。州の偉い方々も来ていましたから空道の色んな可能性を見せたい塾長の気持も勿論分かりますが、グラウンドで腕十字が決まりそうなのに塾長からの“打撃”の一言でプレシャーを放し、30秒を待った内田さんが面白かったです。
大会が終わってホテルに戻り、打ち上げパーティがありました。パーティと言っても、食べ物は朝と昼と同じ物でしたが美味しかったので嫌では無かったです。ただ土地柄のせいかアルコールが出ないのが辛かったです。(アル中?)
問題は眠いのは我々だけではなかった事です。車の運転手までもが眠気に襲われ逆車線に走ったり、或いは狭い坂道のカーブで車を追越したりしていたので、この5時間の移動は身の縮む思いがしてすごく長く感じました。(聖クリストファー有難う!)
参加した選手達、インド支部長、スリランカ支部長にしつこく頼まれ、塾長がしらふで(飲まないで!!)、しかもアカペラで「マイウエー」を歌ったのには、本当に驚きました。
塾長、黒木先輩、内田さんお疲れ様でした!
押忍。
加藤久輝(安城同好会)