8月4日、5日の2日間の日程で、大道塾関東地区サマーキャンプが、総勢250余名の参加者を数える大所帯となり開催されました。 私は、2回目の参加でしたが、サマーキャンプには独特の雰囲気があります。特に今年は、多くの少年部も参加し、また『ワールドゲームズへの参加正式決定!』という大きなニュースも華を添え、昨年よりも参加者の気合いが増しているのがビンビン伝わって来るほどでした。
初日の稽古は、昨年同様4班に分かれて整列し、準備運動、基本稽古へと進んでいきました。稽古が進むにつれ広い武道場が、どんどん熱を帯びていくのを感じました。
基本稽古が終わると、始めの4班から、更に基本組と応用組という、個人の能力や希望に沿った形での稽古(講座)体制へ移行していきました。ホントにこの体制は、ありがたいです。ここは、本やビデオ映像、試合会場でしか見る事が出来ない、例えるならば『雲の上の人』の様な存在の大先輩方から直々にご指導を賜る場です・・・日々の稽古も凄い先輩たちからご指導頂いています。念のため・・・それだけに参加者の目は鋭く輝き、一瞬たりとも見逃すまいとする姿勢に満ち溢れていました。
しかし残念なことに、そんな素敵な時間はあっという間に過ぎてしまいます。でも、それは高度に集中力が高まっている証です。このような素敵なひと時に後ろ髪を引かれつつ、初日最後のメニューである、打撃系のマススパー×10Rに突入しました。
この様な充実した数時間をあっという間に過ごし、初日の稽古は終了しました。
2日目は、恒例の早朝ランニングから始まり、朝食を挟んで、稽古に突入です。流れ的には初日と変わりませんが、私の所属する班の講座が打撃系に変わり、スパーが寝技に変わりました。ここでも初日同様の参加者の熱視線を感じる事が出来ました。ただ、私はと言うと、初日に捻ってしまった箇所の影響で足が上がらず、基本稽古途中でリタイヤすることとなり、この熱き流れから離れる羽目になってしまいました。そのため、審査会スパーのご指名を頂いたにも関わらず、ご協力出来ず、本当に申し訳ありませんでした。
この2日目で印象深かったのは、審査会が進む中でも武道場のあちこちで、北斗旗出場者や全日本クラスの方々が中心に集まり、技の確認やスパーが行われていたことです。普段では見る事が出来ない、とても豪華な顔ぶれで「これぞ合宿!」という光景でした。
あっという間の2日間でしたが、他には代え難い貴重な時間を過ごすことが出来ました。「空道の基本を受け継ぐ」稽古中に仰った、この東塾長の言葉を胸に刻み、そして自分のレベルで何が出来るかを問いかけながら、このレポートを締め括らせて頂きたいと思います。ありがとうございました。
鈴木久幸(横浜北支部)
更新日2012.8.11